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「翔、書類はコレで良いか?」
「なんだ、新か。そこに置いといてくれ」
「何やっているのだ?」
「ああ、今年入った一年の資料を見てるだけだ。今年の一年は、どいつもこいつも平凡な奴らばかりだ」
「またやるのか…… 」
この部屋には、俺と翔しか居ないと思っていたのだが……
「蓮、居たのか」
いつの間にか、蓮も直ぐ傍に居た。
「程々にしておけよ。神宮寺の奴が騒ぎ出したら、手が付けられないからな」
「ふん。あんな奴は外っておけば良い」
「………」
「取り敢えず、書類渡したからな」
俺は、この空気が苦手で、用件を済ませると部屋を出た。
あの二人の性格は、対極だからな。面倒事には関わりたくない。まぁ俺は、来る者拒まずだから、勝手にしろってトコだ。
「新先輩。今、帰りっスか?」
「司堂か。翔の所に書類届けに行ってただけだ。それより、お前は何しているのだ?」
「自主トレ最中。殆ど終わった所です」
「ふーん、そっか」
「それより、定例会議の準備はどうしましょう?」
「何時も通りで構わないだろ」
「了解です。じゃあ、颯斗にも伝えておきます」
「ああ」
司堂が去ったあと、部屋に戻る気にもなれず、人気の無い場所へと来ていた。
早速、男性陣を登場させてみました( ロ_ロ)ゞ
だが、ここで問題が。誰を中心に置いて、話を進めれば良いのだ?
(作者のボケで、その辺り何も考えて無かった(;・∀・) )




