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隠された世界  作者: ガイア
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嘘か誠か

奈々が花摘みから帰って来ると、池田は、何か一人でブツブツ言っていた。どうやら電話しているみたいだ。「・・・・なかなかやっかいでな~」「そっちの調子はどない?」「まあ出来るだけやってみるわ。」そうして電話を切った後こっちに気づいたのか声をかけて来た。「エエ花咲いてたか?」奈々は言った「花も恥じらう乙女に向かって言う言葉に思えないのだけど。」「さっき電話していたみたいだけど、誰と話していたの?」「・・・聞いてたんかいな?」「罰ゲームの事や。」「そろそろ帰りたーなってな。」奈々は気になっていた事を尋ねた。「わたしが襲われていた時、池田さんは、どこから来たのですか?」池田が言った。「ああ・・そのことか、上の階に行ってたんや、ここに噂のカルテらしきのもんなかったさかい、2階に行ってたんや。」奈々は不思議な顔して言った。「ちょっと待って下さい。・・おかしいですね。私が入って来たここの入り口は開いていなかったと思うのですが・・。」「何を言うてるんや?」「開いてないって普通に開いてたで。」「・・・それは本当ですか?」奈々が怪しむ様に言った。「嘘も本当もないやろ。」「そな、どないしてここに来れるんや?」「ご存じなかったですか?」「ここの本棟と向こうにある別棟とは繋がっているみたいなので、そこから来たのかと思いまして。」「それに、私たちと一緒にいた人が鍵がかかっているとお聞きしましたので。」池田は言った。「誰やそんなウソ言ったんは?」奈々は答えた。「明美という女性です。」「こっちは鍵がかかって行くだけ無駄だと・・」奈々は考える素振りをして続けて言った。「それが、嘘だとしたら、あの明美という女は何故そのような事を言ったのか気になります。」ここに入る前に武史に襲われたる少し前に、誰か知らない人から、本棟の鍵は開けときました。と言われた事も思い出し、それを池田に言った。すると池田は、「嘘かどうか分からんけど、開いてたのは事実やで。」「それに本棟と別棟か?」「繋がってるとしても実際通れるんか見たんか?」「それにや、知らん奴から鍵開けたって事自体ブラフやないか?」奈々は考えた。そうすると明美が嘘を言った理由が気になり、私がさっき襲われたように、優喜が危険な目にあっているのではないかという気持ちになった。「池田さん、一度みんなと合流したいので、別棟に向かいませんか?」池田は言った。「それはアカン。さっきの奴が。うろちょろしてる所を、ななちゃんを連れて守られへんわ。」「それよか電話したらどないや?」奈々は思い出したようにポケットから携帯を取り出し、電話をしようと優喜にかけようとしたが、止めた。「今電話をして武史にでも襲われたらと思うと電話出来なかった。池田が言った。「なんや、かけへんのかいな。」「番号しらんのか?」奈々は言った「電話の音で、武史に襲われたりするかも知れないでしょう。」「だからショートメールで送るわ。」【明美は嘘を言っている。武史はおかしくなっているから、気を付けて。3階の繋がっている合流地点で会いましょう。 奈々】「これでいいわ。池田さん帰りたい所悪いのだけど3階まで一緒に行ってくれないかしら?」池田は言った「しゃーないな、ななちゃん心配やしな。その代わりこれからは、恥ずかしがらんとちゃんと、池ちゃんって言ってや。」奈々が呆れた様にため息を吐き言った。「・・分かったわよ。・・池ちゃん・・」


なんとか本日中に書けました。読んで頂いてありがとうございます。

読みにくい所や誤字脱字等あるかと思いますが、とりあえず物語が、完結してから手直ししようかと思っています。感想して頂ければ嬉しいです。


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