種明かし
ここ数日俺の身に起こった事件や不可思議な現象、それを多分委員長が知っている。もうここまで来たんだ、引き下がるわけにはいかない。
「委員長いったいどうなってるんだ!なにが起こってるんだよ!!」
「私ももう隠す気がないから知ってること全部話すわ。ただし後悔しても知らないわよ。」
そう言って委員長は長い髪を風になびかせた。
さあいよいよ長い長い種明かしが始まる。
「まずどこから話そうか、いろんなものが無くなるってニュースやっていたでしょ?」
「うん、やってた。でそれがなにが関係あるの?」
「じゃあ最近そのニュースやってる?」
「そりゃやって…あれ?」
そうだ最近そんなことニュースにも新聞でも載ってなかった。ちょっと前まであんなに大きく報道されていて社会問題にもなってたはずなのに今じゃさっぱりだ。決して拘束されたからその間の出来事全部わかるはずがない。だが昨日帰ってからも今日学校行く前も少しの間だがテレビのニュースをみてたがそんな報道やっていなかった。
「委員長これはいったいどういうことなの…?」
「それは後々わかるわ、じゃあ話は変わるけどY、今日学校行ってみてどうだった?」
「そうだよ、クラスのみんなやGまで俺のことを忘れてるんだよ!クラスの名簿にも俺の名前がないし…」
「それでY、その時クラスの皆は全員いた?もちろん私は抜いて。」
「クラス全員いたかは確認してなかったけど俺達のクラスは出席率がいいし俺も当校時間ギリギリにきたから間違いない。確かに20全員いたよ!」
「…私のクラスは40人よ…。」