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お姫様に会いました

謁見の間は基本的に魔王様しかいない。赤い高級絨毯に真白な壁と柱はこれまた高そうな彫刻が彫られている具合のなんていうか、絵に描いたような王様の間。無駄に広いとこに玉座一つしかないもんだから魔王様は退屈が過ぎると踝まで隠れるふかふか絨毯の上で部屋の隅から部屋の隅まで何秒で転がって移動できるか、なんてことをしている。中学校の体育館くらいの広さをイケメンがゴロゴロ転がってる様子はなんていうかシュール過ぎる。ちなみに自己ベストは1,03秒だそうだ。

さてそんな暇つぶし以上の意義がない謁見の間には今、50人近くのお客様が来ております。


「拝謁の栄に与りまして、身の震える思いでございます。閣下におかれましてはご機嫌麗しく…」

「待て待て待て待て、くどい、普通に話せ普通に」

「そ、そのような恐れおおい…!」

「何、閣下って。前みたいに魔王でいいから」


お客様はマリエラ王国のお姫様とその護衛、あとはお付きの侍女。私はその団体様をサリバンさんと一緒に隅っこで眺めていた。お姫様は綺麗なドレスを着た銀髪ロングの可愛い人なんだけど緊張してるのかガチガチだ。青い目は今にも泣きそうに潤んでいる。うーん、威圧してないはずなんだけど。


「あの…サリバンさん、こういうのは今までもあったんですか?」

「無い。ヒトと交流を持つことは稀にあったが王家との繋がりとなると今回が初めてだ」

「なるほど…」


前例がなかったら緊張するよね、しかも相手が魔王っていうんなら機嫌の良し悪しで自分の首とか国とか飛んじゃうかもしれないし。言い過ぎかな、でも多分この人なら出来るしな。もっとも魔王様ってイラってすることあっても、それから大暴れってことしないし反応が過剰なんだけどそんなこと分かんないよね。


「そういえば、数日前とかに結界の外まで来てた兵士、あれお前のところのだよな?」

「も、申し訳ございません!先触れに出させたのですが何かご無礼を…」

「あー。あれってそういうこと?敵意とかなかったから転移させたんだが…俺が悪いな、すまん」

「いえ、そのような…!」


お姫様だけじゃなくて護衛の人たちも魔王様の言葉にビクついている。私からしたら言葉通りの意味にしか聞こえないんだけど、あんなに警戒してるマリエラの皆さんにとっては「お前ら俺にあんなの差し向けてなんのつもり?」みたいに聞こえてるんじゃないかな。すごい顔色悪いし、謝られて一層恐縮しちゃってるよ。これってあれじゃないかな、貴族ルールで目上の人に謝らせちゃいけない、みたいな。私はこそこそとサリバンさんに話しかける。


「あの…魔王様って自分の立場分かってるんですか?」

「分かっている。その上でアレだ」

「なお悪い…」


魔王様が人間のルールに従う理由はないもんなぁ。そこに非常識でしょとか突っ込みを入れるのは根本からおかしい。異文化コミュニケーションにおいて必要なのは相互理解じゃなくて相互不可侵だと思うんだよね、あくまで私の考えだけど。勿論魔王様は恐怖で震えてる一行に気が付いているみたいで震えるたび申し訳なさそうに目を彷徨わせている。鎮静の魔法使えばいいのにって思ったけど、普通怖がってる相手から魔法かけられたら自分を思ってのものでも怖くなるよね。逆効果か。


「…ロクサーナ、お前が俺に怯える気持ちもわかる。俺の友情ってやつも信じられないか?」

「いいえ!そのようなことは決して!」


溜息をつきながら魔王様が寂しそうな顔をする。そうするとロクサーナと呼ばれたお姫様は慌てて首を振った、それは怖がってるっていうよりは焦ってるって感じが強かった。そこは絶対に勘違いしてほしくないっていう必死さで、それを見た魔王様は満足そうに優しく微笑んだ。おお、結構な破壊力だ。とはいえ私的にはサリバンさんのたまに見せる無表情からの笑顔の方が破壊力高いからあんまりグラっとこないんだけどね。お姫様的には慣れてなくて大変かも、ちょっと好奇心も手伝ってちらっとお姫様の方を見てみたら魔王様の笑顔を向けられた途端思いっきり俯いちゃった、けど、なんか耳が赤いような…。


「あ、あのサリバンさん…」

「なんだ」

「あのお姫様、ヤバいのでは?」

「ヤバいな」


慣れてないどころの話ではなく、ほぼ確実にこのお姫様は魔王様を好きになってしまっている。多分さっきの笑顔がきっかけじゃない、さっきの否定っぷりを見るにもしかして。急に冷や汗を流し始める私なんて知らず魔王様は手を叩いて小気味よい音を立てた。話はここまでってことだろう。その音に緊張していた御一行がほっと一息ついた。


