尽きない欲望
この計画を考えてた時から決めていたことなんだ。
その一言からGは全ての成り立ちを話始める、と同時にこんなことを俺に頼んできた。
「今から話すことに意見は禁止な、もちろん相づちもいらない。」
俺はなんで?と聞き返すと親友だった時の笑顔でこう返してくる。
「 なんか喋りたくなってきたんた。これで最後だからな。」
とね。
分かったよと俺は1回首を縦にふりあとはGの横顔を静かに見つめてることにしよう。
この計画はさ、俺の怒りの象徴みたいなものなんだよ。なんで俺がこんな目にあわなきゃいけないんだって…。それはお前も思ってるだろ?
だからお前は俺のことを一生許さない、だから今でもそれはいつでも持てる位置に置いてある。
基本的に俺とお前は似た者同士だと思ってる、だけど少し違うのは自分の欲望を抑えきれるかどうかだ。
お前は俺を殺したいという欲望がある、だけどそれを抑えて今ここで冷静に俺の話を聞いてる。
だけど俺は欲望を抑えきれなかった、だからこの計画を発動して世界は何もかも無に返った。
だけどなY?人間の欲望は尽きないんだ。この計画を考えた時俺の中の欲望が新たに芽生えた。何も無くなった世界で委員長と一緒に暮らそうとね。
俺が初めて委員長を見た日から俺は委員長に恋をした。一目惚れってやつだ。それに委員長は俺と同じ得意体質だ、これは運命だと思ったよ、俺と委員長は結ばれるべきなんだとね!
だけどそこに邪魔なやつが出てきた、お前だよY…。
お前のことは昔からしってるしいつまでも仲良くしたいと考えた。だから最初は委員長との仲良くしていてもなんとも思わなかった。
だけどだんだん委員長がお前のことを好意な目で見ているに俺は気づいてしまった。お前はお前 でまんざらでもない感じでいてしかもその好意に気づいてない、俺はそんな目でうらやましいと思ってたけど俺と委員長に得意体質という共通点があった。そんな優越感に浸ってお前を見下していた。
だけど…。
だけどお前の得意体質だった…。それを知った時優越感は殺意に変わった。
だからお前を誘拐して実験台にして同時に死んでもらうことにした。
だけど委員長がお前を助けてそれは叶わなかった。
そこで俺の計画は少し予定変更をした、
最初に言った通りあの施設のだいたいは委員長のためにつくったものだ。
当初の予定では俺の計画が発動した後、俺と委員長はあの施設で暮らすことになっていた。
地球最後の生き残り、アダムとイヴとして。
だけど二人きりだと流石に寂しすぎる、だけど二人の中を邪魔したくない。そんな欲望と欲望が混ざりありお前の知ってる通りマイクロチップを埋め込み俺に逆らわない舞台装置兼兵隊としていさせることにした。
学校のやつらも同じだ、委員長に世界が無くなる前の生活を味わって貰おうと俺が用意した。なにもない世界で暮らすには殺風景過ぎるだろ?だから俺達はあの街で暮らし、学校で今まで通りの日常を凄そうとした、その中にお前はいないけどね…。