魔将機
遅くなってすいません!ではそうぞ
煌とはアルゲンティウムを動かし魔甲機へと接近する。魔甲機も応戦しようと武器を構えて一体は後ろからライフルを構え2体は剣を振りかぶりながら近づいてくる。
フェイ:「煌は一体をお願い。他の二体は私が止めるわ!」
フェイが乗るクロレウムが持つライフルから弾が放たれそれは突撃してきた二体のうち一体の動きを止め後ろの方にも放ち銃を放たせないようにさせた。その間にアルゲンティウムを動かしもう一体に向かう。
煌:「行くぞ!」
敵が剣を上から振りかぶってきたのを機体を捻らせて避ける。避ける際に相手の胴体に剣を切り込み傷をつけるが傷は浅く敵は戦闘が可能な状態だった。
煌:「浅いか」
アルゲンティウム:『だが倒せない敵だはない。早急に倒すぞ』
煌:「わかってる」
アルが言う通りフェイに二体任せているんだ早くこいつを倒して助けに行かないと。そう考えアルに準備された専用のライフルを構える
煌:「当たるかな」
アルゲンティウム:『当たらなくとも足は止められればいい』
そう言って目標に向かい照準を合わせて放つ。弾は敵が避けて当たらないが二発目を放つと敵の左肩に当たる。左肩は走行が壊れていた。敵は仰け反る。
煌:「おお!強いな」
アルゲンティウム:『魔力を込めて撃ったのだ。騎士機が込めるよりも強い。だが決定打ではないな』
煌:「まぁいいさ今のうちに!」
ペダルを踏み敵へと迫る。魔甲機は防ごうとして剣を盾にしようとするがそれよりも早く近づき、左手の剣を振り下ろし剣を持つ右手を切断する。
煌:「トドメだ!」
剣を相手の胸に右手にある剣でトドメとして突き刺す。すると敵は動かなくなり止まった
煌:「やったのか?」
アルゲンティウム:『ああ、敵のコアを破壊したのだ。早く次へ行くぞ』
煌:「わかってる」
フェイの方を見ると敵の一体はライフルによって破壊されており残りはライフルを持つ魔甲機だった
さすがっすね。フェイが軍人だと言うことを改めて思い知らされた
〜煌が魔甲機を倒すまで〜
さてと他の二体を相手しないとね。他の魔甲機を見据えると構えておりこちらを警戒しているのが見えた
フェイ:「じゃあ倒しましょう」
片手にナイフを持ち構える。そして敵が動くのを見てこちらも動き出す、剣を持つ相手の足元にライフルを放ち動きを止め近づき、敵の腕の関節にナイフを突き立て銃を持つ相手に向かって魔力を込めた弾を放つ。魔甲機はそれを横に動くことで避けた。そこに向かって数発放津ことで煙を作り視界を悪くする。そしてナイフを突き立てた魔甲機に刺さっているナイフを振り抜き右肩から切り離しライフルを構え放つ。
フェイ:「次よ」
そこには銃弾の雨によってそこら中に穴が空きボロボロになった魔甲機の残骸があった
〜現在〜
残りは一体だけであり数で押すこともできる。煌は倒してフェルンを助けることを考えると同時にフェイの容赦の無さに顔を青ざめさせながら考える。
フェイ:「煌、援護するから相手を倒して」
煌:「りょ、了解」
敵はすぐに攻撃をしてきたのでフェイと左右に分かれる。敵はこちらに照準を合わせるもフェイがそうはさせず敵の持つライフルに向かって弾を放つ。その間に一気に接近し剣を構える。フェイが放った銃弾が魔甲機のライフルに当たり、壊れたところを双剣で斬る。すると相手の両腕は切られたことで地面に落下するそこにフェイが球を放ち頭部を破壊し最後に剣を上から降り魔甲機は斜めにずれて崩れる。
煌:「よし!倒した!。あとはお前だフード野郎!」
