半人前から一人前
第1章 4話半人前から一人前
カレラさんから 連れられ 夜中 道を歩く
周りは 夜の景色で 光がいっぱい 包まれながらも 歩いていく
「仕事先の内容なんですが……」
「はい!」
「食品を扱う料理店なんですけど……
私の知り合いが努めていて これから ダイキさんも 大変になりますが よろしいでしょうか?」
「はい!」
食品か 料理店ですね したっぱからだから
皿洗い、清掃にゴミの片付け
料理なら 盛り付けや 味付け 材料運び
接客だと 案内やテーブル拭き ディナーを運ぶ等
可能性が たくさんあるな
考えつつ 目的地についた
でかいな 縦板の看板の文字はわからんが 3階建てくらいか 思いつつ
カレラさんは ドアを開ける
チリリリン
店内は 思ったときよりは 綺麗にされてて
厨房室 休憩室 トイレ室 禁煙室があった
「いらっしゃいませー 何名様でしょうかー」
「えっ…と オーナーシェフいます?」
「カレラさんじゃないの オーナーシェフ? お呼びしますので こちらにお掛けください」
テーブルに手を指す
「い…いえ 今日は この子のことで…」
カレラさんが言うと 接客の人が 俺を見て
納得した顔で頷く
「失礼しました こちらへどうぞ、」
休憩室内へ 案内された
「は、はい」
休憩室内で 椅子に掛けられ カレラさんの隣に
座ることに 時間立つ、すると
スーツ姿の男性が こっちにきた
「おまたせしたね 久しいじゃないか
カレラ」
「はい お久しぶりです オーナーシェフ」
「シバールでいいよ カレラ そこにいる君が
カレラが言ってた子かい」
「はい」
「私は シバール
ここの担当営業者を努めているものだが
カレラ この現状をみると ここに雇うってことで いいだね?」
「はい 通達で 送り届けたとおりです」
カレラさん、通達なんて いつのまに 俺が本部前で 待機してる間 先に事前に 終わらせてたのか?
「そこの君 名乗って」
「はい ダイキと いいます 清掃 接客 皿洗い
料理も できます」
「そうか 頼もしいことだ
じゃあ 君は 接客や、料理の担当も
できるんだね」
「はい 」
「分かった カレラから 文書で 拝見したよ
君の資金、食費は なんとか
詰めんしよう それでいいかね?」
「はい ダイキくん」
カレラさんは 僕をみて シバールさんに向けた
「はい よろしくおねがいします」
なんとか面接は 終わり カレラさんは 帰ることに別れを告げた
「じゃあ ダイキくん 頑張って!」
「はい!」
そう 言って カレラさんは 帰っていった
俺は… 見送り 後 料理店が閉店すると
皆に 自己紹介をし 告げ終わると
シバールさんが 寮に案内され 僕は寮の中で
一眠りした
明日から 忙しい日々が 始まった
初日は 皿洗い 雑務をやらされ
次の日は 清掃に ゴミ片付け
3日目は 接客対応に 4日目は 料理を
上司たちに きっしり 教えられた
「ボウズ おせーぞ」
「おい ベル 鳴らしてんぞ まだか」
日々の忙しいさに 料理だと 遅い気味に
接客だと 出遅れ 仕事 終え頑張った際
付けられたあだ名が のろまだった
沢山の客は 大忙しことも…………
「つ…つかれた」
「仕方がないよ 大変なんだから」
今は話しているのは 先輩の ミアラ先輩
接客や 案内、料理運び 掃除もこなす
ベテランの方だ 一応この人のおかげで
夜中に時間頂いて、文字を教えてもらい なんとか 文字の対応できた
忙しい日々で 過ごしやっと 休日だ
「明日 やっと 休日だ 」
「ハッ 新人は いいよな」
今 寮の中で 共に話してるのは
同伴のキャロス先輩 俺と同じく若い新人シェフ
張り切り者で 料理担当だ
「先輩も 休暇届で 休日満喫してるじゃないですか」
「俺は 違う 食品庫の中の食品が不足だから 材料を 集めに 狩りに行ったり、買い出ししたり 山積みだ」
「狩り?」
狩りか 何を狩るんだ 買い出しとか
「あぁ なんだって 肉の量が 減ってきたからな
豚や 牛を狩りに行くんだよ 」
「へぇ 危険で 大変そうですね」
「当たり前だ わざわざ 命を狩りに行くんだ
だから ちゃんと 命たるもの 食べ物には感謝は 付き物 お前も 狩りに行くんだよ」
え?
