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短いです。初期取得スキル変更したので1話の内容が少々変わりました
昼食を取り終え再びログイン。
どうやら今は夜のようだ。
このゲームは昼と夜はランダムで訪れるらしい。
仕事や学校のある人たちのため昼と夜両方遊べるようにするためだそうだ。
ただ昼になるか夜になるかは運営の匙加減でぶっちゃけて言えば適当らしい。
いいのかそれでと思わなくもないが、普段仕事で時間のない自分にはちょうどいいだろう。
さて夜ということで街は賑わっている。
夜は視界が悪くなるため光魔法や火魔法で周りを照らすか闇魔法の暗視がないと活動出来ないからだろう。
まだレベルが低く魔法が充実してないほとんどの人は街でのんびりすることにしているみたいだ。
また夜のフィールドは昼と違いちょっと強くなっていたり毒を持っていたりと、厄介なモンスターに変わっているとる死に戻ったらしい盗賊風な格好をしたやつが忠告している。
今からどうしようかと悩んでいると
「おいそこの銃持ちチキン野郎」
と騒がしい声が後ろから聞こえた。
うわぁこの手の人間に関わるのはめんどくさいから嫌だなぁと思ったが周りに銃を持ってる人は自分位だったので振り返る。
「あのう、もしかして俺の事ですかね……」
「そうだよてめえだよ!!銃とかどうせ体動かす自信無いとかで選んだんだろ?そんな雑魚はさっさとこのゲームやめちまえ」
振り返るとそこには突っかかってきたやつと後ろでニヤニヤしている三人組がいた。
思っていた以上にめんどくさそうな、自称名人様集団(名前がわからないのでこう呼ぶことにした)に内心呆れ顔になりながら無視して言わせたいように言わせていると、こちらがなにも反応しないのに飽きたのか、
「横取りとかうざってぇから街から出てくんじゃねえぞ」
と分かりやすい捨て台詞を吐いて離れていった。
初日のこんな人通りの多いとこで騒がれたのなら銃持ち減っちゃうんじゃないだろうか。
まあもともと俺以外見かけないけどな。
頭がちょっと残念なやつらのせいで気分も悪くなり、どうせ夜のフィールドに出るつもりもなかったので、一回落ち着こうとそのままログアウトした。
レベルの変動した時だけ取得スキルは書きます