そう言ってフードの男に向かって剣を突きつける
ドロア:「おいおいドロアって名乗っただろ?名前で呼べよ」
ドロアは肩をすくめながら言う。そんな様子を胃に返すことなくフェイはクロレウムを操作し、銃の照準をドロアに向ける。
フェイ:「どうでもいいわ、おとなしく捕まりなさい。そしてフェルンにかけた呪いを解きなさい」
フェイもライフルをドロアに照準定めて言う。ドロアはその様子を見てこちらに向かって歩いてきてある程度の位置で止まる
フェイ:「抵抗しないのね」
ドロア:「そんなわけねぇだろ」
煌:「魔甲機は倒したぞ」
ドロア:「ハハハハハっ!」
すると煌の発言に対してドロアは馬鹿にしたように笑い始めた。何がおかしいのか煌とフェイは不思議に思う。
ドロア:「お前らさ、自分の魔甲機を俺が持ってないと本気で思ってたのか?」
フェイ:「なんですって!」
煌:「まさか、まだ呼べるのか!」
ドロア:「当たり前だ、こんなの簡単なんだよ!きなぁ!ドロイケラス!」
ドロアが名前を叫ぶとドロアの周りに紫の炎の輪ができ地面に魔法陣が現れる。そこから地面の底から現れるかのように出てきたそれに恐ろしく冷や汗を流した。紫の装甲を持ち身体中に赤く光るラインが入っていた。何よりも目を引くのは大きな手だった。手が大きく大きく禍々しい盾のような籠手をつけたようなものであった。その中で赤く鈍く光る一つ目はより不気味さを出していた
煌:「なんだそれは」
ドロア:「こいつはドロイケラス。魔将機ってんだ。」
煌:「ましょうき?」
フェイ:「煌!とりあえずこいつを倒すわよ!」
煌:「あ、ああ」
クロレウム・ヘッツはドロアに向かってライフルで攻撃しアルゲンティウムを接近させる。剣を構えて行くもドロアは防ごうともしない。その答えはすぐにわかった。クロレウムから放たれた弾は当たるも無傷であった
煌:「なら剣はどうだ!」
アルゲンティウムは剣をドロイケラスに振り下ろすがドロイケラスは腕を動かし防ぐ。腕についている手甲に防がれたことで
ドロア:「さすがにテスプリトニウム製の武器は傷がつくんでな。まぁ防げるからいいんだけどな!」
剣を弾かれると同時に拳が放たれる。その拳はアルゲンティウムの胴体に直撃し、アルゲンティウムはあまりの衝撃に飛ばされ地面に倒れる。
ゴォォォン!?!!?
煌:「ぐはぁ!」
フェイ:「煌!この!」
クロレウム・ヘッツのライフルから放たれる弾は当たるがダメージは一つも入っていない。
ドロア:「無駄だっての。騎士機の攻撃じゃ意味ないんだよ。皇帝機じゃないんだからな」
ドロアはフェイに対して興味はなくずっとアルゲンティウムを見ていた。フェイはその間も攻撃するも無視されており、意味がなかった。ドロイケラスはアルゲンティウムの方を見続けていた。その間に煌はアルゲンティウムを動かし立たせる。
煌:「アル、大丈夫か」
アルゲンティウム:『問題ないが奴を倒さねば』
煌:「ああ、一気に片付けるぞ!」
アルゲンティウム:『わかった』
アルゲンティウムの双剣に魔力を流し込み剣が魔力で包まれる。その様子を見てドロアは面白いのか顔をにやけさせる。
ドロア:「へぇ何かするのか」
煌:「何かしてやるよ!」
煌はあるゲンティウムを動かし敵に突っ込む。剣を振り下ろすと魔力が込められた同県の危険性に気づいたのかドロアはドロイケラスを動かし避ける。
煌:「くそっ!」
ドロア:「危ないなそれ」
アルゲンティウムは剣を振るったとしてもドロイケラスに避けられ、ただただ時間が過ぎていく。煌は時間が迫ってきていることもあり焦り始めていたことで双剣の扱いが雑になってきていた
