婚約破棄される令嬢の心は、断罪された王子様の手の中。
華やかな夜会が催された、城の大広間の中。
「ミレイユ・アレイスター! 君とは……婚約破棄だ! それでも構わないのか!?」
私の婚約者であるウィスタリア王国王太子、ジェレミア・バートレットは高らかにそう宣言した。
あら。さっきまで彼と一緒に居たご令嬢は、何処にいったのかしら。私はその時に冷静に思った。
私たち二人は婚約者同士なのに、ここ数年、一緒に夜会の会場へと入場することもなかった。
私はいつも一人。
彼が違う誰かと一緒に楽しそうに笑い合っていても、何も見て居ない振り聞こえない振り。
軽やかな音楽は止まり、周囲の貴族たちは何事かとざわめいて、不穏な空気を放つ私たち二人から離れ、広い会場の中で、ぽっかりと私たちだけの空間が出来ていた。
「あら……ジェレミア。それは、こちらの台詞ですわ。それでも、構わないのですね?」
これまで大人しく何も言わなかった婚約者が、ここで強気に出るなど思ってもいなかったのか、ジェレミアは言葉に詰まり、これから何を言うべきか悩んでいる様子だった。
ジェレミアは金髪碧眼を持ち、ひと目彼を見れば誰もが褒めそやすような外見を持つ継承権第一位の王太子様。
現王と一番に身分の高い正妃との間に生まれ、未来の王ジェレミアの誕生を聞き、国民は喜びで湧いたと聞く。
公爵家の娘として育った幼い私はそんな彼と婚約出来たと聞いて、とても嬉しかった。
……本当にすごくすごく、嬉しかったのだ。
ジェレミアは王子様で女の子が一度は夢に見るような外見を持ち、とっても優しくて折々の贈り物だって欠かさず、勉強や公務で忙しい時期だって手紙をまめにくれていた。
けれど、ジェレミアはなぜかここ二年ほど態度は急激に冷たくなり、彼には私以外の令嬢との噂が絶えなくなってしまった。
見えるところでジェレミアと寄り添っている女の子との姿を見る度に、胸の中が無数に切りつけられるように痛んだものだ。
それでも、私は何も言わなかった。にこにこと微笑んで、無言のままで耐えていた。
公的な場に出れば、ジェレミアに軽んじられている私の姿を見て、ひそひそと嘲るように噂されることだってあったけれど、何も言わずに機嫌良く笑顔を崩すことはなかった。
だって……私はずっとジェレミアのことが好きだったし、ウィスタリア王国の数ある令嬢の中でも、彼の婚約者に選ばれているのは私だという高い矜持を持っていた。
王太子たる彼の婚約者に相応しい令嬢であろうと努力するために、多くの時間を使い、これまでの人生を生きてきた。
このまま……文句だって何も言わなければ、私はジェレミアと結婚出来る。
けれど、ここで彼の行動に何か文句をつけて仕舞えば、何をうるさいとジェレミアに嫌われてしまうかもしれないと恐れていた。
それほどまでに、ジェレミアのことが好きで……本当に馬鹿だった。
ジェレミアが結婚前にどんな女性と付き合おうが、私と結婚することは、何年も前から決まっていて、私側の行動に何の文句も付けようがなければ、彼は決められた未来から逃げることは出来ない。
別のご令嬢と結婚したくても、私と結婚してから、何年も経ってからと言われるだろうし、一時の浮気心なんて何年もすれば冷めてしまう。
これまでに良い子の振りをして何も言わなかったのは、ジェレミアに嫌われたくないというだけの打算だ。
だから、ずっと何も言わずに黙っていた。
彼の婚約者として例え蔑ろにされていたとしても、ジェレミアのことがすごく好きだったからだ。
