表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ゆっくりさん(ほんとうのしあわせ)

作者: ゴリアナ

ゆっくりさんは・・・・体がなくて足だけ。

ゆっくり喋る。

人間より少し知能が低い。


村のよううな“ゆっくりプレイス”を形成している。

大きさはまち針ぐらいから大型犬ぐらいまで。


一人一人帽子をかぶっていて、それを取られると仲間から認識されなくなる。


虫のようにたくさん生息しているのでやっつけても罪にはならない。


人間に飼われている者もいれば野良もいる。

善良なゆっくりさんもいれば悪いのもいる。

そんなちいさな生き物たち一人一人の物語である。


(ほんとうのしあわせ)


野原に住むゆっくりさんの家族はお父さん、お母さん、お兄ちゃん、弟の4人家族です。

お兄ちゃんと弟が野原で遊んでいます。

お兄ちゃんはちょっと不機嫌そう。


最近弟ができてゆっくりできなくなったのでとても不満でした。

ゆっくりさんはゆっくりできないと不機嫌になってしまいます。


お兄ちゃんは弟を呼びました。

「お兄ちゃんと一緒に遊ぼうよ」

「わーい!何して遊ぶの?お兄ちゃん!」

そこでいきなりお兄ちゃんは弟を池に突き落としました。


弟はいなくなった。

おにいちゃんはゆっくりを存分に味わいました。


お父さんが帰ってきました。弟を抱き抱えていました。お父さんが池から弟を助け出したのです。

「お前をこんな子に育てた覚えはない!」とビンタしました。

お兄ちゃんは

「こんな不幸せなところ、出ていく!」と言いました。


家を出たお兄ちゃんは、とある人間に出会いました。人間は一部始終を見ていて、どうしたもんかなあ、と悩んでいました。

人間は、お兄ちゃんを連れて行き、冷蔵庫の中に入れてしまいました。

お兄ちゃんは寒くて凍えそうで、本当の不幸を知りました。

そして、野原にいたときは1番幸せだったんだなあと知りました。


本当の不幸を知れば、本当の幸せに気がつくことができる。


お兄ちゃんは人間に、もう一度あの野原に戻して欲しいと頼みました。

人間は「わかったみたいだね。もう喧嘩なんかしないね?」と優しくいって、お兄ちゃんを野原に戻してくれました。

その後は家族四人でゆっくり幸せに暮らしました。



おしまい?







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