表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/80

第六十五話 サバイバル!(復路・最後の箱根駅伝編13)

箱根駅伝第10区、

5キロ地点。


「行け行け!ジョーダイ!」

「行け行け!圭佑!」


先代の城西拓翼大学の

メンバーである矢車たちが

ジョーダイ・コールで

圭佑にエールを送る!


たった

3人しかいない世代、

『狭間の世代』と呼ばれた

不遇の時代を過ごした

メンバーの応援は、

その場にいる誰よりも

アツかった。


矢車ヤグさんたち…

来てくれたんだ!


ゴールしたら、

お礼言わなきゃな。)


矢車たちの応援を受け、

軽快な走りを見せる圭佑に


もはや7位以上は確定したと

誰もが確信する。


2年前に意識不明の

重体だったことが

嘘だったかのように、


圭佑の走りは

持ち前の安定感に

満ち溢れていた。


しかし…

その後方では。



第六十五話 サバイバル!


10区スタート直後、

十位グループを形成していた

山梨国際大と埼玉帝強大が、


8位グループの

青葉大と関東体育大を

吸収すると


団子状態になりながらも

集団走を形成し、

7位の城西拓翼大との

距離をじわりじわりと

詰めてきていたのだ。


(最後の最後まで、

何が起こるのか分からんのが、

箱根駅伝というものだ。


櫛部川君、悪いが

ジョーダイには

辛酸を舐めてもらおう!)


山梨国際大学の監督である

植木もまた、

勝負師としての顔を

のぞかせる、


(1万メートルの

ベストタイムを見ても

やはり、ジョーダイが

この中では劣ると見た!


箱根駅伝は勝負の世界、

強いて言うならば

結果が全ての世界よ…。


よく頑張っていたがね。)


青葉大学・監督の

原口もまた、

まずは確実にシード権を

獲得すべく、


ジョーダイ下ろしを

決断した。


無論、

関東体育大や埼玉帝強大も

言葉は交わさずとも同様の

認識である。


選手たちもまた、

「引き摺り下ろすなら、

ジョーダイだ。」と

申し合わせたかのように


統率された集団走を

繰り広げていた。


そしてついに!

13キロ地点にて、

ジョーダイの背中に

追いつく!


ここに、5人の

7位集団が形成され、

並走を始めた。


これにより、

今年のシード権争いは、


この5校のうち4校が

シード権を獲得し、


1校がシード落ち、

翌年の予選会送りとなる

サバイバルレースに

発展したのだ。


この時、誰もが

この並走が大手町まで

続くとは…


そしてあのような

衝撃的な結末になるとは

誰もが予想だに

していなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