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虚無世界  作者: 天神
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災害

「結論から言うとこの世界は滅びるわ」

あれ?俺の聞き間違いか?なんかまた凄い言ってたぞ。

「え~と委員長今何て言ったの?ちょっとよく聞こえなかったんだけど…」

「だから世界は滅びるわよ。」

またやっぱり聞き間違いじゃなかった。てか委員長さっきからキャラ変わってないか?

「まさか委員長そんなご冗談を」

「冗談じゃないわ、地球は滅びます。まあリセットって言った方が良いわね。」

滅びるとリセット、そんなに意味は変わらないような…。

「今起きている現象、それは地球のあるものは次々に消えてなくなる。もうそれはわかってると思うけど正式には無かったことになる。それは大小かまわず訪れる。人でもものでも変わらない。」

「無かったことになるってもしかして…」

ここまで言われてばさすがの俺にもわかった。無かったことになるということは最初からそこにいなかったことと同じだ。クラスのみんなが俺のことを忘れていたのでは俺の存在がなくなったからみんな俺のことを知らなかったのだ。

「じゃあクラスの半数が消えたのもその現象に巻き込まれていなくなったってこと?」

「そう正解」

「この現象はね、最初はごく小さい所から始まったの、けどだんだん影響が大きくなって人も消えるようになった。」

「なんでこんなことに…」

「原因はまだわからないけどこれは台風や地震みたいな災害みたいなものよ。」

そうか災害か…なら諦めがつく。そんなものどうやってもとめられる訳がない。

「あなたなんか諦めがついてる顔だけど災害はとめられないけど予防はできるわよね?」

さらに委員長はそう続けた。

「そこであなたの最初の質問の答えにたどり着くわ」

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