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白の皇帝機   作者: タール
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ヴェルロード1

はいヴェルロード編に本格的に突入します!

こういうキャラがいたら良いなぁとかありましたらお願いします!

ドルフに案内され、首都近くの飛行場につきそこで手続きを済ませて王様に会うまでドルフと話をしていた。

煌:「なぁ、ドルフの乗ってる皇帝機の名前ってなんだ?」

ドルフ:「ん?なんだ気になるのか?教えるぜ?」

ドルフが話そうとしていると、ドルフが紅の皇帝機からの通信を受けたのか前に表示する。

???『自己紹介なら自分でやる』

ドルフ:「そうか!ならこいつから聞いてくれ」

???『初めましてだな白のマスター。俺の名はバルトロンだ。紅の皇帝機だ』

煌:「そうか俺の名前は古河煌。よろしく」

フェイ:「私の名前はフェイ・ネグロメラン。よろしく」

レーラ:「私はレーラだ。よろしく頼む」

俺とフェイとレーラが挨拶するとバルトロンもよろしくと返事を返してきた。するとこっちもアルゲンティウムからの通信が入り、みんなに見えるように空中に表示する。

アルゲンティウム:『久しぶりだな紅。そして、初めまして紅のマスター私の名前はアルゲンティウム。白の皇帝機だ』

ドルフ:「ああ、よろしくな!俺はドルフだ。これからよろしくな!」

こうして二人?の挨拶が終わり、ドルフは興味深そうにアルゲンティウムを見ている。

ドルフ:「しかしまさか本当にいるとはな、バルトロンから話だけは聞いてたからな。こうして実際に会うとなるとなんか嬉しいな!」

ドルフの目は少年のように輝いていた。しかし、紅の皇帝機バルトロン。なんかアルゲンティウムしか知らないからあれだけど。かなりフランクな感じするな。

煌:「なぁ、バルトロンはいつからドルフをマスターにしてたんだ?」

バルトロン:『そうだな、だいたい10年前だな」

そんな前から皇帝機のマスターをやっていたのか、するとドルフもヴェルロードの王族なのか?

煌:「つまり、ドルフも王族なのか?」

ドルフ:「いや?俺は王族じゃねえよ。むしろただの一般人だったぜ?」

煌:「そうなのか?ならどうやってマスターになったんだ」

するとレーラがこちらを向いて

レーラ:「それは私が説明しよう」

煌:「頼む」

レーラ:「ヴェルロードは血筋ではなく、強さで決めてるんだ」

煌:「強さ?なんかで競うのか?」

ドルフ:「その通りだ!」

ドルフがいきなり興奮した様子で出てきたのでびっくりする。一体どうしたんだ?そんな興奮するものか?

レーラ:「興奮するのも仕方ないさ。先代のマスターがなくなると次のマスターを選ぶだろ?」

煌:「ああ、そうなるよな」

レーラ:「その時に大きな武闘大会を開くんだ。そこで最後まで勝ち残った人が新たな紅のマスターに選ばれるんだ」

フェイ:「ネグロメランと違うのは国民全員が紅のマスター候補なの」

まさかのマスター候補が国民全員!すげぇ・・・。他の国もそんな感じなのかな?

ドルフ:「そんな中で勝ち残ったのが俺だ。だいたい17歳の時に選ばれたかな」

煌:「17歳で選ばれたのか。というよりもよく勝てたな」

ドルフ:「まぁな。俺武器が槍でな、強くなるために修行してたんだよ。そしたら大会が開かれるって聞いてな。腕試しと賞金が出るかもって思って挑んだら、なんかマスターになってたんだよなぁこれが!」

