第5話~~女王の話~~
城内に入るとレイスを待っていたのは
エプロンドレスを身にまとい、レイピアを装備している
メイドさん?らしき人が待っていた。
(何故に、メイドさんがレイピアを・・・)
「レイス様ですね?こちらへどうぞ♪」
歩くこと、約10分・・・(まだかよぉー)
ひたすら階段を昇った、その果てに着いた所は
どう見ても、サロンであった。
・・・ ・・ ・ ^^
(しばらく椅子に腰掛けてみる)
レミン(真っ赤な、あまぁーぃ果実)をミルクで割った
暖かい飲み物を、出してくれたのはいいが・・・。
「レイス様。こちらで、しばらくお待ちくださいませ。」
そう言うと、案内してくれたメイドさん?は、どこかへ行ってしまった。
(をぃ! 普通、女王様と会う所は、謁見の間とか言う場所ではないのか?)
(それ以前に、あんた!!この場に残っているのが、普通じゃないのか!?)
そんな事を思いながら
しばらく、ミルティー・レミンを飲んでいると
[コンコン]
別の扉から、ノックが聞こえる。
「はい?」
扉が開き、近衛兵(&お供?)が、槍と杖を携えた二人が並んで扉の脇に立ち
その真ん中には女王レイシアがいた。
「ようこそリューベックのレイス」
「待っていましたよ」
「リューベックは、アズディーナルに、出かけているのでしたね?」
***********回想中***********
そうなのだ・・・
うちの親父こと、リューベック=ナイミールは、
「アズディーナルへ、ちょっと行ってくるわ♪」
と、言って10日ほど前に出かけてしまっている
いつものように、2週間ほどで、帰ってくるだろう。
(どうせ、酒場で騒いでいるのだろうが・・・)
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「はい、あと4日ほどで、戻るはずですが・・・。」
「では、この書面をリューベックに必ず渡してください」
女王は、1通の書面を封書に入れ
杖を持っている近衛兵(?)に渡す。
ごそごそ、何かした後に、レイスへ渡す。
受け取って封書を見ていると
赤ロウを王家の紋章で、封印されていた。
「頼みましたよ、レイス=ナイミール」
「はい確かに、お預かりしました。封書は必ず父に渡します。」
女王は、立ち上がって
近衛兵(?)二人を引き連れて、サロンから出て行った。
・
・
・
「さあ、レイス様こちらに・・・。」
謎のメイドさんが、声をかけてきた。
あ!あんた、いつの間にいるんですか!と脳内突込みを入れつつも
(さて、帰るかな?)
そう思うとレイスは、封書を持って
メイドさんと一緒に、来た階段を永遠と下って、城門へと向かった・・・。
ぱっとでも、読んでる人がいるんだろうか・・w