誓い
なんか最近コメディ要素が増えてきた気がしますね。どうも、今日も朝早い滝峰つづりです。
入浴シーンに色気なしとは需要を奪ってますよね。
――ここで投稿時刻まであと8分。
およよよよ、時間がない。でも前書き書きたい。じゃあ書こう(時間も気にせずね)
……やだなぁ、そんな目をしないでくださいよ、出します、時間内に出しますから!
あと、魃さんの作品を読んだのですが(バトル中なのに)前書きに滝峰つづり砕け散れってありました。
怖いですね、私が何をしたと……。
おはーっ!! 時間ないよー。
ではまた明日。――え? 中二病の話? なんですかその料理知らないです。確実に人をダメにしそうな名前ですけどね。
「……取り敢えず出ていこうか」
フェイの視線を嫌というほど浴びながら僕は言った。
「そう……。アタシは遊びだったのね!!」
「なにそのセリフ! まるで僕が不倫しまくる悪い夫見たいじゃないか!!」
「……でも分かってる。貴方は悪くないのよ、すべて悪いのはアタシから貴方を奪ったあの女なのよね」
ん? あれ、なんか茶番始まったんだけど。
「だからあの女に思い知らせてやったの……え、何をかって? アタシの愛の深さだよ。そしたらあの女、彼の愛は私に向いてるとかほざくものだから両手両足を縛って押入れに突っ込んできたの」
「ま、まて、お前それって……」
なんだかんだで僕も少しのってみた。
「……ごめん、もう限界」
いきなり声が地に戻るフェイ。
「僕のさっきまでの気持ちを返せ」
もちろんフェイにはずっと背中しか向けてない。
「にゃはー、だってアタシが読んでる本がそこで、つづくって終わってるんだもん」
本の知識からくるものだったみたい。いや、まずどんな本だよ……。
「さて、と……」
「ふにゃ?」
桶にマナを集め、水を創る。それを魔術で暖めてお湯にしてから体を流す。もう一度水を張り、今度は後ろにいるであろうフェイに当てるつもりで水を撒いた。
「冷たいよー」
と、薄い反応だった。どうやら当たらなかったらしい、残念だ。
「ほら、もう出ていってよフェイ。僕も湯船につかるんだから」
「一緒に入ればいいじゃん♪」
入れるか!!
「早くしてくれ、僕が風邪をひく」
「……ん~惜しかった。一緒に入るにはまだ好感度が足りなかったみたいだよ」
引き際になんか言ったが聞こえなかったことにした。そのままフェイが脱衣場に消えるまで動かず、いなくなったことを確認してからようやく入浴。
「はぁ……やれやれ。ってあっちぃぃぃぃぃ!!!」
浴槽から飛び出しすぐに冷たい水を足す。すると外から、
「クロくん、風邪をひきそうって言ってたから湯船のお湯温めておいたよ」
「いらない気遣いだぁぁぁぁ!!!」
少し熱いくらいまでお湯を冷まし、今度こそゆっくりと湯に浸かった。
「湯加減どうですかー?」
「最悪だよ!」
なんか疲れる風呂だった。湯船をかなり大きくしてちょっとした銭湯みたいだったのに、フェイのおかげで楽しむ余裕がなかった。
「あれ? クロ、なんか入る前よら疲れてない?」
「いや、大したことないよ。それより僕はお腹がすいたけどな」
さっきからスパイシーな薫りが鼻孔をくすぐり急速に胃が暴れだしている。これはたしかカレーってやつじゃなかったっけ?
「あ、その事なんだけどね……クロがお風呂に入っている間にフェイちゃんがいなくなってて、その……」
嫌な予感が僕の脳をよぎった。
たしかフェイに渡されてたのは飯ごう……つまり――
「――お米が、まだ炊き上がってないんだ……」
フェイのバカァァァァァァァ!!
今度からフェイが料理を任されることがあったのなら絶対に脱走させないと僕はカレーに誓った。