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「天恵」 ~零の鍵の世界~  作者: ゆうわ
第三章 夜の底。
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第五話 彼らの恋 2




 クウは無事だった。少し痣が出来たが、大袈裟なものではなかった。ローはクウの家に近付かなくなった。あさつゆはクウの家に泊まり込むようになった。ハクは反発したが、でもやがて……彼女も近付かなくなった。


 「あなた達は何でも持っているじゃない。なのにどうしてクウの幸せを奪おうとするの?クウは昔のクウじゃないの。怖いっていってるの。霧街のことを。ロイが恐ろしいって。もう、そっとしておいてあげて。」


 あさつゆの言葉に心折れて、ハクは霧街に戻って行った。そうね。そうかも。涙が零れる。辛い、悲しい、寒い。ハクは霧街に戻っていく。


 ……輪廻転回(リーン)なんてしなきゃ良かった。ロイだけ輪廻転回(リーン)すれば良かったのに。こんなことなら、ずっと幼生エイラでいたかった。


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