先輩 後の言葉でとんでもない事 いいやがった
「ッ!? 僕がですか!?」
「そうだ お前が持っている ライセンスは
そのためだ どんな苦難でも 乗り越えてこその
漢だ」
「ふぅん 」
ベンチャラーライセンスを 眺めた
ベンチャラーライセンスは 先週まえに ギルド本部で カレラさんにおねがいして 書いてもらった。 身分証明書で 発行して やっと 3日で
封筒で 届いた 貴重?品だ…
翌日 俺は キャロス先輩とミアラ先輩で
食卓を狩りに行った 目標は
豚 Fランク
牛 Fランク
先輩たち僕で 3人組で 野生の牛と豚を狩りに行く
「そこ もうちょい」
「まだだ」
先輩たちは 特技は
ダイキ Fクラス
Lv.1 短剣
キャロス Dクラス
Lv.? 弓
ミアラ Dクラス
Lv.? 槍
「「よし! 好機だ やれ!」」
そんなこんなで 獲物を仕留めた 3人組は
昼頃、酒場 祝う
「大量だな」
キャロスが 呟いた
「えぇ みんな お疲れ様」
「あぁ ダイキも まだまだ だったけどな」
キャロス先輩に言われる 最初は 上手く狩ることが できず 先輩の指摘されながらも なんとか
ミアラ先輩のコツを 教えてもらい たまたま偶然にも できたことだった 後は先輩方、二人
仕留めまくった………
「先輩方の サポートのおかげですよ」
「まぁ 多くやりずきた ちょっと 売って
野菜や 調味料の足しにしとくか」
「時間 あまったわ 残り時間は どうする?
私は 風呂で汗を流し 読書するけど」
「おい お肉や 食材運び 手伝わないのかよ」
「私は あくまで ダイキくんの戦闘だけ支援
食材の手伝いなんて 聞いてない」
「う〜 わったよ 一人でやるから ミアラとダイキは 自由行動しとけ」
「言われなくても そうさせてもらうわ
食材運び お願いね」
キャロス先輩が 少しブチギレ気味に 食材を運びに 酒場から でた
「じゃあ 私も帰るわ」
酒場で 食事を終えた ミアラ先輩も あとに続くように去った
「どうしようかな」
思ったとき どこかで 見た 覚えがある人物が来店した マント姿で 後ろの連中を引き連れ
テーブルに 座る マント姿の奴がフードをとると
ショートヘアーの 女性で 眼は
あの時の草原で 僕を助けをくれず 眼中もないまま
去っていった あの眼は 忘れはしない
俺は その女性のところに来て 問い掛ける あの時なぜ 道の方向さえも 迷ってた俺を助けてくれなかったのか? なぜ あの黒い獣が 来るの 教えて貰えなかったのか………
「あの… 」
女性は 俺の方に振り向くと
「俺のこと 覚えてます? え…と 草原の周辺で突っ立っていたんですが…」
彼女は 俺を睨む
俺は 後の様に続ける
「その時 黒い獣に 襲われて 命からから 逃げきれました でも、… どうして 黒い獣が 来ることを
教えてくれなかったんですか?」
すると 彼女は立って 俺の顔に合わせ 呟いた
「よく あの場から 逃れたな
私から見て お前が哀れで 貧弱だったから 囮に使った
あの 魔物はしつこかったから……
普通に 冒険者が 殺り会ったら 生きていない領域なのに」
??????? え… 弱い 意味がわからなかった
なんで? 貧弱だから 俺、死ぬことだったんだよ…
平然と いう彼女に 俺は怒りが溢れた たった それだけ?
一歩間違えれば 魔物… 奴らの餌食になりかけてたんだよ…
なにそれ……人情の思いやりもないやん
[実際に例えるなら 今から 事故にあうこと 知りながら黙って見てる感じだ]
外道じゃん できれば 彼女を殴りたかった、だが
その勇気は俺には無かった、自分より 格上の彼女を殴っても、やり返され ズタボロだけじゃあ、すまないと踏んでいたから……
俺は 彼女から 去っていった 彼女は 俺になんかいい掛けてたが 俺は聞く耳持たず………
気がついたときには 寮の室内 ベッドの中で泣いた こんな屈辱は 始めてた 彼は誓った
冒険者になって 彼女を 一泡をふかせると 彼は 毎日 自己鍛錬、仕事への 掛け持ち続け
7ヶ月後過ぎた 彼は 料理の腕前は 上昇し
接客へ 対応も てきぱきとこなせるようになった
上司たちからは 一人前に褒められるほど
[だが まだ 一人前と認めてない人も 一人いた]
料理店で 俺は 半人前から 一人前へと 至った。
4話 完