種明かしpart3
「体質…?」
「そう体質。」
体質の種類には乾燥肌とか寒がり暑がりなどのみじかに感じるものや人によってはただの水が飲めないなどさまざまなものがあるがこの現象にはどういう関係があるのかさっぱりわからない。
「まあ体質といってもあなたが思ってる体質ではなくて強いて言えば特異体質ってところね。」
「ちょっとよく分からないけどどうして委員長は俺が特異体質なんてわかったの?俺にそんな覚え全くないのに。」
「場所を変えましょう、ついてきて。」
そういって委員長はどこかに歩いて行った。俺はわけもわからずただついていった。
「ここよ」
そう委員長が指指したのはいつも俺が通学路として使っている道だった。
「ここがいったいどうしたの委員長?」
「なにか思い出さない …?」
「そんなこと言ったって…あれ…?」
そうだ俺はなんでこんなことに気づかなかったんだ…ここはただの道ではない、いや道なんかじゃない、ここは本当は交差点だったのだ。毎朝仕事に行くサラリーマンや通学する学生が信号待ちで賑わってる所だ。毎日毎日今日もここを使ってたのになんで委員長に言われるまで気づくことができなかったんだ!
「まさかこれが俺の特異体質の答え…?」
「そうあなたはこの道をちゃんと交差点だったことを思いだし認識することができた、それが特異体質の特徴よ。」
「だったら委員長が俺が特異体質って気づいたのってまさか…」
「やっと気づいたのね、そうよあなたがハンバーガー屋のナゲットが1つ少ないって言った時よ。」
その答えを聞いて全てを納得した。あの時Gはナゲットは4個だと認識していて5個だったことを忘れていた。そして委員長はそれで特異体質だと気づきあんな態度をとっていたのだ。
「ちなみに今はナゲットどころかハンバーガー屋自体なくなってるけどね、もちろんみんなそんなことも忘れてるけどね。」
なんかすごいことをさらっと委員長言ったな
「普通の人には1度消えたものはもうにどと認識できない、永遠にね。けど特異体質の人にはそれが認識できる。それが回答よ。」
「特異体質のことはよくわかったよ委員長、でも俺はさっきまでクラスのことも交差点のことも認識できなかった。それにそもそもどうしてこんな現象が起こってるの?」
「そんなに質問攻めにしないで、ちゃんと全部話すって最初に言ったじゃない。じゃあ後者から話すわからちゃんと聞いてね。私達の時間は無いようであるし、あるようで無いから。」