何故……
いつもギリギリまで原稿を書かない滝峰つづりです。
今日のこの前書きを書いてる時間が5時30分。中二病の話できるかなー……。
と言いつつやります。これで投稿遅れたら前書きがあるのが悪い! と言って逃げます←おいこら
……絶対零度ってかっこよくないですか? 完全世界って響きよくないですか? リュウって、竜って書くより龍って書きたくないですか?
この中で私と同じようなことを思った人は中二病かもしれません。ちなみに私は中二病だと友人に言われるまで気づきませんでしたよ。
私の中二病の始まりはたしか……あ、ヤバい。時間がほんとにヤヴァイ。
ここからが良いところなのに……。続きはまた今度にしましょう。それでは本編も楽しく読んでくださいね。
ではまた……。
「せっかくのお風呂だけど、先にテント作っちゃおうか。さっぱりした後に汗なんてかきたくないしね」
おーっ! と、勢いづく女子たち。普段の表情が読めないディーネですら、その姿にやる気がにじみ出ていた。
お風呂って女子にとって結構大事なんだなぁ……。
そんなことをしみじみ思いながら、僕もテントを張る手伝いをはじめ………ん?
「あのさ、テントってこれだけ?」
作っているのは大きめのテントで、五、六人は入る大きさだけど……男女はさすがに別々だよね?
「にゃ? 大きさは十分じゃないかな?」
「「いやいやいやいや、そこじゃなくて」」
僕とシロの声がきれいに重なる。――あの、女の子じゃなかったんですか?
「……少年、私……ディ、ディーネは気にしない」
まだ自分の名前を呼ぶのを恥ずかしそうにしているが、テントのことは本当で気にしてないようだ。
あれ? 普通こういうものって女子は気になるものじゃないのか?
自然とシロと視線がぶつかった。
「わ、私は…………」
なにかに悩むように必至に考え込んでいるみたいだったが――
「――是非よろしくお願いいたします!!」
なんと、真っ赤になりながらOKを出した。しかし、なんで敬語?
なんか、一つのテントで大丈夫だった。
「よーし、終了! おっ風呂だ~……グェッ!」
テントを張り終えハイテンションで風呂場に向かうフェイは、首根っこをディーネにガシリと掴まれ飯ごうを持たされた。
「……少年、一番風呂は少年のもの。ディーネたちはその間に夕食作りを終らせる」
「そ、そっか。でもフェイは今入りたそうな顔してるけど?」
……問題ない、とそのままフェイを引きずってシロのもとへ。
「うわーん、ご飯作るの苦手なんだよぉぉぉぉ……」
そんな叫び声を聞きながら、お言葉に甘えて一番風呂をいただく事にした。
着替えを持って脱衣場へ。腰へ申し訳程度のタオルを巻いて作りたての湯船に……
「にゃ? クロくんが遅いから一番風呂をいただいたよー」
入る前に高速Uターン。脱衣場に逆戻り。
あれ、おかしいな。ディーネに引っ張られていったはずの人がいるはずないのに。ああ、あれは僕の疲労からくる幻なのかな? うん、きっとそうだそうに違いない! やだなー、早く風呂に入って疲れをとろう。
「どうしたの? おーい」
風呂場からフェイの声が聞こえてきた。
あ、駄目だ空耳まで聞こえてきたよ。今日はもう風呂に入らず早く寝た方が良いかもしれないな。テントに帰ろうそうしよう。
「もう、早くおいでよ!」
水から出てくる音と、ペタペタと湿った足音。
逃げ出そうとした僕の腕を掴まれ、そのまま浴槽まで引っ張っていかれた。
「なんでフェイがいるんだよ!」
引っ張られながら、ずっと逃げてきた現実に向き合う事にした。
何故か僕が来たときに先に入っていたフェイ。タオル一枚のあられもない姿でお出迎えをしてくれていた。
これが現実。
「にゃはは、アタシ料理って苦手でさー……」
「避難場所にここを選ぶな!!」
フェイに背中を向け、体から洗う僕。ちょっと心の整理。
「ふぇ~、クロくんの身体って引き締まってるねー」
「……なんでさも当然のように居すわっておられるのでしょうか?」
心の整理をさせてください。
「だって捕まったら料理させられるしー」
子供っぽく口を尖らせるフェイにため息しか出なかった。