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白の皇帝機   作者: タール
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ヴェルロード9

私生活で不運なことがあり、投稿が遅れました。


煌たち三人はドロアが乗るドロイケラスと従えている魔甲機と睨みあっていた。はじめに動いたのは3体の魔甲機だった。


ゴォォォォ!とスラスターを吹かしこちらに向かってくる。応戦しようと煌は剣を構えるが、フェイがそれを制止する。


フェイ:「あの2体は私が相手するわ、二人はドロアを倒して」


煌:「はぁ?三人か二人でやったほうがいいだろ」


フェイ:「ドロアを傷つけることができるのは皇帝機だけよ」


フェイはそう言いながらクロレウムの銃から弾丸が発射され的に被弾し足を止まらせる。


フェイ:「早く行って。それに私、貴方よりより強いんだから」


フェイは笑いながら煌に言った。煌は思い返せば自分より何倍も強い人をなんで心配してるんだ?と思いガクッと肩を落とした。


ドルフ:「了解!ほら行くぜ煌」


ドルフはそう言いながらドルフはドロアに向かってバルトロンを接近させて行く。それに追随してアルゲンティウムのスラスターを吹かして向かう。それを邪魔しようと魔甲機の一体がこちらに銃を構えるもクロレウム・ヘッツから放たれる弾丸によって阻まれる。


フェイ:「貴方たちの相手はこっちよ、最近ストレスが溜まって仕方ないのよ。だから相手してくれる?」


side:煌・ドルフ


ドロア:「なんだ、お前たち二人だけか」


煌:「フェイなら3体くらいなんとかなるんだよ」


ドルフ:「どうでもいいが、さっさと倒れろ!」


バルトロンはさらに速度を速めドロイケラスへと槍を構え迫る。バルトロンは槍を振り下ろし、それに向かってドらイケラスは握り拳を槍に向かって放った。拳と槍、本来ならば拳の方が負けるが相手はドロアであったこともあり、互いの獲物は衝突してお互いに弾かれた。


ドロア:「へぇ?流石に皇帝機ってだけはあるか」


ドルフ:「そう簡単にはやられてはくれないか」


煌:「なら次はこっちだ!」


煌はアルゲンティウムの双剣を相手に向かって振り下ろすが手甲に阻まれる。


ドロア:「いいね、けど魔力を使わないのはどう言うことだ?使わないと勝てないぜ」


煌:「わかってるさ、けどそれは今じゃない!」


アルゲンティウムはドロイケラスから離れるために上に向かって上昇し離れる。ドロアは悪手だと思い火焔を放とうとしたが正面から大きな魔力を感じ目を向けると槍に炎を纏わせたバルトロンがこちらに向かって槍を突き出そうと構えていた。


ドルフ:「受けやがれ」


バルトロンはドロイケラスへと近づき槍を突き出した。ドルフは防御しようとするが間に合わず攻撃を受けてしまう。ドライケラスは吹っ飛ばされて地面に倒れる。バルトロンの横にアルゲンティウムが降り立つ。


煌:「倒せたのか?」


ドルフ:「いや、やれてないな」


ドルフの言う通りドライケラスは立ち上がった。胸の走装甲に槍によってできた傷ができたのが確認できるが


煌:「?!傷が浅い!」


バルトロン:『あいつ槍が当たると同時に後ろに飛びやがった。』


煌:「だとしてもあの程度で済むのかよ」


ドルフ:「皇帝機にも対抗できるんだ、テスプリトニウムと同じくらいの鉱石を使ってんだろ」


ドロア:「こんな簡単なやつに引っかかるなんてな。少しなめてたな」


ドルフ:「少しだけじゃないだろ、かなりなめてたから受けたんだろ」


ドロア:「その通りだな」


煌:「二人だからなんとかいけるか」


ドロア:「何言ってんだ?これから本気出してやるよ」


ドロがそう言うとドロイケラスから紫色の炎が手から吹き出した、ほかに全身の所々から炎が吹き出していた。かなりやばいと本能で感じた。


アルゲンティウム:『煌、奴の魔力がかなり膨れ上がった。先までとは違う』


煌:「そんなの見ただけでもわかるよ」


ドルフ:「バルトロン、俺たちも本気でいかねぇとまずいか?」


バルトロン:『それはお前が決めろ。ただし負けるなよ』


ドロア:「行くぜ」


本気になったドロアに対し煌とドルフは改めて気を引き締め、己の武器を構える。

久しぶりなので口調とか設定をまとめたメモを見返してたらそれなりに時間がかかりました。

前回の投稿からかなり経ってしまってすいませんでした。次からは期間を長く空けずに書きたいと思います。

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