夜間想行
悲しみと
期待と
切望と
渇望を
その身に宿して
闇に溶けゆく
すべきことはただ一つ
目指す場所もただ一つ
この身に宿した思いを
この暗闇の中でさ迷わぬよう
明日の光に照らされるよう
この夜空に浮かぶ極点の星のごとく
ただ一点へとひた走る
この身に宿した思いが
明日の光のその下で
幸せの光に変えられるよう
この夜空に流れる数多の流星のごとく
ただ願うだけでなく
誰が目にするわけでもなく
誰かの願いのために
自らの願いのために
闇に紛れ
走り続ける