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僕と私  作者: 田中佑奈
第1章 お前は一体誰で、僕は何をしに来た
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プロローグ 世界【中編】

僕は東神家を引き継がなければいけない。

────嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

そんな事は分かっていた。僕は。でも、やりたいことはまだあるんだ…!いつも泣いていたあの頃の僕に手を伸ばしてくれた。身も心も汚れていた僕のことを救ってくれた。僕が怒っても、「有難う」の一点張り。「なんで有難うなの?」と訊くと、「だって、君が元気なんだって分かって安心するからかな~…なんて…えへへ」

いつも泣き虫で甘えん坊なのに、今日は大人びた彼女を見た。僕はその瞬間から涙が溢れ落ちた。

「あれ?目から何か…っでてるな…っ。僕の顔どうなって…っる?」

僕は彼女の

「…すごぉく、嬉しそう!」

彼女は笑顔だった。まるで太陽のように僕を包みこんでくれた。僕は彼女に言った。


「 有難う…!! 」


「 こちらこそ 」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「はぁー…」

僕はまた人生で一番重いため息をしてしまった。

何故か?それはだな…肆螺蕋と喧嘩をしたから…いや、こちらが一方的に喋ったんだがな。

「まぁ、こんなこと明日にでも謝れば別にいいか…」

僕はアクビをしながら靴に履き替え、昇降口をでた。そんな時­━━━━

風が吹き、目の前には桜の花びらが飛び散った。

関心し、止んだ時だった…


「あ…いつ…」


「…っ!零くぅーん」

僕は彼女に会った。いや、会ってしまった。面倒な奴に

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