最後の高校生活
第1章 1話 最後の高校生活
……………
そんな そんな
馬鹿なことが
俺は…… 現実を受け止めることに戸惑っていた
そう この世界の いや この異世界の出来事に…
チリリリリリリリ
目覚まし時計が鳴り響き、
母親の声も 鳴り響く
「大輝 朝よ…」
眠い もうちょっと、 寝させてほしい…
「大輝 ご飯冷めちゃうよ!」
………………………
「大輝 起きなさい! 学校に遅れるよ!!」
「うん 起きてるよ……」
………………………
ドアが 開いた
バン!!
「いい加減に 起きろ!
外で 七海さんが待ってるじゃない
早く支度しなさい!」
「はい!」
目が覚めた 青年は 制服姿に着替え
洗面所で顔を洗い
急いで
朝食をとり 歯を磨き 玄関の外にでると
玄関口で 彼女が待ちつたびれていた
「もう 遅いじゃない 何時まで
待たせる気?」
「ごめんごめん ほんと ほら
行こう! 遅刻しちゃう」
「誰のせいで 遅刻になりかけているのか
自覚がないのかしら…」
男女共に 学校へ通行中のさながらも
自己紹介まだだったね
いま 会話に察する通り 彼女は 俺の幼馴染みであり
昨年の秋 俺が告って 付き合いはじめた 彼女である
まず 僕から
鳴海 大輝(16)
高校2年生
隣 後ろにいるのが
同級生 彼女
白沢 七海(16)
高校2年生
なんとも
変わりないリア充な日常
自己紹介してる間に 学校についた…
「ふぅ…やっとついた!」
「ついた! じゃないよ!
こっちは 待たせてる気持ち考えてほしい、」
「よう 大輝! 夫婦喧嘩か?」
「「ぶっ 夫婦?」」
「そうそう 熱いね 羨ましい♡」
「……………」
からかう クラスメイトの男子生徒に
七海と問答しながらも
そして朝礼し 授業受け
昼休み時間の時
クラスメイトの男子生徒から
声をかけられた
「そういえば お前さ 昨日 どこいってたの?」
「え?」
「いや、昨日 友達と下校中 道中で
お前を見かけたからさ 声をかけようと
したんだけど 見失ったんよ そんで
友達が 路地裏に入っていくの見かけたんだけど
路地裏探し回ったらさ いなかったから
気になったやけど 見間違いかな?」
「いや 俺は 彼女と一緒に
下校してたけど? 七海」
「なに?」
「俺たち 昨日 一緒に
帰ったよね?」
「うん そうだよ 」
「ふーん やっぱ 見間違いだったみたいかもな
その時 夕暮れだったから 」
友達の不可解な話に 少しゾッと寒気が
漂う気分 ドッペルゲンガーか?
まさか 今日が、命日が近づいてるん? 不安要素を
抱き 授業が終わり 俺は先生に呼び出しをくらわれた
「何したの 呼び出し?」
「みたい… 校門で待っててくれない?」
「また……」
七海は 飽きられてた言葉に
落ち着かせる
「ごめんな ほら、後でおごるからさ」
「わかった 気になってたスイーツスポットが
あったから それなら…」
「わかった」
職員室に 先生からも また 不可解な
質問された
「お前 昨日、道中で 見かけたんだが
何してたんだ?」
「え? いえ 昨日 友達と一緒に
帰りましたが」
「ほんとうか? 適当なこと言って
嘘はついてんじゃないか?」
「いや 本当です」
「…… はぁ わかった 今日は帰りなさい」
「はい」
「気をつけて帰るんだぞ」
「はい 失礼しました」
どうやら 先生も 車で帰宅中
世通りで 俺を見かけたらしい
どうも 不気味な内容だが
それから 先生と 話を済ませ
校門に向かった
「あれ?」
校門前で 彼女の姿がなかった
どうしたんだろうか お手洗いかと
10分 待ったところ 全然 来る気配なく
部活動の 人に聞いて回ったところ
七海は 俺と帰ってるところをみたという
衝撃的な こと言われた どこにいったのか
問いたけど 部活動してる人たちの 話では
答えは 出なかった
俺は… 街ん中 探して回ったが 特に七海と姿なく
不可解な話のことで 徐々に 困惑が俺を襲う
その時 脳裏に過ぎった 昼休みの時
放課後の時 クラスの男子生徒と 先生の
道中で 見かけた俺という 話 いまでも
信じられないが それぞれ道中探して回ったが
すると 遠くで
2人の人影を 見て 自分は驚きで 呆然した………
そこには 後ろながらも 七海の隣に歩いている奴が
俺にそっくりながら 話していた…
俺は 七海のところへ 走った
なぜか 2人は 路地裏の中へ入った
俺は 2人追いかけながらも
もう一人の自分が 不気味すきで どうしようない
気持ちがいっぱいで 頭が真っ白だった
ただただ 彼女を追いかけた
もう一人の自分は なぜ 自分に成り代わり
なんの 目的で 彼女と話をしながらも
路地裏に入ったのか?
彼女は なぜ あいつとついていくのか
危険な気持ちに押されながらも 必死に
探し回った 気がつくと
路地裏の道は 進むたびに
周りが 黒く 暗く 闇に染まり
それで やっと 彼女のもとへ もう一人の自分へ
たどりついた
「お、お前、誰だ? 七海に
何するつもりだ!」
「…………」
そいつは 答えず 彼女に心配で声をかける
「七海! そいつから 離れろ」
「……………」
「七海!」
「無駄だよ」
沈黙から そいつは喋った
「七海になにをした」
「ちょっとね 心配ないよ 何も手もだしてない」
俺は 思わず 荒く声をあげた
「だからって 信用できるか 七海に
何をした お前は…」
そいつはなんのために 俺に成り代わり
なんのために 彼女を……
「実にいうと 用事があるの 君だけど」
「はぁ?」
意味がわからなかった 俺?
「ちょっ 目的は…俺?
なんで…………」
「すまないが こっちは 時間がないんだ」
すると 彼の手から異様な明かりが でてきて
槍の形に変わり 俺に向かって投げた
俺は いきなりの展開に 身動きできず
槍状が 胸の 心臓あたりに 刺さった
痛みが走り 床に脚を伏せ込む
「!!?」
見上げると 彼は顔は暗く 俺に向かい
口をしたが……
俺は 痛みに 目まいが 襲われ 目を伏せ
かすかに 心臓の音がドクン ドクン聞こえた
「……………………」
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目を覚ますと この光景に俺は目を疑った
そこには 空は暗く 白い霧が漂って
灰色の雑草が輝いて
見るからに 灰色の木 何本か あった
月は遠くから見て 紅く照らしていた
「…………?」
俺は 俺の日常は 急展開に 変わった
第1話 完