第十五話 アールヴヘイム
無事に上級職になれた3人だったが
パペッティアとなったフィアは新しい人形が完成するのに
夜まで待つことになった
ニーナとクロエが桟橋で待っていたが
焦っていたフィアは近道を使い人通りの少ない橋の下を通り
そこで、黒衣の男2人に襲われてしまう
腕を切り落とされ川に投げ捨てられたフィアは意識を失う直前に歌声を聴いた。
古びた雑貨店にて双子の少女が両手に花を抱え忙しなく動いていた。
『最後は、ここに飾って…よしっこれでどう?』
少女が両手を広げ見るように促してくる、そこには青い花飾りに濃紺色の髪色の人形がガラスケースに入れられ花一杯に囲まれていた。
『…葬式か?』
花に囲まれ目を瞑る姿は葬式にしか見えなかった。
『違うよっ!!』
朧げな意識の中、楽しそうな話し声でフィアは気が付いた
『そもそも、これで客が欲しがると思う?もっとこう両手でハートを作るみたいなポーズを取るとかさ…』
『あっ待って!』
(ここは…?そうだ、クロエ達は?!)
フィアは痛む身体をなんとか動かし目だけを開けた
『ん…っ』
陽の光がまぶしく慣れるまで見えなかったがしだいに慣れてくるとそこには長い耳を持ったエルフ族の双子がフィアを凝視していた
『うそ…』『まっ魔物!?』
1人は怯え、もう1人は腰にさしてある短剣に手を掛けた
慌てて首を振り敵意が無い事を示した
暫く沈黙が流れたが警戒していた1人がガラスケースに手をかけた
『リネア!危ないよ!』
『大丈夫、魔物じゃ無いみたい』
リネアと呼ばれた少女が扉を開いたフィアはガラスを割らないようゆっくりと降りたが足に力が入らず、その場で膝をついた
『大丈夫ですか?!』
片腕がない事に気が付いたリネアと呼ばれた少女がフィアに肩を貸した
『あっありがとうございます』
『あの…これを!』
それを見ていた、怯えていた少女がポーションを手渡した
『いいのですか?』
少女が頷くとフィアは勢いよく飲み干した
傷は徐々に癒えていった。
…
……
幾つか飲み干すとようやく落ち着いてきた
『ふぅ…あっもう大丈夫ですよ、おかげで助かりました』
フィアは追加のポーションを手で押し返した
呼吸も整い辛そうだった表情も柔らかくなっていた
『良かったぁ、でもお姉ちゃんは…お人形さんなの?』
(ここは冒険者のカードにある通り付喪神と名乗った方が良さそうですね)
『私は付喪神のフィアと言います、冒険者をしています』
『私はリネアと言います、こっちがマヤで2人でこの雑貨店を開いています。』
『まだ子供なのに、偉いですね』
『えへへっ…そうだ、つくもがみってなに?』
疑問を浮かべる2人に簡単に付喪神の説明をした
『凄いっ!お姉ちゃんは神様から祝福を受けたんだね!』
マヤと呼ばれた少女は目を輝かせながら言った
『物に魂が宿る…私達で言う精霊みたい』
精霊がどう言うものなのか聞きたかったが今は我慢した。
『そうだマヤ!傷があるの知ってたでしょ!』
唐突にリネアは指を指してマヤを問い詰めた
『別に隠してたわけじゃ…』
『この花も傷を隠すために用意したんでしょ?』
『うっリュールお姉ちゃんに頼んで直してもらう予定だったから!』
『…ケースにいれて完成って言ってたのに?』
2人の会話が終わるまでフィアは辺りを見渡した
そこには木製の棚に色々な物が売られていた、イースマキナで見る様な金属の部品からシラヌイで見たような茶器やミニサイズの船の模型、ポーションにエーテルに解毒剤…etc何に使うのかもわからない様なものまで売っていた。
『あ…あの、ここは何処ですか?』
フィアの質問に双子は顔を見合わせた
『ここは精霊と妖精、エルフの3種族が暮らす街【アールヴヘイム】です』
(精霊に妖精…初めて聞く名前ですがどんな種族なのでしょうか、それに街と言える程の大きさには見えませんが)
