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第一話 弱音。1
クウは血を吐いた。真夜中、誰も居ない。震える。自分は死ぬのだろうか?ああ、まぁ、いずれ。判っていた。でも怖い。死が?違う。何も成さずに消えて行くことが。ロイは施政者になりたいと言い、一文字おじさんの代わりを務めようとしている。ハクは霧街と裏町を繋ぎたいと言い、評議会に入った。
僕は?
何も無い。何を成せるだろうか?ファンブルして世界から居なくなってしまったシキを想う。
……兄ちゃんは何を思ったのかな?ファンブルに気付いた時。辛かった?泣いた?兄ちゃんずっと、世界を助けるんだって言ってたよね。それが、僕たち最後の子の宿命だって。ねぇ、僕もそう想うよ。でも、そう想えなければって。だって、その方が楽だもん。辛いよ、こんなの。ねぇ、助けてくれないかな?どう?駄目かな。疲れたんだ。体が苦しいんだ……。




