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聖 白薔薇学園執行部   作者: 南條 樹
嫌がらせと事件
26/45

前半は委員長視点。

後半の最後少しだけ、時雨視点です。

雪村さんが入院してから一週間が経った。


意識は回復したものの、足を怪我しているとの事で、そのまま入院しているらしい。この事は、先日クラスの代表として、見舞いに行った際に教えて貰った事だ。

その間に、執行部の人達が犯人捜しの名目として、私達のクラスにもやって来たが、結局犯人に繋がる情報は得られなかったみたいだ。


一体誰が、雪村さんを階段から突き落としたのだろう?


そう言えば、相良さんの様子も変わった。

以前は、委員会の仕事をきちんとこなしていたのに、今ではサボってばかりだと、他クラスの子から聞いていた。それに、一日の授業が終わると、直ぐに何処かへ行ってしまっている。

雪村さんの事で、何か事情を知っているのでは無いか?と思われる。

だからと言って、私が何か出来るとは限らない。


「三木さん、何か考え事?」


「え?あ、ああ、雪村さんの事をね」


「同じクラスだもんね。雪村さんの事、気になっちゃうよね …… それに執行部の人達が宣言してたけど、結局まだ犯人は見付かって無いもんね」


「う …… ん」


「でも、気負いしちゃダメだからね!」


「有難う」


寮で同室の双海さんが、私を心配してくれてた。

そんなにも、私は雪村さんの事で気負いしていたのだろうか。




*****



執行部の人達が宣言してから一週間。

何事も無く、ここまで来れた。

犯人捜しを宣言され、何時かバレるのでは? と考えたが、案外バレ無いものだ。



葵の事は、今でも嫌いだ。

あんな平凡な子が、この学校に来る事自体が間違っている。

それに、執行部の方達とも仲良くしているのも不思議だ。

どうして葵なのだ? 私の方が、容姿も成績も断然上なのに。

どうして、学園長は入学を認めたのだろう?

学園長を認めさせる何かを、葵がやったとすれば、この学園に居る事は出来ず退学していく筈だ。

私は寮に戻ると、早速共用スペースにあるパソコンを立ち上げ、ネットに書き込みをしていった。



やっと委員長の苗字出せました~

ついでに、同室の子の苗字も出しちゃいました(´・∀・`)

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