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白の皇帝機   作者: タール
18/49

黒のマスターはどこに

短めです

煌たちは宿舎に着くと部屋に分かれる際に


煌:「フェイ、質問に答えてくれないか」


レーラ:「質問って何を聞いたんだい?」


レーラが聞いて来たので説明すると


レーラ:「そうか、フェイ言っておいたほうがいいと思うけど」


フェイ:「わかったわ、いずれ分かることだけど言ったほうがいいわよね。煌あなたの部屋で説明するわ」


煌:「わ、わかった(こんなことがなかったら、期待とかするんだけどなぁ)」


煌は少し驚いたがそんなことはないとわかっているので期待することはなかった。歩いて煌の泊まる部屋につきそれぞれ椅子に座るとレーラは紅茶を入れて持って来た。


レーラ:「飲みながら話したほうがいいだろ?」


フェイ:「ありがとうレーラ。煌は黒のマスターに会いたいのよね」


煌:「ああ、合わせてくれないか?」


フェイ:「残念だけど合わせられないのよ」


煌はその言葉に疑問を持ち問い詰める


煌:「皇帝機が集まって力を合わせないといけないんだろ!会って話をすることは大事なはずだ!」


煌はフェイに強く言うとフェイは俯くするとレーラが代わりに話をしだした


レーラ:「違うんだ煌。正確には黒のマスターに合わせられないんじゃない。黒のマスターはいないんだ」


煌:「は?どう言うことだ、だって皇帝機は存在してるんだろ?」


レーラ:「そうだよ。黒の皇帝機は代々王族が選ばれているんだ。けどねフェイの父現国王はマスターに選ばれなかったんだ」


煌:「ならなんで王様になったんだ?」


レーラ:「別に王様になる資格でもないんだ。王族の血が流れていてそこから皇帝機が選ぶんだ。けれど誰も選ばれなかった」


煌:「フェイはどうなんだ?」


フェイ:「皇帝機に触れられるのは前国王が死んだあとその子供が触れることができるの。私たちはお父様が選ばれていたなら見ることができたの。実際には見たことないの」


フェイは後悔しているようで悲しい顔をしていた


レーラ:「見れたとしても過去の資料から絵画や写真で見ることしかできないんだ。皇帝機のマスターがいないなんて他の国には言えないだろ?だから隠してるんだ」


煌:「そんな、なら国王に言って皇帝機に合わせてもらえば!」


レーラ:「先も言った通り現国王が亡くなった時にその娘たちは見ることができるんだ。今は見れないんだ」


煌:「そんなの世界の危機に比べればどうってことないだろ!」


フェイ:「確かにそうかもしれない。けど、その時はお父様は国王ではなくなるの。次の王を決めることになるのよ!私もお姉さまたちもまだ王となるにはまだ力が不足してるの」


煌:「でも!」


レーラ:「煌にして見れば大したことはないかもしれないけどね、私たちからすれば大きな出来事なんだ」


レーラからの言葉で煌は何も言えなくなる。するとあるからの通信が来た


アルゲンティウム:『煌、黒のマスターに関しては考えても仕方がない』


煌:「けど!」


アルゲンティウム:『ネグロメランはディザストルを倒すのに協力してれるのだろう?』


フェイ:「ええそうなっているわ。お父様も全面的に協力するとレーラとアルゲンティウムのことでわかってくれてるわ」


アルゲンティウム:『一つの国の協力は得られた。いずれ黒もマスターを選ぶだろうそれを待つしかない。今できるのは煌の訓練と他に国に行き協力してもらえるように頼むことだ』


レーラ:「そうだねそのほうがいい。他の皇帝機の協力が必要なんだまずはできることからやろう」


煌:「でもどうやって協力を?」


フェイ:「それは首都に戻ってから説明するわ」


レーラ:「そうだね今日は寝よう。詳しくは明日。おやすみ」


二人は部屋を出て行った


煌:「アル俺は」


アルゲンティウム:『煌今は休むんだ。明日から強くなるために特訓すればいい。』


煌:「わかった、おやすみ」


そう言ってアルとの通信を切りベットに入り寝た

黒のマスターはまぁいないんですよ。ここからいろんなところに行きます!

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