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白の皇帝機   作者: タール
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ベーミウス4

暑かったり寒かったりへんな感じがしますね!では投稿します!

レーラの体は瘴気に覆われていた。その姿を見たフェイは腰にあるホルスターから銃を抜きフードの男に向けた


フェイ:「レーラから離れなさい!」


フェイが持つ銃から弾が発射され相手に当たりそうになるが、男は瘴気を放つのをやめて後方へとジャンプし、レーラから離れた。


レーラは膝をついて座り込んでしまった


フェイ:「そこまでよ!両手を上げて膝をつきなさい。あなたは包囲されてる。」


周りを見れば男に向かって家の屋根の上や近くに来た武装した軍の人間に囲まれている


煌:「レーラ!」


煌はレーラの近くに走り近寄ってレーラを支える


煌:「レーラ!しっかりしろ!どうした!」


レーラ:「っ、ああ!やめてくれ!来ないでくれ!」


レーラは目を開けて煌を見ると恐怖に顔を染めていた


煌:「レーラ落ち着いてくれ!」


フェイ:「どうしたの煌!」


煌:「レーラの様子がおかしい。」


フェイはフードの男を睨む


フェイ:「レーラに何をしたの!」


フードの男はフェイに向かって口を開いた


フードの男:「黒の王女か。邪魔をしてくれたな。」


フェイは相手の足に向かって銃を撃つ


フェイ:「いいから膝をつきなさい」


フードの男:「わかったいいだろう」


男は膝をつき両手を後ろ組んだ。


フェイ:「フードを取りなさい」


フェイは後から来た隊員に命令してじっと見つめる


煌:「レーラ。落ち着いたか?」


フェイはその声を聞いて二人の方へと向くとレーラは先ほどよりも落ち着いていた


レーラ:「ああ、すまないね煌。」


煌:「どうしたんだ一体?あの瘴気で何かされたのか?」


レーラ:「ああ、実はあん「ウワァァァ!!!!」っあれは!」


悲鳴の方へと向くと隊員の一人がフードの男に顔を捕まえられてレーラに使った瘴気に包まれていた。


フェイ:「撃て!生死は問わないわ!」


周りからフードの男に向かって銃弾が放たれるも男が細工したのか魔法陣による壁で防がれた。


フェイ:「魔法壁!なら」


フェイは銃の弾を抜いて新しい弾を装填する。


フェイ:「くらいなさい!」


その弾丸は魔法壁に当たると魔法壁にヒビが入り壊れるがすぐにその後ろの魔法壁に阻まれる。


フェイ:「そんな!あの短時間で壁を二重に張ったの!」


フードの男:「こんなのすぐにできるものだ。魔壊弾(まかいだん)を持っていたのはいいがもう一発撃っとくべきだったな」


フードの男はそういい終わると掴んでいた男を捨てる。手の中には紫色の光を放つ球体があった。


フードの男:「まぁいいだろう十分な恐怖はいただいた。もうここには用はないのでな」


フェイ:「無事に帰れると思っているのかしら」


フェイは弾を装填し直し銃を向ける。


フードの男:「確かにこのままだとそうかもしれないな。なら、どうにかしようかな!」


フードの男はニヤリと笑い紫色の長方形型の水晶を胸のポケットから出して地面に落とすと巨大な魔法陣が現れる。


レーラ:「何、これは」


煌:「な、何が起こるんだ」


フェイ:「なるほどねこの反応は・・・」


レーラは手に機械を持っておりそれは反応していた。煌はその機械を見て


煌:「それは?」


レーラ:「これは魔力の反応を見る機械さ。この反応は」


レーラの言葉とともに魔法陣から角が一本で手には槍を持った魔甲機が現れた。


ドシィィィン!!!


レーラ:「魔甲機だ」


フードの男:「まぁこいつと戦ってくれ、今日はあまり持って来ていなんだ。一体だけですまないね。生きてたら会おう」


そう言ってフードの男は背後の空間にゲートのようなものを発生させてそこに入り消えた。


煌:「なんだあれは?」


レーラ:「わからない。とにかく今は逃げるんだ!」


煌は疑問に思ったがレーラからの言葉ですぐに魔甲機に目を向けた


フェイ:「まさかこんな場所で魔甲機を出現させるなんて!住民を避難させて!全員、魔甲機を足止めするように!部隊の人は急いで騎士機のあるハンガーに戻るように!」


隊員達:「「「了解」」」」


軍の人が手持ちの武器や魔法で攻撃するもダメージを与えられていない


煌:「おい!いいのかよ俺たちは戦わなくて!」


フェイ:「魔甲機戦を想定してなかったら武装がないの。住民を避難させて騎士機とかを持ってこないと」


煌:「そんなことしてたら被害がもっと出るだろ!」


煌がフェイにそういうとレーラが走りながら


レーラ:「あのままだと決定的な一撃が与えられない!そしたらもっと被害が出るんだ。君はこの世界に来たばかりだからだろうけど。私たちのいうことに従ってくれ。それに皇帝機が今君の手元にないんだはっきり言って今は足手まといなんだ」


煌:「っ、それは」


そう言われ言い返せないでいると紋章が光る。


煌:「!これは」


アルゲンティウム:『煌、私を呼ぶんだ』


煌:「これるのか!」


アルゲンティウム:『お前が望み、我が名を呼べば手にすることができる』


煌:「フェイ、レーラ、アルを呼んでもいいよな」


フェイ:「え、ええ、可能なら、でも..」


レーラ:「そうだね今は被害を抑えるのが優先だが....」


フェイとレーラは不安そうだが、煌は頷くと手に浮かぶ紋章を掲げて


煌:「来い!アルゲンティウム!」


叫ぶと煌の頭上に白い魔法陣が展開される。そこから白の皇帝機アルゲンティウムが召喚された。


アルゲンティウム:『乗るんだ煌!』


煌:「わかってる!」


煌はアルゲンティウムの胸のクリスタルに吸い込まれてコックピットに座るそして操縦桿を握り相手を見て双剣を抜き構える。


煌:「行くぞ!」


煌はペダルを踏み、機体のスラスターから火が出て加速し相手に突っ込んで行く。

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