けれど、こんな……周囲に貴族が取り巻く中で、婚約破棄なんて言われてしまえば、そんな我慢も全部全部無駄だったと思い知った。
もう……私たちの婚約者としての関係も、これで終わりだわ。
私は手をぎゅっと握りしめて、これからを生きる覚悟を決めた。
ジェレミアの婚約者でなくなってしまうのなら、我慢せずに嫌われても別に構わないわ。
「……ああ。そうだ。ミレイユ。お前との婚約は、ここで破棄する。それで、良いんだな?」
眉間に皺を寄せたジェレミアに再度の確認をするように聞かれたので、私は王族に対する特別なカーテシーをして、彼の言葉に同意を示した。
……かしこまりました。私の唯一の王子様だった人。そして、これから元婚約者になる人。
これからは、私のしたかったことをするわ。
「この時を、待っておりました。ジェレミア様。これからは、断罪のお時間です。よろしいですわね?」
私がそう宣言した瞬間、ジェレミアの周囲に兵士が取り巻き、彼を両側から捕らえた。
王太子たる自分が、まさかそんな目に遭うなんて思っていなかったのか、ジェレミアはとても驚いているようだった。
私は冷静に、ジェレミアのことを観察していた。今ではもう、怒りも湧かない。静かな覚悟だけだった。
好きだった……すごく好きだったから、私以外の誰かと一緒に居るところを見て傷ついていた。
だからこそ、私はジェレミアを好きなままでいたくて、いつも息苦しいほどの嫉妬の気持ちに耐えなければならなかった。
けれど、もう好きでなくなっても良いと思えば、すごく楽だった。
ジェレミアを好きでなくて良いならば、彼に好きになって貰わなくても良い。
なんだって、私が言いたかったことを言える。
「なっ……なんなんだ? ミレイユ。これは……」
愕然としているジェレミアからの質問を無視して、私は背後を振り返った。
少し前から、なんだか様子がおかしかったジェレミア。きっと、私との婚約を邪魔だと思っているのかと思っていた。
こうなることを予感していた私は、これまでに色々と準備だけは済ませていた。
この準備なんて……使わなければ、それが一番良かったんだけど。
もう……こうなってしまっては、仕方ない。
私が振り返った先には、この国の王ジェレミアの父上たるテレンス様と、私の母側の従兄弟……チェーザレ。
「こういうことですわ。陛下。チェーザレ。私も限界まで我慢しましたけれど、もう無理です。婚約破棄をするならば、彼が断罪を受けるべきですわ」
「……ジェレミア。何ということを。ミレイユには、何の落ち度もないというのに」
初老の年齢でありながらも衆目を集める口髭を蓄えた美貌の国王陛下は、片手で頭を押さえていた。本当に、頭が痛いと思う。
ジェレミアが何を理由に私との婚約を破棄しようとしていたかはわからないけれど、私側には何の落ち度もない。
悪事を捏造しようにも、彼より権力を持つ父である陛下がこの場に出て来ているのであれば、それも出来ない。
……私だってジェレミアとこのまま結婚したかったし、彼が早く改心してくれたらと思っていた。
けれど、いつまで経ってもジェレミアの悪い女癖は変わらないし、私以外の令嬢と一緒に居ることは変わらなかった。
こうなってしまうことを望んだのは彼で、私ではない。
それでも良いから一緒に居たいくらいに、好きだった。もうこれからは、彼を嫌いになっても良いとほっと安心している。
いずれ、ジェレミアのことを聞いていても何も思わなくなる。とても好きだったから、そうなってしまうことが怖かった。
ジェレミアが私との婚約を破棄するなんて言い出さなければ、私だって何もしなかったのに。