「護衛も含めて長旅で疲れてるだろ?空き部屋は幸いにもたくさんあるし、今日は休んでくれ。あ、未婚の王女が魔王城に泊まるのは外聞が悪いか?」

「も、問題はありません。ただの逗留ですから」

「お、そっか。なら良い、部屋の鍵は寝台で寝ているやつでないと開けられないようになってる。俺にも開けられないよう術式組んでおいたし、安心して寝てくれ」


え、なんとなく使ってたけどあの部屋そんな仕掛けがあったの。私魔法使えないけどそっか、微力ながらにMP的なものはあったしそれで作用するのかな。個人個人で魔力に違いがあるのも驚きだけど何気ないところに生体認証的なシステム搭載されてたことに感動、私あんまり部屋に鍵かけないけど今日はかけてみようかな。開ける時鍵開けてるだけなのは分かってるのに仕組みを知ると改めてやってみたくなるのは単純だね。


「じゃ、ハナコでいいや、案内してやって」

「えっ!?わ、私ですか!」

「王族に夢魔を近付けるのかよ、サリバンは男衆をよろしく」

「あ、はい」

「俺を獣の様に言うな」


関係ないと別の事に意識を飛ばしていた私は、いきなりの使命で飛び上がってしまった。でも言い分はもっとも。夢魔がVIP案内するのってちょっとアレだよねぇ。今サリバンさんだから尚更だし、逆に男の人達を私が案内するのもなんだか怖いし。言われたサリバンさんはというとちょっと不満そうに眉を寄せているので私は心の中でごめんなさいと謝っておいた。屈強な護衛達はお任せします、何故か男同士のはずなのに数名から熱っぽい視線を受けている気がしますがよろしくお願いしますね。




そんなわけでお城の二階の空き部屋にお姫様と侍女さん達を案内する事になった。このお城は広いので50人くらいは一人一部屋普通に使えちゃうのです、私の家じゃないけどちょっと誇らしい。ただ、どの部屋も同じ作りだからどこに案内したものか、魔王様の部屋からはなるたけ遠ざけようと悩んでいると躊躇いがちに声を掛けられた。


「失礼ですが、貴方は侍女ではないのですか」

「へっ、は、はい。ただの居候です!」

「居候…」

「わ、私異世界の人間でして…」

「まぁ、貴方が」


事情は面倒ごとを引き受けてくれた国の人って事もあって異世界って言っただけで納得してくれた。普通は信じてもらえないだろうけど魔王様パワーですね。そんなところに居候し続けている私、いいのかな…まぁ出てけとも言われてないからいいんだけど。寧ろ追い出されたら余裕ないけど。

それにしても近くで見てみるとお姫様は可愛い、ちょっとつり目がちな青い目は透き通ってて人形みたいな印象を受ける。サリィさんが絶世の美女だとしたらこの人は可愛いアイドルって感じ。銀髪なんて白髪に見えてもおかしくないのにツヤツヤして綺麗なんだからすごいよなあ。横目で見ていると怪訝な目で見られてしまった、まずい、焦って手近な部屋のドアを開いて誤魔化したけど唐突すぎて侍女さんまでビックリして私を見ている。やっちゃった、引きつった笑顔をなんとか作って深々お辞儀をしておく。


「え、えっと…狭いと思うんですけど、どうぞ」

「…いいえ、問題ありません」

「あ、えっと、お風呂、ないんですけど魔王様は浄化の魔法をかけてくれてるので、身体は綺麗になってると思います…」

「じょ、浄化魔法ですって!?」

「す、すみません!」

「い、いいえ、貴方は悪くありません…浄化魔法は上級魔法ですからよもや身体を清めるために使っているとは思わなくて」

「あっ、そうなんですか。あの人掃除とか面倒で城全体にかけてるんですよ」

「………」


お風呂は一般的じゃない、だけどないわけじゃない。貴族とか物好きな人が使っているっていうもので、庶民達はというと水浴びとかタオルで拭くとかで体を綺麗にしているんだそう。不衛生だし絶対に大衆浴場作るべきだと思うんだけどその整備って意外と大変らしいんだよね。そして忘れてもらったら困るのは魔王様による浄化魔法で汚れを払うなんていうのは以ての外ってこと。当たり前だよね、そんな事で魔法使わないでほしい。

