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白の皇帝機   作者: タール
23/49

新たな街

短いです。投稿します!

訓練を始めて2週間が過ぎた魔法の出力の扱いをある程度覚えることができ実践による剣の訓練により以前よりはまともになっていた

煌:「そらっ!」

双剣をクーウェに向かって振り下ろし防がれ反撃されるが、体に魔力を流し身体能力を上げることで素早く動き後ろから斬りかかる。煌はクーウェに一撃を入れられると思い振り下ろすもクーウェはそれを見越していたのかクーウェも同じように体に魔力を流し振り向き煌よりも素早く剣を振り弾き飛ばした。

煌:「グヘェ!」

飛ばされた煌は壁にぶつかってしまった。それを見たクーウェは剣を下げて歩いてくる

クーウェ:「いいね。以前よりも動きは良くなっているよ。魔力の通し方もフェイ様やレーラの訓練のおかげで早くなってるね。これならある程度は戦えるよ。」

煌:「いや、ボコボコにされてそんな涼しい顔で言われても説得力ないんですけど。」

クーウェ:「いやいやマシになってるよ。魔力や魔法が使えるんだ大丈夫さ。」

この2週間訓練で戦っているけど魔法で炎や雷、水を放っても当たらない。しかも炎で切り裂いて来やがる!魔力で身体能力上げても向こうも魔力を使って返り討ちにあうし勝てねぇ、そう考えていたところにレーラとフェイが歩いて来た

フェイ:「訓練お疲れ様見たところ、まぁいつも通りね。」

煌:「いつも通りですが何か」

そういいながら体を起こすとレーラが回復魔法をかけてくる

煌:「騎士機に回復魔法は効くのか?」

レーラ:「無理だよ、回復するならパーツ交換だよ」

煌:「ですよね」

がっくりしてるとフェイとクーウェが話している様子を見てるとこちらに歩いて来た

クーウェ:「煌。悪いが訓練はここまでだ私はやることができたから失礼するよ」

煌:「ありがとうございました!」

そういうと訓練場から去っていった。クーウェを見送るとフェイがこちらに顔を向けて来た

フェイ:「私たちには新たな任務よ」

煌:「任務って何?」

フェイ:「実はねフードの男の目撃情報があったの」

煌:「!本当か!でどこに」

レーラ:「言ってもどこのことかわからないだろう?場所はミラード、ここから半日で着くところだね。今回は移動が移動だから騎士機を搭載できる空中戦艦に乗って行くよ」

煌:「えっ!戦艦とかあるの!」

フェイ:「あるわよ?本当は空中戦艦とかがあるんだけど、民間でも国の行き来や国内の遠いところに行くのにも使われてるわ。軍だと今のところクーウェ隊長の部隊にしか配備されてないのよ」

煌:「なんで?」

レーラ:「まぁクーウェ隊長は陛下の護衛とかで他の国に行く時とかに使うからね。私たちは武装がない戦艦で行くのさ。」

煌:「へぇ!」

空中戦艦!なんていい響きだ。ロマンあふれるワードだ!そんなのに乗れるなんてきっとこの世界に来なかったらにどどなかったな!

煌:「で、いつ出るんだ?」

フェイ:「そうね、明日発つことになってるわ」

煌:「明日かまた早いな?」

その言葉に二人の顔は険しくなった。どうしたんだ?っと考えていると

フェイ:「実はミラードでベーミウスと同じような事件が起きてるって情報が来たの」

煌:「何?」

レーラ:「あの事件が人為的なこともあってあらゆる事件や異変をより詳しく報告するようにしたんだよ。そしたら情報が来たんだ」

煌:「そうか。次は必ず指示に従うだから一緒に行かせてくれ」

レーラ:「?何いってるんだい君もくるんだよ?」

煌:「そ、そうなの?」

フェイ:「そうよあなたは私たちが見ることになっているんだから」

そうなんだ、でも街に出たらどうすんだ?

煌:「街に出たらどうすんだ?」

フェイ:「その場合は部隊隊員で擬似的なバトルフィールドを張るようにするわ」

煌:「なんで前は使わなかったんだ?」

レーラ:「作るには装置が必要なんだ。装置を配置して起動して作るんだ」

煌:「大きさは?」

レーラ:「手で持てる大きさだよ。あの時は想定してないからね。それに今回は騎士機が転移することができるように作ったよ。アルゲンティウムと違って一方通行だけどね」

そんな話をして準備をするために移動し訓練場を後にした。

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