窓の外からは今まで見て来た町と比べれば小さな集落にしか見えなかった
『なんでお姉ちゃんってセイレーンの移動販売船に売られていたの?』
(男達に襲われ川に沈められた、なんてこの子達には絶対に言えませんよね)
『えっと…誤って川に落ちてしまって』
『それは大変だったね、でも良かった冒険者さんで森に入れる人は少ないんだよ』
言葉の意味を理解出来なかったが今は先を急ぐ事にした
あの時フィアを襲った2人組はクロエやニーナのところにも行ったのか心配で気が気ではなかった。
『あの、九頭龍大陸にはどうすれば行けますか?仲間とはぐれてしまって…』
『それならこれを!』
『外の大陸に行きたいのですか?それならリュールさんに頼めば手伝ってくれるかも…』
『本当ですか!』
フィアが立ち上がるとマヤが何かの紙を持ってきた
『その前に!お買い上げありがとうございました!』
そこにはポーション×4と手紙の会計650Gとふぃあと名前が書いてあった
リネアがマヤから紙を奪い取りビリビリにして破り捨てた
『あ"あ"っ!!!』
『困っている人から金を取ろうとするな!しかも借用書みたいにしてるし』
代金を払おうと慌ててポッケを探ったが装飾品や財布などが無くなっている事に気が付いた
『マヤが連れて来た時には何も持っていませんでしたよ、でもリュールさんがいるギルドならお金が無くてもサポートを受けれますので、余裕ができたらで大丈夫ですよ』
『リュールさんはギルドの方だったんですね、お金は必ずお返しします』
『ここを出て右に真っ直ぐ進めばギルドが見えてくるので、そこでリュールさんを呼んでもらえば色々助けになってくれますよ!』
『その手紙をギルドの人に渡せば届けてくれるよ!』
『親切にしてくださり、ありがとうございました!』
泣き止んだマヤと礼儀正しく頭を下げるリネアに礼を告げ雑貨店を出た
『さっきの紙に髪飾りの値段は入って無かったけど、タダであげちゃって良かったの?』
『うん…早く元気になってほしいから』
フィアがお店から出て先ず目にしたのは雲よりも高く聳える巨木だった
店の反対側にあり店内にいたときは見えなかったが、ここが街と言われた理由が分かった
そこには巨木に足場を作り家を建て人が暮らしているのが伺えた、鮮やかな色をした不思議な生物が露店を開き行き交う人々に商品を勧めていた。
(あれが妖精でしょうか?この景色…出来ればみんなで見たかったです)
観察も程々にフィアはギルドへ急いだ
ギルドの前に着くと甘く良い匂いがした
鮮やかな白色の花のガーデンアーチをくぐりラベンダーが咲き誇る花壇を抜けた
美しい景観にフィアは浮立つ心を抑え扉を開けた
『あの…リュールさんという方はいますか?』
近くにいたギルド員に声をかけた
『私がそのリュールですが、どの様なご用件でしょうか』
白いワンピースの様な制服にクリーム色の髪色、緑色の瞳をしたたおやかな女性だった
フィアは双子に紹介されたこと、仲間とはぐれ手紙を出したい事を伝えた
『承知しました、お手紙ならシラヌイまでなら3日で届くでしょう』
『3日…あの、今すぐ伝える方法は無いのでしょうか?』
『それならフィアさんの安否なら伝える事なら出来ますよ』
フィアは奥の部屋に通され登録した時と同じ様に青い球に手をかざした。
『これでフィアさんのステータスは更新されました、もしお仲間から捜索届けが出てるならギルドから連絡が行く手筈になっていますので、フィアさんがギルドにいると言う証明にもなるのです。』
『こんな方法があったんですね!』
リュールは一瞬微笑んだが直ぐに真剣な表情に変わった
『次に森を出る方法ですね…それにはフィアさんの協力が不可欠です、協力していただけますか?』
頷くとリュールは紙を手渡した
『ではフィアさんには精霊使いを目指してもらいます』
いまいち状況が飲み込めないフィアにリュールは説明した
