留守番電話(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「留守番電話」です。
田守優子は私の親友。ちょっと変わっているが、悪い子ではない。
携帯電話を部屋に置き忘れて出かけてしまった。
アパートに戻ると、優子から留守電が入っていた。
「あれ? どうしたの? 気がついていないのかな? またかけるね」
それが一度目。二度目は、
「バイブにしてるの? またかけるね」
三度目は、
「また留守電? どうしたの? 具合でも悪い?」
更に次には、
「ああ、ごめん、用件忘れちゃった。思い出したら、またかけるね」
疲れる。
ということでした。いつもどおりです。