まぁ、それが上級ってことは知らなかったけどさ。城全体にかけてるって言った途端お姫様は勿論侍女さん達まで口をあんぐり開けている。そうだよね、面倒だからって理由で凄い魔法の無駄遣いなことしてほしくないよね。まぁ私はお陰で靴が泥だらけになってもお城のロビーに入るだけで靴はピカピカになるし、汚れたスカートだってシミごとなくなるしでいい思いさせてもらってるんですけど。困惑の視線が耐えきれず逃げるようにドア付近まで移動する。


「あ、あの、ではごゆっくり…あ、お飲み物とかこちらに持ってきましょうか?」

「いいえ。大丈夫、あの方の仰る通り旅で疲れていてね…少し眠らせてちょうだい。晩餐が開かれるようであれば勿論出席させていただきますが」

「あーーー!」

「え、ど、どうなさったの」

「す、すみません!すみません!うちの人達ご飯食べないんです…!」

「え…?舞踏会ではアイスを召し上がっていらしたけれど」

「甘いものは好きなんですけど、食事が面倒とかいってて…ご、ごめんなさい!どうにかお姫様達のお口に合うもの買ってきます!」


ヤバい、魔王様が先触れ?って人を追い返したせいでなんも情報ない。お金は唸るほどあるけど準備が全然出来てないよ!マリエラって魔王城まで片道1ヶ月以上かかるらしいしそんな長旅の方々にご飯の一つも用意できないって最悪だ。それにご飯、私簡単なものしか作れないし、50人分×3でオプションにブルジョワ階級が付くの?満足させられるわけないじゃん!何とかして手配しないと、窓の外を見るともう夕焼けに染まっていた。まずい、早いところだとお店閉まっちゃう。縺れる足で駆け出そうとしたのをお姫様の可愛らしい声が止めてきた。


「…待って」

「すみません!すみません!い、命だけは…!」

「大丈夫、貴方を罰するつもりなどありません。あの…あの方が好きだと?」

「あ、いや多分なんですけど…甘いもの食べると楽しそうなんですよ」

「そう…そうなの。よかった…」


怒られるのかと思ったけどお姫様は魔王様がスイーツ男子(仮)ということに引っかかっていたらしい。この間はケーキをマリエラから買ってきたってことを伝えてみたら本当に嬉しそうに笑っていた。その微笑みはどう考えても恋する乙女が憧れの人に褒めてもらった、みたいな感じできゅんと来るものがある。侍女さんも心配そうだけどやや微笑ましくお姫様を見つめていた。うん、他人の恋模様とか私も大好きだけど今回ばかりは馬に蹴られる覚悟で挑まなきゃいけないかも。


「あの…お姫様」

「ロクサーナで構いません」

「ロクサーナ様…」

「魔王様と同格など恐れおおいことです」

「ロ、ロクサーナさん…?」

「よろしい。それで何か?」

「魔王様のこと、その…お好きなんですか?」


恐る恐る聞いてみたらお姫様、ロクサーナさんはその白い肌を一気にプチトマト並みに赤くした。ボンって音が聞こえるくらい。こんなことってあるんだ、かわいい女の子が慌てている様子は本当可愛いんだけど、侍女さん達の余計なこと聞くなよ!という視線が痛い。いや、私居候なんでここはちゃんと事実確認しておかないと後々大変っていうかですね。


「ぶ、無礼者っ!わっ、わたっ、私は!婚約者のある身ですっ!王家の血はっ、く、国のためにあるのですっ、例えあの方の琥珀の瞳が頭から離れなくともっ、それは敬愛の情なのです!お、遅い初恋などではありません!あああ、あ、貴方の勘違いっ、ですわっ!」

「あっ、はい、勘違いでした」


わかりやすすぎる。侍女さん達の小さな溜息を曖昧な笑顔で受け流し私はそそくさと部屋を後にした。







「やべえよ…やべえよやべえよ…」

「ハナコ、どうした取り乱して」

「サリバンさん!ロクサーナさんの目をどうにかして覚まさないと!」

「無理だろう。俺の顔を見ても惚けなかったからな」

「顔に絶大な自信持ちすぎでは?」


そのまま部屋から離れて廊下で頭を抱えているとサリバンさんが不思議なものを見るような目付きで話しかけてきた。うん、衣服に乱れもないし間違いは起こっていなさそうですね。それにしても本人の言う通り顔がいいな。