煌:「やばい、時間が」
ドロア:「おいおい雑になってきてるぜ?」
時間がきてしまうと考えていると魔力を込めたであろう弾がドロイケラスに打ち込まれる。
ドロア:「だから無駄だっての」
フェイ:「なら同じ場所に何度も撃ったらどうかしら!」
ドロア:「何?」
同じところに何度も魔力を込めた弾が打ち込まれたことでドロイケラスの比較的薄い脚部の装甲が壊れバランスを崩す
ドロア:「やるねぇ」
煌:「いつまでそんな態度できんだ!」
魔力を込めた剣を振り下ろす避けることはできず腕で受け止める。すると盾に傷ができただけだった。どうやら切りつけた瞬間に時間切れになったらしい
煌:「くそ!切断できなかった!」
アルゲンティウム:『待て!奴を見ろ!』
ドロアを見ると奴は傷ついた右腕を見た後こちらに顔を向けるするとドロイケラスの巨大な腕と背中から紫色の炎が噴き出してきた。それは不思議な光景であり、煌とフェイは何が起きているのかわからないでいた。そんな中、ドロアが大声で笑ってきたことで不気味さを感じていた。
ドロア:「フッフフフフ、アーッハハハハ!!いいねぇ!少し本気で遊んでやるよ!」
こちらに突撃してきたのをなんとかかわすもすぐに方向転換しこちに向かって手のひらをむけると
ドロア:「とりあえずくらえよ」
ドロイケラスの手のひらから紫の炎を圧縮したものを打ち出しアルゲンティウムに当てる。アルゲンティウムは直撃し吹き飛ばされる。
身体中の所々からバチバチッ!と火花が出る
煌:「やばい、なこれ」
アルゲンティウム:『煌、何としても逃げるのだこれは、』
煌:「できないだろ、」
ドロア:「いいね戦おうぜ!」
フェイ:「させない!」
フェイが援護するも炎によって阻まれる。ドロアはフェイの方へと向き
ドロア:「邪魔すんな。お前から消すか」
そしてフェイの方と向かい拳を振り抜くなんとか躱すも左腕に当たり肩から持ってかれる。皇帝機ほどの装甲もないため半壊していた
ドロア:「さよなら」
少し笑いながら拳を構え、クロレウムに向かって拳を振るう。
フェイ:「っく!」
フェイは歯を食いしばり目を瞑る
煌:「や、やめろ!ヤメロォォォ!」
するとアルゲンティウムは消えクロレウムの前に現れドロイケラスの腕を防ぐ
ドロア:「お!なんだまだ隠して、ん?こいつ気絶してんのか?」
煌は気絶しており動けない状態だった。絶体絶命でありフェイは煌だけでもと考えているとドロアは炎を消し魔法陣を展開する
フェイ:「な!逃げる気!」
ドロア:「立場逆だろ?見逃してやるんだよ。そいつ。白の皇帝機のマスターそいつもっと鍛えとけよ。じゃあな」
ドロアはその言葉を発するとドロイケラスとともに魔法陣の中に消えた。
フェイ:「た、助かったの」
フェイは助かったことを理解すると深くシートに座る。皇帝機に匹敵するほどの力を持ち、普通の騎士機では太刀打ちできない存在と出会って生き残れたことに安堵した
フェイ:「そうだ!煌!」
急いでアルゲンティウムのところに向かうとアルゲンティウムから煌が出されていた。すぐに駆け寄り行きがあるか体は大丈夫かを確認する
フェイ:「よかった無事で。」
眠っている煌を見て安否を確認する。そして煌があの時いなければおそらく死んでいただろうと考える
フェイ:「ありがとう、煌。目が覚めたら絶対に恩を返すわ」
そして擬似結界が消えていき夜空が出てきた。そこに隊のみんなが来たことを確認してまた安堵した




