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第一章。呪われた男。

今回はカオスです。


いや、これからもカオスです。

一番最初に目を覚ましたのは クラウディ。


「?」


クラウディは 体をむくりと起き上がらせると 首を傾げました。

クリーム色の美味しそうなふかふかのソファの上にいました。間を挟んで

向かい側のソファに 薄い布団をかぶったレイニーが気持ち良さそうに寝て

いました。クラウディは 特に驚く気配はなかった。そのまま、レイニーを

見つめていると、足音が聞こえてきたと同時にいい匂いがした。


「!。目、覚ましたんだ。」


男の人が立っていた。少し驚いた様子だった。

手には、やかんを持っていた。そしてもう片手にはマグカップが3つ。


「服乾くの早いな。」


男の人は、クラウディがいるソファとレイニーがいるソファの間にある机に

やかんと、マグカップをおいた。やかんの下に布が敷いてある。

やかんを再び持ち、マグカップに注ぐ。そしてやかんを元の位置に戻すと

湯気が立つマグカップを クラウディに渡す。


「コーンスープだけど、アレルギーとかじゃなかったらどぞ」


と、男の人は自分のコップに注いで 飲み始める。

クラウディも飲む。熱かったのか クラウディはビクッとする。


「あぁ、ごめんごめん」


男の人は軽く謝る。すると、レイニーも むくりと。

その様子を見たクラウディはレイニーがいるソファに移動して座った。

レイニーは状況がよく分からなかったが、クラウディの様子を見てほっと

する。男の人はレイニーにコンスープをわたす。レイニーは注意深くコップ

を鼻に近くにやり、匂いをかぐ。


「熱いよ。熱いよ。」


クラウディはレイニーに言う。レイニーは美味しい?と訊くとクラウディは

熱くてわかんない。という会話をしていた。


「君等はあそこで何してたの?」


男の人は先程ほどクラウディが居たソファに座って二人にそう尋ねた。

レイニーはコップを下ろすと、


「寝ていたの。」


レイニーは表情一つ崩さずそう答えた。


「なんであんな所で・・・?」


「私達には家がないわ。といえばいいのか。」


「僕らは一つの所に留まっちゃだめなんだってー」


クラウディは足をぶらつかせる。


「家がない?一つの所に留まれない?」


何も知らない男はちんぷんかんぷんだ。


「ごめんなさい。赤の他人には何も教えれないわ。」


レイニーはそういうと、髪を耳にかける。


「そうか・・。ここに住んでもいいんだぞ?」


「住みたいけど、住めないのが状況なの。あなたの命が危なくなっては。」


レイニーはふと 何かを思い出したように、男に問いかける、


「あなたはなぜ、こんな森の中に住んでいるの?」


「俺?俺はだって嫌われているからだよ」


「それは おにーさんの日頃の行いじゃなくて?」


「クラウディ・・・・。」


レイニーは少し怒り気味に言った。


「あ、あうぅ。」


クラウディは肩を首まであげて縮こまる。


「あはは。いいんだよ。それもそうかも知れないな。」


「違うんですか?」


レイニーは少々気になるようだ。


「俺は・・・呪われてんだよ」


男は目を伏せ、コーンスープに映る自分を見た。

レイニーは黙り込み男を見つめたままだった。だが、沈黙にはならなかった

それは、クラウディは空気読まず、足をトトントトンとソファにぶつけて

いた。


「怖いなら逃げてもいいんだぞー?」


男はふざけ笑いしながら言う。


「わー僕らと似てるね!似てるね!でもちょっとちがうかなー?どう?レイニー」


明るい声でクラウディは笑う。


「どうゆうことだ・・・?」


男は、真顔になった。


「じゃー問題!僕らを食べたら、どうゆう言葉になるとおもう??」


男は一瞬その言葉を理解できなかったが、組み替えてわかったようで、


「カニバリズム・・・?」


「はい!ふせいかーい!」


「?!」


「そう!僕らは 人間じゃないんだなーこれが!」


「クラウディ、もういい!喋りすぎだわ!行きましょ!」


力なさげにレイニーは言う。コップを机に置き、立つ。そして歩いて行こうとした時、男がレイニーの腕を掴んだ。レイニーが振り返る。


「俺も、連れて行ってくれ!」


そう言った直後、男の体が小さくなり、身長150cm(小5くらい)の

少年になった。


「あ、え、た、タイムアップたらりーん。。。。えへへー・・・・」


少年はかなり焦っていた。それを見たレイニー、クラウディ。


「でまかと思ってた。」

「おぉ!!」


二人は感想を口々に言う。


「こんなの呪いのうちじゃない。もっとひどいんだ・・・」


目を伏せる少年に、レイニーは片手を、少年の頬にやった。


「独りなの?」


少年は頷く。レイニーは目を閉じ、笑みを浮かべると、頷く。


「行きますか?私の経験上辛いよ?クラウディとあなた二人で行った方が

いいと思うわ。私がいると倍辛いくなる、、、、」


「嫌だ!!!レイニーと離れるくらいなら・・・」


クラウディは叫ぶ。


「私がいると、こんな雨が降ってしまう。」


レイニーは窓を見る。


「全然ok!」


少年は言う。


「そう、邪魔になったらいつでも捨ててね。」


「それは こっちのセリフだ。」


とりあえずソファに座った。位置は同じ位置に三人は座った。


「じゃ、自己紹介。俺は、スカイ。」


と、言う感じで自己紹介し合った。

今日からよろしく程度にあいさつをすると レイニーとクラウディは明日に

いるものを指定して、今日が終わった。



        ―明日から旅人なんだ―


誤字があったらスルーしてください;


閲覧有難うございました!!

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