ベーミウス1
展開とかはどうしようかなって浮かぶけど文章にするのって難しいですね。ではどうぞ!
ネグロメランの首都イーリスをでて2時間経つ頃壁が見えてきた
煌:「あれが目的地か?」
フェイ:「ええ、あれがベーミウスよ」
そう言ってフェイは壁の近くで乗っている騎士機を止める
フェイ:「首都防衛第一部隊隊長フェイ・ネグロメランです。この度魔甲機が出現するという報告を受けその調査並びに討伐に参りました」
警備の人に伝えると警備の人は確認を取っているのか少し時間が経ち連絡が来た
警備兵:「了解しました。では騎士機を中にある格納庫に預けて市長のもとへ言ってください」
フェイ:「ありがとう。では」
フェイは礼をして騎士機に乗り込み中の格納庫にて騎士機を預ける
フェイ:「ではこれより私は市長のもとに向かうわ。煌とレーラは戻ってくるまで好きにしてて。じゃあ行きましょう」
フェイは他の隊員を連れて格納庫の外へと出て行った
煌:「これからどうするかなぁ・・」
レーラ:「よかったら案内しようか?」
煌:「いいのか?」
レーラ:「いいよ。私も暇だからね、それに街を見たいでしょ」
煌:「確かに見たいしなぁ・・せっかくだしお願いします!」
レーラ:「わかった。早速行こうか」
煌とレーラは外に出る
煌:「ここには騎士機はないのか?」
レーラ:「この街には騎士機は2体しかないんだ。魔甲機が1〜2体ならば対処できるがそれ以上の数もしくは巨大な魔力反応を持つ魔甲機の場合にはイーリスから部隊を派遣するんだ。」
煌:「へぇ、もっと配置しないのか?」
レーラ:「戦争をしたいわけじゃないし、街を守るなら騎士機の数はそんなにはいらないんだ。他の国とも色々条約とか結んでるから戦争もないからね」
煌:「でもさ、心もとなくないか?」
レーラ:「はは!何も騎士機以外の人は素手で戦うわけじゃないんだぞ?魔法や銃それに魔道車を使って倒すんだ。1〜2体ならここの街の駐屯部隊で倒せるよ」
レーラは笑いながら言うので煌は疑問をもった
煌:「でもさイーリスだけに戦力を集中していいのか?」
レーラは立ち止まりこちらを真剣な目で見て
レーラ:「集中しなきゃいけないんだ。あそこはこの国のすべての中枢だ。王族そして何よりも皇帝機がある場所なんだ。そこは必ず守らなきゃいけないんだ」
レーラと出会って1日しか経っていないが煌はその真剣な目に怯んでしまった。それは何があっても守らなくてはならないという意思があるように見えたからだ
煌:「皇帝機ってマスターがいるんだろ?確かに守るべきものだろうけど、一番の戦力だろうからそんなには 「そうじゃないんだよ」え?」
レーラが途中で言葉を遮ってきたことに驚く。なぜそう言ったのか。わからないからだ
煌:「どういうことだ?」
レーラ:「皇帝機っていう国の最大戦力をむやみには出せないっていうのはあるけど、他の国じゃ魔甲機を迎撃するのによく使ってると聞くけどね。」
煌:「ならなんで使わないんだ?」
レーラは深呼吸して
レーラ:「それはフェイに聞いてくれ。私からはいうことはできないよ」
その顔は悲しいようで悔しいようで複雑そうな表情だった。その表情からより黒の皇帝機のついて疑問が深まった。
煌:「・・わかった。この話はここまでにしよう。街を案内してくれるんだろ?」
レーラ:「ああ、まずはご飯を食べようか!」
レーラはさっきとは変わり笑顔で言った
煌:「何が有名なんだ?」
レーラ:「まぁ特に有名っと言ったものはないが、実はね美味しいパン屋さんがあるんだ今日はそこに案内するよ」
煌:「パンか、いいね行こう!」
二人は街の方へと歩いていき小さな看板が立っている店の前に着く
煌:「ここか?」
レーラ:「そうだよ。ここのパンは美味しいんだ」
そういいながらレーラは扉を開ける。ベルの音がなると同時に中に入るといい匂いがしてきた
店長:「いらっしゃいませ!ってレーラさんか久しぶりですね」
レーラ:「久しぶりだねベーミウスにくるのはなかなか来れないから」
煌:「もしかして昔からきてる?」
レーラ:「ああそうだよ昔からここのパンやさんに通ってたんだここ何年かはくるのが難しくなったからね」
奥から男の人がやって来て煌とレーラにお辞儀をして来たので煌もお辞儀をした。
店長「初めましてここの店長です。宜しくお願いします」
煌:「煌っていいます宜しくお願いします」
レーラ:「店長。サンドイッチを7人分くれないかな」
店長:「わかった。フェイ王女にも持っていくのかい?」
レーラ:「まぁそんなところかな」
そう言って店長は並んでいるサンドイッチを袋に入れていく
煌:「フェイも昔から通ってたのか?」
レーラ:「ん?ああ私が紹介してねフェイも一緒でなかなか来れないから私が買っていくんだ」
煌:「そうなんだ。食べるのが楽しみだ」
レーラ:「美味しいから期待してくれて大丈夫だ」
ちょうどよく店長が袋に入れ終わったところで
店長:「お待たせ全部で1400Gだよ」
レーラ:「はいちょうどかな?」
店長:「ひーふーみー・・ああちょうどだよ。毎度あり!またきてくれよな」
レーラ:「ああ、またくるよ。さぁ行こうか」
店長:「気をつけてなぁ〜」
店長は笑顔で二人を見送った
二人は少し歩いたところにある公園のベンチに座った
レーラ:「さぁ食べてくれ、フェイ達も後少ししたら戻ってくるだろうから」
煌:「ああ、ありがとう。いただきます」
煌はサンドイッチを食べるとそれはレタスとチキンそして玉ねぎとパンに塗られたソースが絶妙に合わさっており
煌:「うまい!」
レーラ:「そうだろ!ここのサンドイッチは美味しいんだ!」
煌がうまいと言ったことでレーラは笑顔になった。
二人はベンチに座りながら食べた
煌:「美味しかったよ。ありがとうレーラ」
レーラ:「どういたしまして。こんなに喜んでくれるならパン屋を紹介してよかったよ」
二人はくる途中で公園の自販機で買ったお茶を飲んでいた
煌:「時間はどうだ?」
レーラ:「そうだね。もう少しで戻るだろうから行こうか」
二人はベンチから立ち駐屯地にある格納庫へと歩いていく
煌:「何て言われたのかな」
レーラ:「まぁイーリスから応援を呼ぶんだ魔甲機が1体でたとういうわけではないだろうさ」
そう話しながら二人は歩いて着くとそこにはフェイがいた
フェイ:「レーラに煌。街のどこ言っての?」
レーラ:「パン屋だよ君に土産を買ってきたから大丈夫だよ」
フェイ:「あそこのパン屋さんに言ってきたんだ。美味しいから楽しみ!」
煌:「市長に会いに言ってなんて言われたんだ?」
煌からの問いにフェイは顔を引き締め、こちらを見た。フェイの表情からはかなり真剣な話であることが伺える。
フェイ:「ええ、実は魔甲機が出ているのだけれど・・」
レーラ:「けれど?何かあったのかい?」
レーラがなぜなのかを聞くと、フェイが困ったような顔をして口を開く。
フェイ:「魔甲機の周りにフードを被った人物がいたというのよ。それも足元にいたのに襲わずにね」
フードを被った男何者?