『この森に出入りするには妖精や精霊たちの許可が不可欠なのですが妖精たちは気ままな性格でして…』
リュールは少し困ったように言った
『許可を得ても約束を反故にされる事が多いのです』
渡された紙には事件例と注意書きがあった
case1:帰り道を案内している最中にもっと一緒に遊びたいと言われ丸一日遊びに付き合わされようやく案内してもらえた。
『しかし精霊使いになる事が出来れば、妖精たちの女王であるティターニア様に直接お会いすることが出来るのです』
『そこで許可を貰えれば他の妖精たちも手が出せなくなるのです』
『それで、精霊使いになるにはどうすれば』
『精霊と仲良くなるだけでいいのです、精霊たちは普通の人の目には見えませんがそこら中にいるのですよ?』
そう言うとリュールはフィアの肩あたり視線を映した
横を向くがフィアには何も見えなかった
『精霊たちは人の心を見る事が出来るんですよ、そして同じ波長を持つ人に引かれるのです』
目を瞑り集中するが何も感じ取れなかった
『フィアさんなら感じられるようになりますよ、先ずはフィシスの森に出てみましょう。』
リュールと共に外に出ると森へ向かった
森を少し歩き開けた場所に出た
『さぁ、座って下さい』
リュールは倒木に座るとフィアにも座る様促した
フィアは目を瞑り集中した
『普通ならティターニア様に会う事すら難しいのですが、フィアさんなら【精霊使い】に問題なくなれると判断致しました。』
『ティターニア様からも色々な要求されると思いますが、それは私がなんとかしますね』
(座ってるだけで精霊使いになれるのでしょうか?)
『精霊達は人の心をみます、穏やかな人には穏やかな精霊が、波長の合う人に近づいて一緒に寄り添うのです、見えなくとも感じることは出来るはずです』
…目を閉じて集中するが何も感じる事は出来なかった。
…
……
(どのくらい時間が経ったのでしょうか…)
心の中で何を呼びかけても精霊から返事や反応は無かった
リュールは横で穏やかな顔で目を瞑っていた
(寝てる…?)
『…ん?ごめんなさいフィアさん!街へ戻っていて下さい!』
リュールは突然立ち上がると森へ手をかざした
『何かあったのですか?!』
『人形の無い今のフィアさんでは危険ですので、街で避難していて下さい!』
リュールが手をかざしていた森が開けそこには道ができていた
『街への方向はわかりますね?』
フィアが頷くのを見るとリュールは走り出した
1人だけになり森には静寂流れた
『…精霊さんはいるのですか?』
返事は無い、落ち込んでいると森がざわつき始めた
木々の擦れる音が激しくなり遠くから魔物の声が聞こえて来た
(森が…怒ってる?)
張り詰めた空気を感じるが…それは自分に向けられた物ではなかった、フィアは双子の言った言葉を思い出した
『森には受け入れられた者しか入れない…』
『私は森に助けられていたのですね…今だって…』
自分を受け入れて貰う事ばかりを考え森や妖精の事など考えていなかった…その事に気付いたフィアは
『リペアー!』修復魔法で腕を再生させると声がした方向へ走り出した
森のざわつきが大きくなるにつれ激しく打ち合うような音が近づいて来た
『あれは…っ!』
黒色の体躯に紫黒色の棘を持つ巨大な蛇の様な魔物が蔦に覆われていた
蛇は巻き付いた蔦を身体を捻り引きちぎるとフィアに向かって来た
(怖くても、1人でも立ち向かわなければ…)
『はぁっ!』
覚えたての魔法を放つが傷一つ付いていなかった
(やっぱり私の魔力じゃダメなの)
擦れ擦れで回避し拳を構えるが、身体を覆う棘に萎縮し躊躇してしまった
振り向いた蛇の口からは黒煙が立ち昇っていた
防御魔法を使い衝撃に備えるが蛇は黒い煙を吐き出し続けていた
『これは…毒!?』
その場から飛び退き煙から距離を置いた
(お腹を狙うしかないっ!)