「ミレイユ。待ってくれ! これは……一体、どういうことだ」
私は急な事態を把握出来ずに居るジェレミアを冷静に見た。
……本当に容姿は素敵なのよ。姿は私の思い描く理想の王子様だもの。
けれど、私と結婚しないことを選ぶのであれば、ここで断罪するわ。
性格的には、やられっぱなしは性に合わないもの。
「あら。ジェレミア。私と婚約破棄したかったのでしょう。ええ。望み通りに婚約破棄してあげます。ただし、ジェレミア側の断罪を以て、婚約破棄とします。だって……私は貴方のことをとても好きだったのに、こんな目に遭わせようとしていたなんて! 酷いわ。ジェレミア。私の気持ちは、貴方にもわかっていたはずよ」
「ちっ……違うんだ! ミレイユ。待ってくれ。俺の話を……」
「いいえ。待たないわ。チェーザレ……これから、断罪を始めるわ。お願いします」
私は彼の言葉を鼻で笑って振り返った。今更、婚約破棄をしようと思って居た婚約者に、何を言うことがあると言うのよ。
「……誰だ?」
私の隣には、水色の髪を持つ貴公子チェーザレ。ジェレミアは彼のことを知らなくて、不思議そうだった。
知らなくて当然だった。私も……彼の両親だって、ジェレミアには関係ないように伝えないようにしていたもの。
「こちらは、トリエヴァン帝国の皇帝チェーザレ・エラザスよ。私の母側の従兄弟なの。この前に即位したばかり」
「皇帝……トリエヴァン帝国の」
ジェレミアは息をのんだようだった。それもそのはず。ウィスタリア王国は大陸の半分を占めるトリエヴァン帝国に比べると、国力が違い過ぎる。
友好的な関係にあるとは言え、何が戦争の火種になるかなんてわからない。
即位式には彼の両親が出席して、ジェレミアは留守番をしたから、チェーザレの顔を見るのはこれが最初のはずだ。
「ええ。それは、ずっと伏せられていたのよ。実は私の母の出生は、先の皇帝の庶子だったの。そして、遠縁であるウィスタリア王国アレイスター公爵家に預けられ、そのまま父と結婚したのですわ。トリエヴァン帝国の継承権争いは激しいもので、私の出生が知られれば、利用されてしまうかもしれなかったのです。ですが、無事にチェーザレが皇帝になり、私の出生もこうして明らかにすることが出来ました」
私は周囲の貴族たちを見回し、過去に嘲ったり、後ろ暗いところのある者は目を伏せた。
そうでしょうね。私が単なる公爵家の娘であれば、王太子に嫌われた公爵令嬢として弱い立場にあったかもしれない。
けれど、大きな帝国の皇帝一族の血を持ち、現皇帝の可愛がっている従姉妹であれば?
そうであれば、話は違って来ることは知っていたし、大きな後ろ盾を持っている私に罪を被せて婚約破棄をするなんて、どれだけ自国の王太子が馬鹿なことを仕出かしたか、彼らだって良く理解することが出来るだろう。
まさに断罪と呼ぶに相応しいわ。
「ミレイユ。お前が望むならば、王太子の顔をすげ替えれば済むのではないか」
チェーザレのとても低い声が聞こえて、私は首を横に振った。
別に私は王太子と結婚したかった訳でもなくて、好きになったジェレミアと結婚したかっただけ……今はその夢もなくなってしまったけれど。
「いいえ。チェーザレ。始めて……私だって、言いたいこと……沢山あるんだから」
私は両脇を押さえられていたジェレミアを、キッと睨み付けた。
私と婚約していたくせに……色んなご令嬢と浮気して、信じられない! 自分の父親と、ここに集まった多くの貴族の前で恥をかけば良いんだわ!
