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聖 白薔薇学園執行部   作者: 南條 樹
課外活動と夏休み
40/45

今回より色々と展開があると思います。

【夏期課外活動のお知らせ】


日時:〇〇月✕✕日 午前9時集合

場所:学園内校庭


近隣の住民に配慮し、他校の模範となる様に振る舞う事。





◇◆◇◆◇◆


「今回の課外活動は、中等部の生徒と合同で行うみたいですね」


「中等部?」


「雪村さんは知らないと思いますが、駅を挟んで反対側にあります。将来、私達の後輩となる人達ですね」


「そう言えば、ここの学園ってエスカレーター式だったもんね。近くに中等部があっても可笑しくないね」


「それで私達は、駅前周辺の清掃活動ね。介護施設の訪問は、同好会が積極的に行うか大丈夫でしょう」


今回の活動は、私、委員長、双海さん、それと普段は話す事があまり無い大原さん。

因みに先輩方に話をしたら、神宮寺先輩とアイラ先輩が介護施設の訪問。藤原先輩と愛沢先輩が商店街の人達の手伝い。東雲先輩と私が清掃活動と、うまい具合に分かれた。東雲先輩とは話をした事が無いから不安でもあるけれど、先輩と会う事は最初と最後位しか無いかもしれない。


「そう言えば、この課外活動は、男子生徒も同じ日程なのかな?」


「男子の方は一週間ズレて来週になるね」


「そうなんだ」


「男子には力仕事とかがメインになるだろうけどね」


「遅くなってごめんなさい」


「あ! 大原さん、お疲れ様。部活の方は大丈夫?」


「はい。今日は、顧問の先生がみえないので、基礎練習だけでした」


「大原さんは、幸村さんと話した事無かったのだっけ?」


「あ、はい。そうです。同じクラスなのに不思議ですよね」


「これを機会に仲良くなれると良いね」


「そうですね。幸村さん、これから宜しくお願いします」


「はい! 私の方こそ宜しくお願いします」





◇◆◇◆◇◆◇◆



清掃活動当日。

学園最寄り駅の隣にある空き地にて、今回の活動に参加する中等部の生徒と高等部の生徒が集まっていた。

生徒達の前には、今回の活動を手伝って下さる地元住民の方と、その説明をしている先生方がみえます。

今回の参加者は総勢30名で、大半の人数を学生が占めていました。

地元住民の方は、夏休みに行われる商店街の行事の方へ行かれて居る方が多いからです。

そう言った事もあり、私達が頑張って綺麗にしないといけないと決意しました。







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