フィアは木の上に飛び乗ると魔物は身体を起こし鎌首をもたげた
『この構え、夜刀神が私を飲み込む前の…それなら!』
魔法を放ち目眩しに使うと素早く飛び降り近づくと
白いお腹を全力で蹴り上げた
『やっぱり、私だけじゃ力が足りないっ』
大蛇は空中で身体をくねらせ噛みつこうとしたが蔦が伸びてきて拘束した
(精霊達も戦っているんだ私だって…!)
フィアは自身に強化魔法を重ねがけした
蔦を切り裂き落下して来た大蛇と向かい合う
深呼吸をして大蛇に立ち向かう
大蛇は鎌首をもたげると一気に噛みついた
左腕を噛ませ右手で頭を叩いた
『くうぅ"ッ!』
硬い棘を折ることは出来たが右手は激しい痛みに襲われ
大蛇もまたフィアの身体を締め上げようと巻きつこうとしたが蔦が大蛇を覆った
頭の棘を破壊された大蛇は蔦を擦り切る事が出来ず首を拘束され抜け出せなくなっていた
『…ッ!!』
蔦を噛み切ろうと口を開けたタイミングでフィアは腕を引き抜いた
『はぁ、はぁ…リペアー!、今のうちに倒さないといけないのにっ!』
手を修復させた筈だが痛みは引かず震えが止まらなかった
追撃をしようと足を構えると背後から声がした
『フィアさん!大丈夫ですか!?』
振り向くとリュールやギルドの人達がいた
『この方が新しい精霊使いですか』
中心にいる大きな帽子を被った女性が言った
杖をかざすとフィアの身体からは痛みが引き震えも治った
(凄い…私と同じ回復の魔法でもこうも違うなんて)
『さて…誰があなた方を手引きしたのか、教えて頂けますか?』
『ワレラ ハ キサマラノ カイライ ナドデハナイ!』
蛇は口から黒煙を吐き出した
杖で地面を突くと無数の蔦が蛇を縛り上げ締め殺した後、大蛇は霧散した
魔物だと思っていた蛇が話し始めフィアは驚きを隠せなかった
『彼らは黒龍ニーズヘックの幼体です、本来はフィシスの森の地下深くに封印されているのですが、何者かが禁足地に入り込み封印を一時的に解いてしまった様です』
『ですがフィアさんのおかげで被害が少なく済みました』
『心からの感謝を、つきましては約束通りティターニア様の元へ…』
『リリーベル!それには及ばないわ』
上を見上げると華やかなドレスを見に纏った妖精がいた
『契約は今ここで行うわよ!さぁ手を出して』
周りのエルフ達が困惑する中フィアは手を差し出した
ティターニアにフィアの身体を光で照らした
『はい!終わったわよ、後は封印の強化ね』
『ティターニア様…御言葉ですが、封印は既に成されており見張も配置しております故、いまはお身体を…』
ティターニアにはリリーベルからの言葉に腰に手を当てながら反論した
『私はね…休みの日は一日中休みにしたいタイプなの!』
『それに、その封印が解かれたのが問題なのよ、何十年も解かれてなかったのに何処のどいつよ…もうっ』
『貴方達も奴らの対処で疲れてるんだから、今日はもう帰って回復に専念しなさい』
言うだけ言うとティターニアは行ってしまった
『フィアさん明日改めてティターニア様の所へ案内しますね』
『あっそういえば伝え忘れてました…』
フィアは頬を掻きながら言った
…
……
その夜、フィアは協力してくれたお礼に無料で宿を1日借りる事が出来た
リュールからクロエとニーナが無事な事を聞きフィアは安心してベットに入っていた
『ギルドから連絡はいっているでしょうか…そうだ!手紙はどうしましょうか、無事な事は伝えられている筈ですし、黒衣の二人組について注意しておきましょうか』
初めての1人の夜に妙な緊張感からフィアは寝付けなかった
『目を瞑っていても眠れませんし、こうなったら起きて手紙を描いちゃいましょうか』
『お姉ちゃん…あの人達の事は書かない方がいいよ』
不意に声をかけられドアの方を見ると真那がいた
『まさかとは思いましたが、封印を解いたのは真那ちゃんだったのですか?!』
