表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Create Online  作者: ikayaki
2/20

1

まだゲームは始まりません。

2015/3/20 初期取得スキルの変更

 正式オープンの日、有給を使いプレイすることにした。

 いくら数をこなしていようとやはりゲームを始めるときは少し興奮してしまう。

 根っからのゲーマーなんだろうなと苦笑しつつ頭にVRヘルメットを被る。

 ベッドに横になりログインをすると意識が一瞬遠くなり白い部屋のようなところに出る。


『VRヘルメットにアバターが登録されていますが、新規で作成しますか?』


 目の前に浮くウィンドウのNOを叩くとFPSゲームで使用していた自分のアバターが表示される。

 自身の体をスキャンした物を使っていたので現実全く同じ顔、体が写し出される。


「相変わらずどこにでもいそうな顔だな」


 道行く人に声かければそれが自分と言ったような没個性的な顔にやや痩せ形な体、身長も高くはないが小さくもないと言ったようないかにもモブみたいな姿を見て思わずそんな言葉が溢れる。

 さてアバター作成だがVRにおける異性への転換は禁止されているため性別は男で固定。

  どうも胸やあそこが現実と違いすぎるとゲームと現実のギャップで混乱するとか何とかで禁止されているらしい。

 種族は人しか存在しない。

 次に顔だがFPSゲームではだいたい顔は隠れるようなヘルメットやマスクをしていたのでいじる必要がなかったのだが、どうするかと悩む、が別にかっこよくしたところで自分の顔を見るわけでもないしと特に気にせずそのまま使うことにする。

 ただせっかくのファンタジーな世界に行くのだから髪や目の色くらいはいじってもいいかと思ったがモブ顔の俺が変にいじるのもおかしいかと思い直し、黒髪とちょっと茶色がかった黒目のまま決定をおす。

 結局現実そのままのアバターなことにちょっと惜しい気もしたがまあ構わないだろう。

 名前は弾丸からとってブレットで良いだろう

 次にスキルを10個選ぶ。

 いわゆる職業という物は存在せずとったスキルのレベルをあげることでexp(経験値)が手に入りそのexpを消費することで新たにスキルを取得することができるシステムのようだ。

 そのためここで選ぶスキルは最重要とも言えるのだが、無数のようにあるスキルから前もって選んでいたスキルを選択していく。


<銃>

 これは言うことはなにもないだろう。いくら不遇といわれようと慣れ親しんだ武器であるためこれを選ばないのはあり得ない。


<短剣>

 これはまあ接近された時のためのサブウェポンだ。銃ほどじゃないといえFPSゲームでもナイフはそれなりに使うことがあったため使い慣れてる武器であろう。


<体術>

 このスキルは体を使った戦闘にボーナスが入るスキルで回避などにも発揮されるらしい。まあその分広く浅くと強化の具合もそれほど高くないみたいだが。


<受け流し>

 これは普通近接スキル持ち特に盾スキルなど者が取るスキルだが銃の反動も軽減されるらしい。βテストの時点での銃持ちがすでに少なかったため詳しいことは分からないが、半分検証もかねて取ってみることにした。まあ完全に腐るということもないだろう。


<気配察知>

 名前の通り周りの気配を知ることができるスキル。レベルが低いうちは周囲になにかいると思うくらいだが高くなると範囲が広がりモンスターの種類を見分けたりすることもできるらしい。


<遠視>

これも名前の通り遠くを見ることができるスキル。

銃とは相性が良さそうなので取得することにした。


<初級銃鍛冶>

 <銃>持ちが少ないということはそれを作る者も少なくなるであろうし自分で耐久度回復や銃弾を作れればコストも少しは押さえられるであろうと思ったため取得。


<鑑定>

 モンスターの情報やアイテムの情報を見ることができるスキル。生産スキル持ちであれば多くの人が取るであろう。


<初級光魔法>

 攻撃より回復に秀でた魔法。βテストでは確認されてないが光学迷彩のような魔法も覚えれば良いな程度。まあ回復系は無駄にならないであろう。


<初級闇魔法>

 攻撃が高めで状態異常を起こすものも多い魔法。暗いとこでも見えるようになる魔法もあるのと、物理無効で銃が効かない相手に対して使えるだろうと思い取得。


 この<銃><短剣><体術><受け流し><気配察知><遠視><初級銃鍛冶><鑑定><初級光魔法><初級闇魔法>の10個のスキルを取得した。

 こうしてみると完全にソロプレイする気しかない選択だな。

 まあ今日は有給をとってるため長い時間プレイできるが普段は仕事で2,3時間プレイできれば良いだろうしそうなると周りに会わせることができずにソロプレイが多くなるであろう。

 最も銃持ちの時点でパーティーを組むのは難しいのは分かりきっているしソロプレイになるのは今さらいってもしょうがないだろう。

 さてこれでようやくゲームの始まりか。これから踏み入れる世界は一体どんな世界なのだろうかと少々期待を膨らませいざCOの世界に降り立つとしよう。


<銃>Lv1

<短剣>Lv1

<体術>Lv1

<受け流し>Lv1

<気配察知>Lv1

<遠視>Lv1

<初級銃鍛冶>Lv1

<鑑定>Lv1

<初級光魔法>Lv1

<初級闇魔法>Lv1

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