守銭奴な魔法使い
ガーライン伯爵領の街に入るとエリスとギルトンはゼルシウの紹介状を手に伯爵に会いに城へと向かっていた。城の衛兵に紹介状を見ると伯爵の元へと案内された。その場所まで行くと上等な服を着て口髭を生やした紳士そうな人物がいてエリス達をみると口髭の紳士は衛兵に尋ねた。
「そちらの方々は?」
「はい、伯爵様、国王陛下からの紹介状を手にしていたエリス様とギルトン様です」
「分かった、その紹介状とそちらのお二方を残して下がりなさい」
「ハッ!」
そう言うと衛兵は伯爵に紹介状を渡して一礼して去って行ったゼルシウからの紹介状を見た伯爵は驚いて二人を見て言った。
「ギルトン陛下そしてエリス殿、ようこそこの街においでくださいました、御使い様からの使命とは、、、」
「ガーライン伯よ、ワシらは同じ使命を持った者を探しておる名前はセラーナ・バレンタインという、何か情報は無いかのう?」
「その名は、、、、ギルトン陛下、、、、お言葉ですがその者が御使い様の使命を受けた者とは思えません」
「どういうことですか??」
「エリス殿、その者名は知っています、、このアステル王国では名の知れた冒険者であり魔術師なのですがその女は金の事しか興味がないのです、、、」
「今は何処にいるか知っておるかのう?」
「はい、実は先日この領内の中の一つの採掘場で魔物達が現れて採掘場を閉鎖して討伐を冒険者達に任せようとしていたのですがそこへそのセラーナ・バレンタインが依頼を受ける代わりに多額の報酬を迫って来たのです、無論断りましたが、、、、」
「そうか、、、しかし貴重な採掘場の一つが閉鎖するとワシらドワーフ達にとっても損失は大きくなるのう、ガーライン伯爵よワシらも採掘場の魔物討伐に加わろう、よいかな?エリス嬢?」
「はい、勿論です!ギルトンおじさん」
「ありがとうございます!」
「いやいや、採掘場の場所とその後セラーナ・バレンタインが何処に行ったかは分かるかのう?」
「採掘場はこの街の北です、女魔術師の方は冒険者ギルドになら何か分かるかもしれません、、、、、、」
「そうか、ではワシらは先に街の方へ向かおう、いくかのう、エリス嬢?」
「分かりました、ギルトンおじさん」
「では失礼するぞガーライン伯爵よ、魔物達を倒したらまた顔をだすぞい」
「はい、お二方ともお気をつけて吉報をおまちしております」
伯爵の城を後にしたエリスとギルトンは街の冒険者ギルドへと向かった。