「それでは、ミレイユの望みを叶えるようにしよう……それでは、ウィスタリア王国王太子ジェレミア・バートレット! 皇帝の名において、虚偽の証言は許さぬ。婚約者たるミレイユが居るのに、お前は彼女を蔑ろにし、多くの女性と関係したようだが、それは事実か? 真実のみを答えよ」
思わぬ王太子の断罪劇のはじまりに、周囲の貴族たちは好奇の視線を隠せないようだった。
私はというと完全に形勢逆転して始まった断罪劇に、胸がスッとする思いだった。ジェレミアを好きだったからこそ、浮気について許せない気持ちが強かったもの。
「……違う。誰とも関係はしていない」
しーんとした広間で、ジェレミアは真っ直ぐに私を見て言った。
「そんな訳ないでしょう。私以外のご令嬢と寄り添っているところを、これまでに数を数え切れないくらいに見たわ」
あれを関係していないと言うなんて、ふざけているのかしら。
「それは、ミレイユだって同じだ。俺は見たんだ。俺と婚約していたのに、同じ年代の異性と何度も密会していただろう! だから、俺だって同じことをしたんだ!」
その場に居る全員が、きょとんとした顔になった。私だって、そうだった。
婚約者の私が浮気したから、浮気をしたですって……?
「待ってください。そんな事……ある訳がないわ」
私はジェレミアのことが出会った時から好きだし、結婚するなら彼だと思っていた。彼以外の男の子に思いを寄せたことなんて、これまでに絶対になかったと言い切れる。
戸惑った私の言葉に、ジェレミアは不満そうな表情で言った。
「……俺は、見たんだ。母上から王家の庭に咲いた薔薇の花をミレイユに届けるように言われて、驚かせようとアレイスター公爵家に行った時、同じ年代の男の子とミレイユが親しげに話しているところを見たんだ。それなのに、あれは誰かと確認した俺には、同じ年代の異性で仲の良い子は居ないと言った。俺に嘘をついたのは、ミレイユの方だろう!」
……我がアレイスター公爵邸に、異性が?
ああ……もしかしたら、私と血縁関係にあるチェーザレのことを、まだ隠さなければいけない時だったから、それを誤解してしまったって事かしら?
「……え? もしかして、お忍びで来ていたチェーザレを、見たってことかしら?」
私は隣に居る背の高い従兄弟、チェーザレを見た。彼は顎に手を置いて、記憶を探るようにした。
「そういえば、昔、アレイスター公爵邸から帰る時に、玄関に高そうな薔薇の花束があった時があったな……あれは、王太子が持って来ていたのか……」
なんと、記憶力の良いチェーザレはジェレミアの持って来ていた薔薇の花束を見ていたらしい。
「それは……ごめんなさい。ジェレミア。こちらの事情でチェーザレのことは、あの時には隠さなければいけなかったから」
この国でも私の両親とジェレミアの両親くらいしか知らない、機密事項だったのだ。
「俺は何度か、聞いたんだ。けれど、ミレイユはずっとのらりくらりと誤魔化すばかりで……将来的に結婚するのなら、俺だけには教えてくれても良かったはずだ。極秘に調査させても、あの男の正体はわからない。わからないが、アレイスター公爵邸には定期的に訪れていた。俺には……浮気をしているようにしか思えなかったんだ」
「それは……あの、その……ごめんなさい」
私はチェーザレについては、絶対に言ってはいけないと両親から言われていたし、難しい彼の立場を思えば仕方のないことだと思っていた。
けれど、彼の存在がジェレミアをこんなにまで、不安にさせていたなんて……これまでに一度も思わなかった。
思いもしなかった。ジェレミアがこんなに悲しい思いをしていたなんて。
「言って置くが、俺はこれまでに浮気なんて、絶対にしていないぞ! どのご令嬢にも、一時だけの協力をお願いしていただけだ。ミレイユが俺のことを好きなら、止めてくれと言ってくれると思ったんだ。だが、君は黙って微笑むばかりで、何も言ってくれなかった」
ジェレミアはこれまでの不安で悔しかった思いがこみ上げてしまったのか、涙で頬を濡らしていた。
……嘘でしょう。
浮気者の婚約者を断罪するつもりだったけれど、こんなことになるなんて……浮気をしているかもしれない私が、何も言わなかったから、もっと不安になって傷つけていたってことなの?
