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「天恵」 ~零の鍵の世界~  作者: ゆうわ
第十二章 世界の終わり。
424/425

第八話 零。



 今、世界は滅んだ。そして、世界を覆ったクウの意識はそのまま拡散を続けて無限大になり、完全にエネルギーを失い、最大化しながらも無になった。クウは全てでありながら、何でもなかった。不安定は安定を求め、安定は不安定を求める。無限大となったクウは時間を巻き戻すように縮小し始め、宇宙そのものの大きさだった彼の意識は星雲になり銀河になり、恒星系となり星となった。更にクウの意識は圧縮を続けて無限小の粒になり――そして、消えた。不安定は安定を求め、安定は不安定を求める。どこかで誰かが囁いていた。世界の始まりを告げているのだ。



 全てには……そう。


 全てにはキッカケがある。

 それを決める瞬間がある。

 あるとき、世界は爆発することを決めた。

 そうやって、全てがはじまったんだ。


 あるとき、決めたんだ。

 そうやって、全てがはじまった。


 さぁ。


 僕は、どうだ?


 僕はどうする?



 そして――何かが爆発した。



 再誕オーロウ

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