罰ゲーム
2階に向かう奈々と池田は、再び本館に入った所の方に向かって歩きだした。池田は、中腰になり「慎重に行くで。」といい忍び足で歩いていた。そのとき奈々が言った・・・そこまで慎重な必要あるのかしら?」「ないけどな。雰囲気や。」奈々はこけそうになる。「相棒ノリ悪いな。」「飽きたし、まあ普通に行くか。」奈々は呆れて呟く「相棒ね~・・・」。「池ちゃんは2階にから来たのだから場所は分かっているわよね?」池田が言った「そ道の先を左に曲がった先や。」「そういえば罰ゲームの事聞いてなかったのだけど、話してくれないかしら?」「そうやったな。簡単に言えば、ダチとの賭けに負けたんや。」「簡単な賭けや、道で次ここを通る人がどんな奴かってやつや。」「それで予想をたてて服装やら人相や性別を当てるんや。」「より近い方が勝ちってことや。」奈々は言った。「それってある程度予想がつく事が出来るのじゃないかしら?」「時間や何かのお店の近くとか、そういう事でしょ?」池田は言った。「そういうゲームやからな。」「人間観察ゲームって呼んでるけどな。」「たまにや、予想と違う人が来るからおもろいんや。」「事前に場所や時間を知っていればイカサマは、出来るのじゃないかしら?」「それはムズイかもな、複数の紙に番号を書いた時間と場所を選ぶさかいな。」「それに口外せんように参加者の携帯などの機器はちゃんとチェックするしな。」奈々は呆れて言った。「例えばだけど。参加者が3人だとして、2人が協力して。紙に同じ時間と同じ場所を書けばある程度確立はあがるのでは?」池田が言った。「それはないな。3人でやったとしても決まった後も、やる前にちゃんとチェックするし、そもそも2人でしたから、それはないな。」奈々が考える素振りをして言った。「実際それをすると物凄く広い範囲になるのじゃないかしら?」「だから大まかな、県とか区や市なんかは決めてからやな。」「それに、実際にない住所になる可能性もあるし、道路がない場所もあるだろうし、道路が複数ある時とかだとどうするの?」「もし数字がない時は、繰り越しになるな。道路がないんなら、そこ近くの道ってことやな。複数ある場合やと、それぞれが選択した道をジャンケンで決めるってことやな。」奈々が言った。「なんか面倒くさいわね。」「そうだ。もし時間に誰も通らない時は、どうするの?」池田は答えた。「それは、誰も通らないが正解や。」「まあ大体、そんな事は、めったにないけどな。」「まあそんな感じや。」奈々が言った。「それならコンビニとかで次の人の客当てとかでいいのじゃないの?」池田は言った「まあそうやな。」「そんなことより2階から来たなら2階の事が聞きたいわ。」池田が言った「そやからおもろないでって言ったやんか。」「2階は、行ってからのお楽しみや。」奈々は「・・・知らないのね。」と池田の事が少し理解したかのように言った。そうして武史が来ないのを確認してから、階段を昇って行った。
何とか書くことが出来ました。肩が痛くて頭も痛くなってダウンしてたのですが、薬と湿布が効いたみたいです。('ω')
読んでくれた方ありがとうございます。