『わたしは仲間が人形の女に邪魔されたって言うから、お姉ちゃんの事だと思って見に来たんだよ』
『貴女の仲間が、封印を解いたのですね…』
『そんな事より、お姉ちゃんを襲ったのは黒闇天って名前の王様直属の暗殺者だよ』
『話を逸らさな…王様が?どうして私を…』
『それはわからないけど、知られたくない事を知ってしまった可能性が高いかもね』
(あの森で一瞬だけ見えた白い建物…あれがそうなのでしょうか)
『死にたくなかったら、シラヌイには近づかないでね』
(イースマキナでは魔法人形として活躍したため、人として生活が出来なくなり、シラヌイでは王に命を狙われている…)
『どうして…』悲惨な現状にフィアの目には涙が浮かんでいた
『泣かないでよ、方法ならあるんだから』
『ほっ本当ですか?!』
『暗殺者は対人特化のジョブなの、その特性上、魔物と戦う冒険者には無縁のジョブだけど、ここから東にある獣人族の国オレイアスには』
真那は部屋にある地図を指差しながら言った
『ローグと呼ばれる潜入や奇襲を得意としたジョブがあるの、下位のジョブでも学べば勝てないまでも世間の目には晒せるんじゃないの?』
(そうか、流石に人が見ている前では…でも)
『そんな事が可能なのでしょうか?』
『どの道、暗殺者の早さに追いつくにはローグ以外ないよ、それかさっき言った通りシラヌイには近づかないか』
『…』
『伝えたかったのはそれだけかな、それじゃあっお休みなさい!』
『待って下さいっ!』
真那は転送魔法で消えてしまった
封印を解除した犯人について聞きそびれてしまった
(根本的な解決にはなりませんが、イースマキナには寄れない以上、東から行くしかないですよね。)
手紙を書きに再び机に向かったフィアに誰かが声をかけてきた
『こんな時間まで起きているなんて…それとも緊張して眠れないのかしら?』
窓辺にはティターニアがいた、夜空には月が昇り月を背景に立つ姿は幻想的だった
窓を開けて迎入れるとティターニアはベットに座った
『森を出る許可よね?すっかり忘れていたけど貴女が起きていてくれて良かったわ』
そう言うとティターニアはフィアの手に魔法で刻印をした
『あっあの…私は何を差し出せば?』
慌てて言うフィアにティターニアには楽しそうに言った
『それなら貴女の冒険の話を聞きたいわ』
クロエとの出会い、ダンジョンの中で見た景色、シラヌイでニーナと出会い、伝承について調べた事、鉄火塚の本当の意味など今まで見て来た物、感じた事を話した
『今日は…月が綺麗ね、フィシスの森であんな事があっても星々は変わらず輝き続けるのね』
ティターニアと共に月を眺めていると彼女は立ち上がり空へ舞った
『貴女の話を聞けて良かったわ!今度はお友達と3人で来てね、貴女の友人ならきっとこの森も受け入れてくれるわ』
『はいっ!必ずまた来ますね!』
別れの挨拶を済ますとようやく眠りにつけた。
週一を心掛けていましたが遅れてしまい申し訳ないです
※1月8日追記致しました。
エルフ族は属性を持たない代わりに身体能力や回復魔法が優れており回復魔法は単純な痛みや傷だけではなく精神的なダメージまで癒す事ができる。
年齢と共にSTAやMTAが上昇していき
回復魔法の応用で森の木々を再生させたり果物の木を急成長させる事も可能、ただし森から得られる恵みの殆どは世界樹【イグドラシル】や守護者への供物であり大半のエルフ族は慎ましく生活している
世界樹に居を構えるエルフは同時に世界樹の護人となり人生の大半を世界樹に捧げる事になる
病気の治療や魔法により養分の循環を促して世界樹の成長を補助している
その激務の為、数千年生きるエルフだが護人となったエルフの寿命は100年と少ない
その分、豪勢な生活を楽しむことが出来る。




