ウマムスメ、最終回で泣かされちまった件
直後に書こうとしたけれど、あまりの感情の、怒涛のような波に襲われて、できなかった。
めずらしく。
ちょっと前にもここで書いたけど『トウカイテイオー』ってウマムスメが主役の『ウマ娘 プリティーダービー シーズン2』ってアニメ。
その最終回。
観て、泣いた。
よく言うじゃない?
あの映画観て、泣いた。
あの本読んで、泣いた。
あのドラマ観て、泣いた。
あのマンガ読んで、泣いた。
あのアニメ観て、泣いた。
まぁ、感動したってことをあらわす比喩としては、最上級の部類かなぁ。
でもね、私は今回、比喩じゃなくて、涙、ボロボロこぼれた。
で、あまりに感動したので実在したトウカイテイオーってホンモノの馬をユーチューブで観てみた。
知らなかったんだけど、ちょうどアニメの最終回の感動を呼ぶレースが、実際に行われていたレースのまんまのシーンだったらしい。
競馬解説者の人も、アナウンサーも、会場も、そのレースに感動していた。
会場では、「テイオー コール」がわきおこっていて、これもアニメはホンモノのマネというか、ホンモノどおりのシーンを描ききり、それに私は泣かされたのだと知った。
なにが凄いのか?
前述、自作《『ウマムスメ』てか、トウカイテイオーに捧ぐうた》でも書いたのだが、トウカイテイオーは悲劇の名馬って呼ばれていたらしい、というのは微かに知っていたのですが。
だから、こんな偉業を成し遂げていたなんてしらなかったのです。
なにが凄いのか?
「有馬記念」という年末に行なわれる競馬のG1(まぁ、大きくてハデな競馬大会、みたいな意味?実はあまりよく知らない)レースがあって。
この「有馬記念」は、実はファン投票で出走馬が決まるらしいのです。
野球でいうとオールスター戦みたいなものかな?ごめん、ホントによく知らない。
で、去年の、まさしくその「有馬記念」で敗退して以降、不運の名馬たる所以でケガのため長期欠場を余儀なくされていたテイオー。
一年間。レースをしていない、という状態。
でも、人気だけは凄いから、今年の「有馬記念」にも選ばれるという始末(この時点で、凄いから!)。
で、レースでは、むろんさっき、ネタバレしたように優勝!
で、なにが凄いのか?
そんなこと、普通、起こりえないキセキなんだよ?
一年間の休養明けの、そんな馬が、日本で一番輝かしい(テイオー以外、全馬、その年に最高に強かった馬たちが出走するレースだからね)G1レースで優勝してしまうなんて。
さっき、会場中、「テイオー コール」につつまれたと言ったとき、その感動した人たちの中で一番最初に「競馬解説者の人」って書いたの、覚えてる?
なぜ、その順なのか?
その解説者が、感動のあまり(泣きそうになりながら、は、大げさか?まぁ、いい歳したおじさんぽかったし、けど明らかに、あきれるくらい感動していた)言った言葉があって、ね。
「いやー、こんなこと、ホントに起こるんですねー。一年間の休養明けの馬がいきなり優勝するなんて、しかも、その年のもっとも強かった馬たちの最強を決める「有馬記念」で。
まさに、今までになかった偉業です。」
そして。
そして、だよ?
そのあとどう続けたと思う?
「そして、今後どの馬にも成し遂げられないと断言してもいい偉業です!」
未来に、どんな素晴らしい馬が現れようが、未来には、嘘みたいに強い馬も現れるかもしれないのに、そんな未来の馬が現れうることを知っているはずの解説者が、言い切ってしまったんだ。
今後どんな名馬にも、二度とこんな偉業は成し遂げられない、まさに奇跡の勝利だと。
ごめんなさい。
さっきは筆(スマホだから指か?)が滑ってボロボロ涙をこぼしたって書いてしまったけど、ホントのその《泣かされシーン》は、べつにあってね。
ホントにホントをいうと、私が一番感動したのはその優勝のシーンだとしても、ホントにホントをいうと、実はホントに泣いたシーンは、同じウマムスメのメジロマックイーンとの友情のシーンだったのです。
お互いを尊重する深い友情。
そして、ほのかにみえかくれするのは、チョコッと甘いガールズラブ?
美味しくいただかせていただきました。
ねっ?
感情が怒涛のように押し寄せて、書けなかったの、わかるでしょ?
えっ?
わからない?
なら、そんなヤツは、オレはもう、知らんッ!(マンガ「カイジ」のエスポワール号での利根川先生の口調で、ね?)