表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖 白薔薇学園執行部   作者: 南條 樹
決別と・・・
31/45

お久し振りです。

今回より新章がスタートして、より学園での展開が増えると思います(´・∀・`)

足の怪我もすっかり治り、病院の先生からも学業へ復帰しても良いと言われた。病院へは、毎回付き添いとして黒崎先輩が付いてきてくれていた。

私は、一人でも良いと言ったが、何時、誰にまた襲われるか分からないのに、一人で病院には行かせられないと言われてしまっては、断る事が出来なかった。


「先輩。何時も付き添って頂いて、有難うございました。先生より、学園へ通っても良いと診断されました」


私は、先輩に向かって一言お礼と共に頭を下げた。


「付き添いの事は、気にしなくて良い。私自身が自ら進んで言った事だ。本来なら、その怪我だって私達がしっかりしていれば、未然に防げた事だからな。それよりも、学園への復帰おめでとう」


「有難うございます」


付き添いで来てくれている黒崎先輩達の立場も、私が療養している間に執行部の護衛的立場から、風紀委員と名前を変えた。それに伴い、二、三年生だけだったメンバーも、新たに一年生から一人加わった。

そして、風紀委員を取り纏める役として、以前私が居た寮の寮母さんが受け持つ事になった。


そんな私達は病院出て、そのまま歩いて寮へと帰った。

寮では、黒崎先輩からメールで知らされていた他の先輩達が出迎えてくれ、私の学園復帰を祝ってくれた。

その日の夜、何時も通り自室で休んでいると、ドアをノックする音が聞こえた。


「幸村さん、今良いかな?」


ドアを開けると、そこに居たのは愛沢先輩だった。


「先輩、どうされたのですか?」


「幸村さんに話したい事があってね」


そう言うと先輩は、私の部屋の中へと入って来た。


「実はね……」






*****



「それじゃ、また明日。おやすみ」


「はい。おやすみなさい」


部屋のドアを閉めると、先輩は自分の部屋へと戻って行った。

私はと言うと……

(明日からの学園生活、今まで以上に気を引き締めないと)




翌朝。

何時も通り寮の食堂へ行き、朝食を食べていたら、神宮寺先輩が私の元へやって来た。


「幸村さん。貴女に伝えたい事が有ります」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