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白の皇帝機   作者: タール
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話し合い1

紫のロボットを倒した後現れた人達に捕まり現在、尋問されております


フェイ:「さて、私の名前はフェイ=ネグロメラン。貴方には多くの質問に答えてもらう」


煌:「わかったっていうか、この状況で"いいえ"なんて言えねぇよ」


煌:「(そうだろうが、テントに連れてこられて外に二人中に3人もいるんだぞ逃げられねぇに決まったんだろ!)」


煌は心の中では悪態をついていたが、表情にあまり出さないようにしていたのか向こうは何も言ってこなかった。


フェイ:「では質問させてもらう」


煌:「ちょっと待ってくれ!アルゲンティウムはどうしてるんだ」


フェイ:「ん?ああ、あの騎士機は現在外にいる者たちが見張っているけど、それがどうした?」


煌:「なら良いんだ(アルゲンティウムが喋れることは知らないのか?だったらこのことは喋らないほうがいいか)」


フェイ:「では改めて質問だ、貴方はなぜあそこにいたのかしら?」


煌:「いや、それが実はわからないんだ」


フェイ:「わからない?それが理由になるとでも言いたいの?」


煌:「いや!ほんとだって!気づいたらあそこの下にある変な遺跡にいたんだよ、それで変な奴が来たんだよ」


フェイ:「変な奴?それはなんだ?」


煌:「紫色の体で二本の角が生えてる奴だけど知ってる?」


フェイ:「まさか、魔甲機が何故こんなところに?」


煌:「あの魔甲機って一体?」


フェイ:「ん?それについても知らないの?本当はどこから来たの?」


煌はどう答えればいいのかを悩んでいた。異世界からきましたと言われてもそれを素直に信じるような人間はいないと考えているからだ。


煌:「いや、その、田舎ですよ!少し遠いところにある田舎から来ました!」


煌は少しどもってはいたが言い切った感じがあるのか満足な笑顔で答えていた。


煌:「(どうだこのベタなかなり田舎から来ましたアピール!これなら納得するだろ)」


煌は満足げな雰囲気を出しているとフェイはこちらに向けていた目がキツくなった。なぜそのような目になっちゃうのかわからず困惑をしていた。


フェイ:「嘘を吐くならもっとマシな嘘を吐いたらどう?」


煌:「へっ?」


フェイ「この国に魔甲機が出たことが一度もない村はないわ。主に都市部近辺に出るけど、辺境に出ないという報告はないのよ。この国にある村やからには多くの連絡が来てるのよ」


そう言いながらこちらを鋭い目つきで睨んでくる周りの連中もこちらを鋭い目つきで見るようになった


フェイ:「言っておくけど、別の国から来たっていても無駄よ。ここは海沿いの国でこちらの国に来るにはアマリートン王国またはヴェルロード公国しかないのだからな」


煌:「(え、なにそれ辺境の田舎から来たっていのに厳しすぎない?)」


フェイという名前の女性から言われた言葉から田舎とか言えば通じると思っていたのがダメですぐに別の答えを考える。


煌:「そうなんです!実はa フェイ:「よその国から来たというなら通行許可証を持っていることになるのだけど。無いというならばその国に問い合わせることになるわね。」なんでもないです。」


フェアの手元には元の世界にあった機械と同じような通信装置をこちらに見せながら警告してきた。


煌:「(おい!ふざけんなよ!異世界っていったら"田舎から来ました""実は遠い国から来ました"で通じるくらいの通信網が発達してないのが普通だろ!)」

(注:煌の偏見によるものあって決して当たり前ではありません!)


煌:「分かりました、信じられないかもしれませんよ。」


フェイ:「いいから話すように、真実だけをね」


煌:「おそらく、俺はこの世界ではないところから来たんだと思う。つまり、この世界の人間じゃないんだ」


フェイ:「で?ほかには?」


煌:「へっ?ほかにって?」


フェイ:「他の世界・異世界から来たからといって、はいそうですかと信じるのか?」


煌:「はい、その通りでした。言っても信じる材料がないしな当たり前の反応だよな。ハハハハ!」


煌は心の中で泣いた。あまりに自分の読んでいた小説や友人たちの考えとはかけ離れすぎており、これから自分はどうなってしまうのかという不安から若干、燃え尽きているように見えなくもない。


フェイ:「さて、出身はとりあえず異世界っと。ではあの、白い騎士機について話してもいましょうか」


煌:「分かりましたよ、話しますよ」


煌は少しショックを受け低いテンションで答えた。異世界から来たということで驚かれることを期待していたからだ。


煌:「あのロボットは アルゲンティウム:「そこからは私が話をしよう」っておい喋ってもいいのかよ!」


フェイ:「な、何!この声はどこから」


アルゲンティウム:「こちらだ、外に出てこい」


フェイ:「何ですって?」


そう言いながらフェイは出ていくと共に他の二人に連れられて煌も連れてかれた。


外にいるアルゲンティウムはテントの前にいた。そんなアルゲンティウムに煌は言いたいことがあった。


煌:「喋れんのバレてもいいなら最初から話せ!」



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