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エピローグ あれから15年…

エピローグ あれから15年…


蒼太たちが

ジョーダイを卒業して

15年が経った。


1月1日。

群馬県某市にて。


テレビの

アナウンサーは

早朝と思えないほどの

ハイテンションな

実況で視聴者を盛り上げる!


『さあ、今年も

実業団ナンバーワンを決める

ニューイヤー駅伝の

1区選手の入場セレモニーが

行われております。』


『関東ブロック代表…


警視庁!ナンバー△△!』


『今年もやってきた!

走れ、お巡りさん!


警視庁・第一交通機動隊

史上最速の男が

今年も先陣を切ります!


15年連続出場!


石川涼介(36歳)!』


さっそうと現れると

テレビカメラに

敬礼をして


スタート地点へと

駆け出した。


続いて…。


『関西ブロック代表…


大阪府警!ナンバー◯◯!』


『警視庁に

勝つのは俺たちだ!


大阪が産んだ最強ランナー!


連続出場回数は、

こちらも15回!


西條蒼太(36歳)!


ライバルの

警視庁・石川とは

大学で同期の桜!


今年はどちらが

区間賞をとるのか

注目が集まります!』


「総員!敬礼ッ!!」


蒼太のこの掛け声で、

観客たちも一斉に

敬礼のポーズをとる。


もはや、

毎年恒例の光景だ。


そして、涼介の待つ

スタート地点に

駆け出していく。


「よう。

今年も絶好調だな。

蒼太。」


「お前もな。涼介。」


「それにしても、お互い

人使いの荒い組織に

入っちまったもんだ。


中々、引退させて

くれなかったよ。」


「そりゃ、毎年1区で

区間賞争いしてたら、

そうなるわな。


俺かて、

そうやったで。


それでも、

今日で引退や。


来週あたり

レンとシュウの店で

一杯やろうや。


有給とるからよ。」


「そうだな…。

圭佑も毎年、

待ってくれてるしな。


だが、ひとつ言っとく。


最後に勝つのは俺だぞ。


来月、

娘が産まれるから

負けられねーよ。」


「いやいやいや。

てか3人目やんけ。


そんなん言うたら、

俺んとこの次男も

明日が誕生日なんや。


お前にだけは

負けへんからな!」


そうこう

言い合っているうちに、


ここで

スタート30秒前になる。


「警視庁の作戦は

どうなってんねん?

涼介。」


「別に大阪府警おまえら

一緒だよ!蒼太。」


「そりゃ、

分かりやすくて

ええやんけ!


まあ、警察官ポリさん

民間人を風よけにしたら

シャレんならんからな。」


「そうだ。

俺たちはいつでも

先頭で真っ向勝負!


ジョーダイの時から

変わらねーよ。」


「せやな…。」


スタート5秒前…


4


3


2


1


パァン!


スタートピストルが

鳴り響き、

警視庁と大阪府警の

ユニフォームが


一気に先頭を駆け出す!


ジョーダイで培われた

二人の駅伝魂は、


ずっと、

これからも、

蒼太と涼介を

支えていくだろう。


その走りは、

新春の訪れを告げる

一陣の風となり


そして

人々の心を打つ

光のしるべへと変わっていった。


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