私は思わず彼に駆け寄って、ハンカチで涙を拭いた。両脇に居た兵士も、これはいけないと空気を読んだのか、ジェレミアの腕から手を放していた。
「ごめんなさい。ジェレミア。私が悪かったわ。何も言わなくて……本当にごめんなさい」
私は彼の頬に手を置いて、そう言った。
ジェレミアは私が嘘をついたと思って居たから、ずっと不安だったのだ。
あの男の子は誰だと調べても、王太子である自分にも届かない機密情報だったから、より一層不安にさせてしまっていたに違いない。
「これも言って置くが、ご令嬢と共に居たのは、君が見て居る前だけだ。けど、ミレイユ。君は何も言わなかった。俺のことが好きだとしたなら、そんなことは止めてくれと、言ってくれて良かったのに」
「……ジェレミア。ごめんなさい。すごく……傷つけていたのね。ごめんなさい」
私にはそんなつもりはなかった。彼がそう望むのなら、結婚前の火遊びくらい大目に見ようと、そういう気持ちでいた。
だって、婚約しているのだから、私と結婚することは間違いないもの。
けど、ジェレミアはそんな私の態度にも傷ついていたのだ。嫉妬してくれないことで、私の気持ちが自分にないと思ってしまっても仕方ない。
「俺は君が好きなんだ。どうして、何度も……嘘をついて……どうして、これまでに何も言ってくれなかったんだ。嘘をついても、浮気を咎めてくれたら、それで安心出来たのに……君は俺が何をしても、何も言わない。俺だけが、君のことを好きなんだと、ずっとそう思って居た」
ぼろぼろと泣き崩れるジェレミアは、今まで違うご令嬢を伴いすましていた王太子の威厳などもなく、ただ私のことが好きなんだとそういう気持ちが溢れて来ていた。
「ごめんなさい。私……それを咎めたら、嫌われてしまうと思ったの。けど、それは違ったのね」
私はジェレミアの気持ちを勝手に想像して、決めつけて……彼側から助けを求めている行動を、間違えて解釈していた。
「違う。君以外好きになったことなんて、ないよ。相手が皇帝でも、俺は関係ない」
そう言って私の背後に居たチェーザレを睨み付けたので、私は彼の勘違いを察して両手を振った。
「ジェレミア! 何を勘違いしているのか知らないけれど、チェーザレは何の関係もないただの従兄弟よ! 貴方も知っての通り、トリエヴァン帝国は血で血を洗うような継承権争いで、チェーザレが心安まるのは私の母……つまり、叔母の家であるアレイスター公爵邸に居る時だけだったのです」
チェーザレはとても苦しい立場で、母も大事にしてくれた兄の子である彼を心配していた。
だから、ことある毎にこちらの国に来て静養するようにと伝えていたのだ。私にとってもチェーザレは家族だから、ジェレミアに向けるような気持ちは一切持っていない。
「そこまで言い切られると悲しいが、それは事実だ。ウィスタリアの王太子、俺とミレイユには君が疑うような過去はない」
離れた位置で苦笑したチェーザレにようやく納得することが来たのか、ジェレミアは泣きながら微笑んだ。
「ミレイユが俺のことを好きで居てくれるなら、なんでも良いよ。もう……」
そう言って私を久しぶりに抱きしめたので、私は彼の背中を叩いてあげた。
「ごめんなさい……誤解させて、苦しい思いをさせて……」
今では二人とも大きな勘違いをしていたってわかるけれど、今までずっとジェレミアは辛かったと思うと、私だって辛い。
「それは、もう良いから……婚約破棄を言い出せば、流石に何か言ってくれるかなって思ったけど、ミレイユに断罪されるなんて、思わなかったよ」
「ごめんなさい」
私たちはそのまましばし抱き合って、やがて周囲から聞こえて来た拍手で顔を上げることになるのでした。
Fin
お読み頂きありがとうございました。
もし良かったら、最後に評価していただけましたら嬉しいです。
また、別の作品でもお会いできたら嬉しいです。
待鳥園子