いやいや、腕試しで挑んだら優勝して選ばれてるなんて凄すぎだろ。

フェイ:「規格外ね、」

レーラ:「というか知らないで大会に挑んだのか」

フェイとレーラも驚きと呆れが入っていた。その様子をバルトロンが見ていて少し落ち込んでいるように見えた。

バルトロン:『俺もまさか知らないで大会に挑んだ奴がマスターになるとは思ってなかったよ。選ばれた瞬間にこう言ったんだぜ?』

ドルフ(昔):「えっ?皇帝機のマスター?なれるんだ。う〜ん。でも賞金はないんだろ?ならいいや、じゃあな〜。」

バルトロン:『ありえるか!皇帝機のマスターだぞ!この国で一番の栄誉で称号だぞ!それを、賞金がないならいいやって・・・・。』

バルトロンは落ち込み、悲しんでいるかのように見えた。これが人間だったら部屋の隅っこで体育座りになって”の”の字を書いてそうだな。ズーンって感じが当てはまるわ。それにしてもそんなに昔から槍の鍛錬とかやってたのか、あらためて聞いても17歳で大会で優勝ってすごいな。

ドルフ「悪かったって!その後ちゃんとマスターになるって言ったろ?それに今じゃ自分でも一応、栄誉みたいのもだって思ってんだから」

バルトロン:『一応ではなく!本当に栄誉なことだ!まったく、なんでこいつが・・・・・・・・』

バルトロンはぶつぶつと文句を言うようになってしまいドルフは苦笑いしていた。

ドルフ:「煌はなんで選ばれたんだ?」

煌:「俺は、魔力が多いからって選ばれたんだ」

ドルフ:「そうなのか?以外に簡単だな?」

アルゲンティウム:『言葉ならば簡単だ。しかし、実際には魔力の質も良くなければならない。それに選ぶのはこれで2度目だ。前のマスターと同じ条件で選んでいたのだろう。』

ドルフ:「なるほどな、”pipi!”ん?通信だ。こちらドルフ何か?・・ああ、了解!”pi"王様の準備ができたってよ!」

フェイ:「わかったわ。じゃあ、案内よろしく。」

ドルフ:「任せろって言っても車で移動だけどな!」

ドルフは笑いながら外へと移動し、その後に俺たちもついていく。外に出ると車が止まっており、リムジンのような車だった。フェイから先に乗り移動することになった。


〜王城〜


移動しヴェルロードの王がいる城へと着いた。車から降りるとそこに執事服を着た青年がいた。

ギーム:「お待ちしておりました。私はギームと申します。ではご案内させていただきます」

フェイ:「よろしくお願いします」

ギームさんの後についていく。城内はネグロメランと同じく近未来的であり、外の外見も昔の白というものではなく、要塞のようなものだった。

そう考えながら歩いているとギームさんが扉の前に立ち止まる。すると壁にあるモニターに何か喋ると扉が開く。

ギーム:「ではどうぞ中へ、王がお待ちしております」

フェイ;「ありがとうございます。いきましょう」

フェイの言葉に頷きみんな中へと入る。するとそこには大きなテーブルがあり、奥の方には30代くらいの男性がいて、豪華な服を着ていた。まさに王族って感じの。てか若いなぁ。そう考えているとこちらに近づいてくる。

???:「初めまして。私はクリム・ヴェルロード。よろしく。」

フェイ:「私の名前はフェイ・ネグロメランと申します。よろしくお願いします」

煌:「私は古川煌と申します。よろしくお願いします。」

レーラ:「私はレーラと申します。以後お見知り置きを」

そう言って挨拶した後一人一人に握手を求めてきたので握手した後席に座る。

クリム王:「今回は魔甲機並びにディザストル討伐のために協力を要請でよろしいかな」

フェイ:「はい。今回送らせていただいた資料とデータの通りかなり危険な状況であると考えております。」

クリム王:「ふむ、このドロアという男が感情を集めていることからもわかるが、各国が協力する必要があるな」

フェイ:「では、協力していただけるのですか?」

クリム王:「ああ、かまわない」

フェイは安心したのか”ホッ”と息を漏らし安心する。よかった、クリム王もアルクス王と同じで協力してくれるからいい感じだな!

フェイ「でしたらこれから「しかし、条件がある」っと言いますと?」

なんだ?お金か?または技術とかか?まさかフェイをよこせとかいうのか?・・・ないな、変な考えをした自分を殴りたいが、条件はなんだ?