謁見の間で察した通りロクサーナさんが魔王様に恋、しかも初恋というプレミアのついた想いを抱いていることを報告するとサリバンさんは遠い目で明後日の方向を見ていた。


「にしても魔王様にかぁ…顔だけはいいもんなぁ…」

「そうだな。節穴とは言えまい」

「魔王様は何をしたんです?」

「踊った。それなりに密着するダンスを完璧に、笑顔で」

「おーーーん……」


本人的に純粋にダンス意外と楽しいじゃん!くらいなんだろうけどイケメンに微笑まれながらリードされるって女の子の憧れだよね。がっくりと項垂れて長い溜息をつく、ここでヤキモチとか焼いてみたら私も可愛いんだろうけど1ミリとしてそういう感情が浮かんでこないのは単純に魔王様のキャラがわかってることと顔面偏差値を比べた結果です。


「そういえば今魔王様は何をしてるんですか?」

「物価の高い国に出向いて食材を買いに行った、ここまで大人数の訪問は初めてだからと張り切っていた」

「え、まさか料理作る気ですか」

「あぁ」

「あの、サリバンさん。初恋の男にまあまあ美味しい料理を振舞われたら女の子ってどうなると思います?」

「好感度が上がる」

「やばいよ!!阻止できないのがやばいよ!!」


どうしよう、このまま私を連れ去ってくださいな、とかロミジュリの如く駆け落ちする展開になったら。婚約者がいるって話だし国際問題だよ。取り敢えず無駄と分かっていながら厨房へと向かう、クソマズ料理作ってくださいとは言えないからな、どうしたもんかな。


「大丈夫だろう、貴族令嬢ならば公私を分ける教育がなされている。王族となれば尚更だ」

「何言ってるんですか!あのボンクラに美少女が勘違いして惚れてるのが問題ですよ!」

「お前もアレの扱い方が分かってきたな、何よりだ」


満足気に頷かれてしまったけど事は一刻を争うんですよ。小走りで厨房へと向かうと既にいい匂いが漂ってきていた、くっ、手遅れだったか。だだっ広い食堂のテーブルに寄りかかるように崩れ落ちると、トントンと肩を叩かれる。なんですかサリバンさん、いつもあなたは冷静ですよね、って。


「うわぁ!魔王様!!」

「これどうだ?」

「うわ美味しい!…じゃなくて!魔王様ロクサーナさんに何してるんですか!」

「えっ…何もしてないけど…サリバンも食う?」

「いらん。お前あの姫をどれくらい留めるつもりだ」

「長旅だぜ?1週間くらい泊めてやらないと可哀想じゃねえか」

「馬鹿が、王族には公務もある。3日で帰せ」

「え…いいけど、なんでそんな怒ってんだ」

「怒っていない、焦っている」

「そ、そうか。まぁ姫だしそうなるよな…」


めちゃくちゃ美味しいローストビーフをあーんされて目眩がした、マリエラの食基準分かんないけど私が美味しいんだから相当美味しいよね。しかも口に入れた途端溶けていって後味がしつこくない、味付けのソースも絶妙な加減であっさりしているのにお肉に決して負けていない、引き立てている。うわぁこれお肉すごい高いやつじゃない?無理でしょ。サリバンさんに詰め寄られる魔王様はいまいちピンと来てないようで首を傾げていた。


その晩餐が御一行に大好評だったのは言うまでもない。





それからも私とサリバンさんの妨害作戦は続いたもののあまり意味はなかった。


「ふーん、これチョコレートっていうのか」

「えぇ。最近王都で流行りのものです、お気に召していただけましたか?」

「うん面白い。あ!そっちの赤いのはどういう味なんだ?」

「ひゃっ!」

「「近い!!!」」

「あ、悪い。怒ったか?」

「い、いいえ、そんな…」


ロクサーナさんがお土産に持ってきてくれたチョコレート、チョコの存在があったことは私にとっても嬉しい誤算だった。なんか転生系の話ってシャンプーとかお菓子とか料理とか、日本のものサクッと異世界で作っちゃうけど私作りかた知らないし技術力もないし文化のマリエラ国とお近付きになれたのは純粋に嬉しいかも。日持ちのするものしか持ってこられなかったって残念そうにしていたけどチョコは最高のお土産ですよ、ちなみにじゃあ今度傷みやすいの送ってって魔王様がマジックアイテムを気軽に渡してたけど、大丈夫かな。軍事利用とかされないかな、いや魔王様だし真似できない工夫くらいするね。材料も多分血だし。


ちょっと興味を惹かれるたびずいずい近寄っていく魔王様を二人掛かりで剥がし、頬が赤くなるロクサーナさんをみてヒヤヒヤ。サリバンさんと仲良くなれた気がするので結果オーライだけど、魔王様はもうちょっと行動に責任もってほしいな、そんなことを考える三日間なのでした。


顔面偏差値は

サリィ・サリバンAPP22(装備で魅了・SAN減少なし)、魔王APP18、九条とロクサーナが15あたりで花子は12(ド普通)って感じです

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