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虚無世界  作者: 天神
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真逆

Gは逃げられた、それどころか俺を殺すことだって可能なはずだった。

だってあいつは体力を回復していたからだ。

Gは現象の力を使って傷を治す…無かったことにできる。

大雑把に言うと有を無にすることができる、いわゆるチート能力だ。

だから仮に体力が回復できていなくても特異体質の俺自身は無理だとしても、俺の服やこの刀を消すことを簡単にできたはずた。

そのあとは持ってた拳銃を使って俺を撃てばよかったはずだった。

だけどしなかった。

それどころか傷を治す意外にその力は使わなかった。

その能力は有を無にすることはできる。

だけどその逆、無を有をすることはできない。

だからGは体力を回復することができなく負けを認め俺に殺された。

それが勝因…なわけがない。

そんな身勝手な勝敗の決まりかたがあってたまるか!

無を有にできないから体力は回復できない?そんなのただのはったりだ。

体力なんて少し休めば勝手に回復してくれる、それ以前にふらふらになるほど体力が無くなったんならあの建物からここまで歩いてこれるはずじゃない。

つまりGの体力は回復していた。

まだ俺とやり合うことは十分可能だった。

だけどそれをあいつはしなかった。

あいつは俺をここに誘った時点で殺されることを核心したんだ。

それにほら見ろよ、あいつのこの笑顔を。

凄く満足した表情をしている。

だけど赤い水溜まりの上に立って銀色の刀に写った俺の表情は全く逆の表情をしていた。



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