クリム王:「何難しいものではない。この国でもおかしいことが起きていてね」

レーラ:「おかしなことですか?一体どのようなことですか?」

クリム王はギームさんに何か話し、何か書かれている紙を渡された。それに書かれていたのは”人々が怒りによって暴走するという事件であり、犯人は事件を起こした後軍が捕まえにいくと犯人はいずれも地面に伏しており、聴取するといずれもなぜあのように起こっていたのかわからないと供述している”と記載されていた。

煌:「これって!」

フェイ:「ええ、可能性があるわ」

クリム王:「君たちの送ってくれたデータ通りなら、そのドロアなる人物が起こしている事件なのかもしれないと我々は考えている」

ここまで聞いて思ったのが、まさか・・

クリム王:「白のマスターが感づいたようにこの事件を解決してほしい。犯人を捕まえるか、もしくは討伐しほしい。この国でこのような事件が起こらないようするのに協力してほしいんだ。いいかな」

そう言われると協力しようと思う。国の関係とかではなくともドロアは倒さなければならない相手だ。それに感情を奪うということで多くの被害を出していることが問題だ。

煌:「フェイ、この事件に協力しないか」

フェイ:「ええ、もちろんよ。ヴェルロードに協力をしていただくのは必要だし、何よりドロアをどうにかしないといけないわ」

レーラ:「協力するべきだね。こいつには私も借りがあるからね」

3人の意見は一致したのでフェイは協力をする旨を伝えた。するとクリム王は笑顔になり、ありがとうと言ってきた。

クリム王:「情報の提供はもちろんさせてもらう。それにドルフ!」

ドルフ:「はい。なんでしょうか王様」

クリム王:「君には彼女たちとともに今回の事件を解決するのに同行してもらいたいがいいかな?」

えっ!ドルフも来るのか!でも紅の皇帝機のマスターを俺たちと一緒にしていいのか?ドルフも何かやりたいことがるんじゃないのか?

ドルフ:「いいぜ!今回の事件を起こしてるやつは許せねぇしな。それにディザストル?ってやつを煌達と一緒に協力して倒すんだろ!だったら連携ができた方がいいしな」

煌:「いいのか?そんな簡単に了承して」

ドルフ:「いいんだよ、それにお前たちが気に入ったからな。あらためてよろしく!」

握手を求めてきたので握手に応じるとドルフはさらに笑顔になり腕をすごく振り、少ししたら離した。

腕振りすぎていてぇ・・・

クリム王:「よかったよ。では頼むよ。では私は部屋に戻るよ」

クリム王はギームさんを連れて部屋を出ていくのを見届けて残された俺たちは、お互いのこれからどうすべきかを話すことになった。

フェイ:「ドロアかもしれないということを考えておいて、ドルフに聞きたいんだけどここら辺に1番良い病院ってあるかしら?」

ドルフ:「ん?まぁここら辺にあるけどなんでだ?どこか悪いのか」

レーラ:「いや、戦艦にいる子供がこの事件を起こしたかもしれないやつに呪いをかけられてね。ネグロメランじゃできないって言われたから、ヴェルロードとか他の国ならどうかなって。頼めるかい?」

するとドルフは感動していた。なんで!そんな感動するところあったか!ドルフは涙を拭うと俺たちに近づき

ドルフ:「任せてくれ!絶対に解呪できるように頼んでやる!お前達って良いやつだな!小さな子供のために・・・・!」

なんか感動していたがすぐに病院に電話のようなもので連絡をし、この後行けるようになったので一度フェルンを迎えに行くことになった。

ちなみに連絡が取れてこの後大丈夫だとわかった時のドルフの笑顔は、ものすごい笑顔でグッ!と擬音ががつきそうなほどのサムズアップをした。それは振り返りながらだったので印象に残っている。あいつ、こんなキャラだったのな。

ドルフのキャラが思っていたのとかなり違ってきたかもしれない。

槍に炎とかの属性っていいですね!

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