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「天恵」 ~零の鍵の世界~  作者: ゆうわ
第二章 夜の帳。
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第十一話 決戦 4




 ……よし。


 ハクはようやく“極術”の準備が整った。ハクはこれまで一度も舞闘で使用した事は無かったが、彼女もまたロイと同様に既に“極”を行使出来るのだ。ただ彼女の極術は破格の威力がある代わりに術を行使するために必要な“魂力”《マイト》の量も多く質も高いものが必要で、魂力マイトを引き出し精錬するのに時間がかかった。これまでにハクが舞闘で彼女の切り札を使用しなかったのは必要が無かった事もあるが、時間がかかる事も理由だった。ハクには作戦があった。ロイの白死フラッシュバグ破裂する鉄拳(ドーバーガン)コンボは発動すれば回避不能で必殺の威力だ。だから、白死を喰らう前にこちらの切り札でロイを倒す必要がある。ロイは水紋の国でただ一人の機甲虫のモルフだ。正体不明のジェットで突進する事が出来る。無闇に極術を放っても回避される可能性がある。回避させない為にはロイが技を発動させるタイミング仕掛けるしか無い。つまり、ロイの極術白死フラッシュバグにこちらの極術を重ねるのだ。同時に術をかける事が出来れば勝てる。


 ……あたしは白死フラッシュバグで失神状態。ロイはあたしの極術で退場ってこと。白死フラッシュバグはその後に続く攻撃が無ければ意味が無いわ。さぁ行くよ!



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