表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「天恵」 ~零の鍵の世界~  作者: ゆうわ
第三章 夜の底。
81/425

第十六話 荒れ地。




 「これが荒れ地かぁ……。」


 クウは感嘆した。水紋の国と隣国エズとの境には広大な荒れ地が拡がる。五十キロメートル四方の枯れた岩だらけの土地だ。所々に窪地があり、意外にも澄んだ水を湛えている。植物こそ生えていないが、その荒れた風景は何故がクウの心を和ませる。恐らく、エズに住んでいたころの記憶が微かに残っているのだろう。彼の無意識の中に。クウが神獣フィアと出会ってから十日程経っていた。恐らく、隣国エズは後、数日の距離にある筈だ。クウは荒れ地を探索したい気持ちもあったが、荒れ地には沢山の“人喰い地竜”が住んでいると聞いていたので、少し回り道をする事にした。時間は余りないが、回避できる危険は避けた方が良い。クウは荒れ地の外周部を移動して、エズを目指した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