女神の祝福
九十九無限 レベル 1/100 超大器晩成
HP 10/15 [+5]
《主に生命力を示す、ただし走ったりなどの持久力にも影響するため、ある程度走ると疲れてHPが減り始める》
MP 0/0
《主に魔法を使うのに使用する、なお魔法のダメージや抵抗力はMPと力や体の数値によって変動する》
力 6 [+5]
《主に与えるダメージ及び平常時の筋力に影響する》
体 6 [+5]
《主に受けるダメージに影響する、持久力や様々な抵抗値に影響するので低いと病気にもかかりやすくなる》
速 6 [+5]
《主に動作に影響する、動きが遅いと命中率も勿論落ちるだろう》
運 6 [+5]
《基本的に生まれ持った運は変動しない、ただし変動する者もいる》
パッシブスキル《常時発動しているスキル》
万能言語 全ての種族の言語を解析し会話が可能になる
万能鑑定 任意の対象物を鑑定する
女神の祝福LV1 全ステータスに補正がかかる、レベルが上がると補正がより強化される、女神の祝福により案内者がサポートしてくれるようになる
アクティブスキル《任意で発動出来るスキル、但し常時索敵などパッシブとして発動させることが出来るスキルも存在する》
0 現在は不明
「お、おい大丈夫か起きろ」
『ん…?』
目を開けると目の前に、先程の門番がいた
『あれ…ここは?』
「気がついたら倒れてるから暫く様子を見てたのだが、心配で声をかけてしまった。大丈夫なのか?」
『あ、ああ…すまない』
起こしてくれた優しさには感謝したいが、もう少し遅ければ女神からもっと色々と聞けたのにとの葛藤で、何ともいえない気分だった
(あ、そうだ、ステータス)
ステータスをすぐにでも確認したかったが、門番がいるので離れてからにしようと思った
「俺の前で倒れないでくれよ」
『俺はどれくらい寝てた?』
「ん〜2時間ほどかな」
『そうか、ありがとう』
正直睡眠時間としては足りないが、少し頭がすっきりした。これから生きていくために、少し考えることが出来そうだ
「ところでお前、武器はあるのか?」
『え、なんで』
「その格好はここらの者じゃないんだろ、城から来たってことは訳ありってことだよな」
門番も詳しくは聞いてないだろうが俺の心配をしてくれている、その優しさが嬉しかった
「これ俺のお古だけど、使ってくれ」
門番が腰からナイフを外して渡してくれる、受け取るとズシッと重く、その重みが俺は異世界に来たのだと再認識させてくれた
『いいのか?』
「ああ、俺はこれがあるからな」
そう言って、持っていた門番用の槍を見せてきた
『ありがとう、この借りは必ず返すよ』
「ああ、まだ若いんだから生きろよ」
よく見ると俺よりは一回りは上なのだろうか、その門番は俺から離れて定位置に戻ってこちらを見ていた
(ありがとう、俺…頑張るよ)
受け取ったナイフを見ると、レザーのケースに入っている。ケースや持ち手の部分を見るだけでも、それなりの年季が入っているのがわかった。刃は毎日きちんと研いでいるのだろうか、少し抜くだけで銀色に光る面が綺麗に見えた
『これはありがたい、そういえば…』
ステータスと念じると、言葉に出さなくても画面が浮かび上がってきた
九十九無限 レベル 1/100 超大器晩成
HP 15/15 [+5]
MP 0/0
力 6 [+5]
体 6 [+5]
速 6 [+5]
運 6 [+5]
パッシブスキル
万能言語 全ての種族の言語を解析し会話が可能になる
万能鑑定 任意の対象物を鑑定する
女神の祝福LV1 全ステータスに補正がかかる、レベルが上がると補正がより強化される、女神の祝福により案内者がサポートしてくれるようになる
アクティブスキル
0 現在は不明
『おお、補正かかっても弱えぇ…』
女神の祝福があっても相変わらず俺のステータスは弱いのはわかった、ただ+5はかなりでかいので助かると思う
『相変わらずMPは0のままかよ、少しステータスの表記が変わったか?』
説明などが足されて画面内が充実していた、そして気になるものを見つける
『案内者?』
「私だよ〜」
そう聞こえて周りを見るが、俺の傍には誰もいない。するとステータス画面から、いきなり飛び出してきた者がいた
「どこを見てるのよ」
『いやわからんて…ん?妖精?』
女神の案内者なら天使かと思ったが、女神から最後に貰った祝福の時と同じような、緑色の妖精がそこに飛んでいた
俺が妖精と認識した理由は、その姿だった。よくある人の姿と背中の羽根、見た目と声は女の子みたいなので女の子だと思う。一応胸と谷間もあるし…
羽根をパタパタとゆっくり動かしてはいるが、それで飛んでいる、様子はない。ハンドボールくらいのサイズの妖精は俺の上を飛び回っている
「あんたのステータス、弱いわね!」
『いや…お前のご主人様のせいだぞ』
俺のステータスを覗き見しながら、妖精は言ってくる。そして少し、考えている様子だった
「とりあえず、魔物でも倒してみますか」
『いやいや無理無理、俺のステータスを見ただろ』
「あんたならいけるわよ、たぶん」
『おい、たぶんって聞こえたぞ』
「いいから!こっちこっち」
案内者と呼ばれる妖精が、森の中へ行こうと誘ってくる。俺はナイフをくれた門番にお辞儀をしてから、それについて行った