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祝福と高嶺の花

ーマリアちゃんとエリカちゃんはよく似てるわねー


ー2人ともべっぴんさんで羨ましいわぁー




昔から、私とエリカは似ていると言われた。



私は嬉しかった。

綺麗と言われることはもちろん、妹と似ているということも嫌ではなかった。





エリカは嫌がっていたけれども。








私はエリカに嫌われていた。

理由は、良く分からないけど。




私がエリカより勉強ができるからだろうか。

私がエリカより運動ができるからだろうか。





それとも




エリカにないものがあるからだろうか。








エリカの入学式は、もちろん参加した。

エリカはすぐに友達ができたみたい。安心した。



ホワイトスーツは、なかなかのイケメンだったわね。

懐かしいわ。あそこに立つことは誇りだけど、死ぬほど緊張するのよ。



私も緊張して手が震えたもの。





3年前の私の入学式で連れていった桜の木には行ってくれたかしら。

普段はあんまり関心を示さないエリカも、あれには見とれてたわよね。





エリカ、おめでとう。







私が来ていること、多分まだ気づいてないと思うけど。

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