表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚無世界  作者: 天神
117/136

話の矛盾と本当の話

Gには口出しをするなとは言われているけれどこれだけは言わずには…ツッコまなきゃいけない。だって

「俺の聞いていた話と違う!」

のだ。

今までの話と内容と今聞いた話とは矛盾と矛盾と矛盾しかない。

だけどこの矛盾をGはたった一言で解決しやがった。

「だって敵だった奴に本当のこと言うわけがなじゃん。」

それだけ言ってあとは何もなかったようにまた一人語りを始める。






えっと、どこまで話したっけ?そうだそうだそこからだったな。

つまり俺は委員長とあの建物の中で一緒に暮らそうと思った。

だけどそこで俺は気づいてしまったんだ、委員長がこの事に納得してくれるかどうかと。

答えは簡単、もちろんノーだ。

そんなこと考えなくても分かるよな、委員長じゃなくてもだいたいの人間はノーと答える。

だからといって服従させるためにマイクロチップを埋め込むとあいつらのようなただの人形と同じになってしまう。

だから俺は考えた、どうしたら委員長はマイクロチップを埋め込まず俺に喜んで服従させるかと…。

そしてたくさん悩んで考えついた結果が現象の力を使うことだった。

その方法を思いついた時ちょうどお前が委員長を連れて来てくれた。

これはチャンスだと思ったよ、委員長を連れ出すいいチャンスだと。

そんで思惑通り委員長を誘拐し、お前はしばらくして委員長を連れ戻すためにこっちに乗り込んできた。

その間俺は委員長の頭の中に現象の力を流し混んで余計な記憶や感情を無かったことにして、さらにその力の応用と科学の力で新たな人格を形成し俺に絶対服従をする新しい彼女、お前があそこで見た委員長の完成というわけだ。

あとは世界を滅ぼせば俺の計画は完成!ってところまできたけど最後までお前は邪魔をしてきたな。

これはヤバイと流石に思ったけど、ご覧のように世界は無事無くなった、お前のおかげで。

あの時はああ言ったけど本当は別の方法でやろうと考えていたけど計画は成功した、終わり良ければ全てよしってやつだな。

さあこれで俺の最後の話は終わりだ、長ったらしい話を聞いてくれてありがとな親友。

じゃあそろそろ始めてくれ、俺とお前の最後のおふざけってやつを。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