大学・登場人物紹介⑦(法正大学編)
・法正大学
チームカラーはブラッドオレンジ。
実力が伴わない選手は
徹底的に叩き上げる一方、
エース級の選手の練習に関しては、
ある程度、自主性を重んじるという
ダブルスタンダード的な
指導方針を採用している。
かつては、
この方針に対して、
箱根駅伝で勝つためには
適切な指導ではないと言う
識者もいたが、
近年では、
多くの実業団選手を
輩出している実績もあるため、
一概に批判はできないと
再評価されている。
・ 鳴山哲夫(監督)
法正大学陸上競技部の黎明期から
同校の監督を務める名将であり、
大学長距離界の重鎮でもある。
一方で、部員からは「なるさん」と
呼ばれ、親しまれている。
(また、鳴山もそう呼ばせている。)
その育成力は大学屈指であり、
選手の特性を見抜いて
巧みな区間配置を行うことから、
他校の監督も指南を仰ぎに
来るほどである。
しかしながら、
指導方法の相談をすると
「しっかり現場をみい!
選手を自分の子供やと思って
ちゃんと接しとけ!」
と一喝されて終わる。
多くの実業団選手を輩出し、
箱根駅伝では何度も総合三位以内に
入っているが、未だ優勝経験はない。
齢七十を過ぎてなお、
「法正大が箱根で優勝するか、
オリンピックの金メダリストを
輩出するまで、監督は辞めん。」
と言っていたが、大学側から
今シーズンを持って
解任するとの通達を受けた。
・ 徳丸桂馬(四年)
髪の毛をチームカラーと同じ
オレンジ色に染め上げている。
また、デザイン性の高い
ランナー用サングラスを愛用し、
見た目に強いこだわりを持つ。
将棋好きの父親から、
将棋盤を騎馬のごとく
飛び越えて、敵陣で
成金になるくらい
スケールのデカい男に、
という想いから
「桂馬」と名付けられたが、
それとは裏腹に、オセロ好きとして育つ。
(理由は、白黒はっきりしているから。)
高校時代は、800mから、
1,500m、3000m障害、
5000mに至るまで、
全ての競技でトップクラス。
「爆走王」という異名がついた。
しかし、
高校総体の5000mにて、
天才ランナー・速水瞬に
完膚なきまでに敗北を喫する。
箱根駅伝で
リベンジを果たすべく、
法正大に入学したが、
一・二年生の時は、
怪我で走れず。
その上、
大学三年の時に、
速水がマラソンに転向し
世界を目指すと聞くと、
一気に箱根駅伝への
熱が冷めてしまい、
レギュラーでありながら、
出場を見送ってしまう。
しかし、今シーズンで
鳴山監督が引退すると聞き、
再び、箱根への情熱が甦る!
鳴山監督のため、
箱根駅伝優勝を目指すため、
部員全員に頭を下げて
チームに復帰した!




