第4話~~王城へ向かう時~~
レイスが、リュオン通りを抜けて城に向かう途中
幼馴染の「農魔見習い」のロリエッドが、手を振っている。
「レイス~♪どうしたの?浮かない顔しちゃって」
「あぁ、王城に呼ばれてね、何で俺なんだ?、農魔見習いでもある君なら解るけど・・・。」
「さあ~ぁねぇ~?、まっ!せっかくだし、入口まで付き合ってあげるわよ、感謝しなさい!」
「何で、感謝しなきゃならないんだか・・・」
なんらかんら、言いながら
二人は、シュリエット街道の西にある
王城の入り口に着いた。
レイスは、衛兵に近づく
「なんだ、リューベックのところのレイスじゃないか。いったいどうしたんだい?」
「女王様に呼ばれたんだ。」
「じゃあ、召喚状を見せてくれないか?」
「ああ」
そう言って、レイスはポケットに詰め込まれていた
グシャグシャになった召喚状を出す。
「をいをい・・・^^」
「別に、いいけどなレイス、もう少し丁寧に扱ってくれよ」
衛兵は、門を開けるようにと、手を上げて指示を送る
「じゃ!私は、ここまでね♪ またあとでねぇー」
「はいはい(気持ち投げやり)」
大きな扉が左右に分かれて、開門し
そしてレイスは、城内に入っていく・・・。
「農魔師」
文字通り農業専用魔術師で、ティルラーン製法を扱う専門魔術師
「農魔見習い」
農魔師のサポート&雑用係