謎の人物
明美がドアに向いて叫ぶと、ドアの方から笑い声が聞こえて来た。
「ははっはっはっはあ~」「いつからバレていたんだろうね。・・」「こんな事は予定にはなかったのだがね。」「まー仕方ないか・・」「君の事は、ある程度聞いていたんだが、こんなにも頭が回る人だったとはね。」明美が続けて言った。「卑怯物め!姿を見せる根性もないのか!」「何とでも言えばいいさ。君がこっちに来たらどうだい?」「怖くて出来ないだろう?(笑)」「そろそろ君のお気に入りの優君が戻ってきてしまうといけないから、ここから退散するよ。」「そうそう・・この事を斎藤優喜に喋りたければ自由にどうぞ」「さぞ疑心暗鬼になってくれるからね(笑)」と言って謎の人物は去って行った。明美は謎の人物に思案してみたが、声に聞き覚えがなかったので、私たち以外に侵入している者がいて、何か目的があるのだろうと思う。先程謎の人物がいたであろうと事に罠が仕掛けているのではと思い、おそるおそる少し扉を持ちあげながらゆっくり開けた。扉は、耳づく音を出しながら、ゆっくりと開いた。そこには、もう謎の人物の影さえ見えなかった。明かりを優に渡していたので目視できるのが2,3メートルしか分からなかったが、地面に何か落ちているのを見つけた。「これは、前に来た時にはなかったが、風で飛ばされたのか、さっきの謎の人物が置いて行ったのか、それとも私たち以外の物なのか・・・念のために一応持っておくか。」
謎の人物が登場です。
思い浮かぶのは、あの国民的な有名人の変なおじさんですよね。