第六話・【憤怒】の現荒人神姫
契禊姫「えーと、シロクロが私達に任せてしまったので前の話の前書きを」
レスティア『ゲストは……居る……その前に……後書きは……本編の……設定を簡単に書いたもの……後……シロクロ……自信が忘れることも……シロクロの……記憶力は……鳥頭と……本人が……言ってた……』
契禊姫「そうなんだ……て事は設定も?」
レスティア『うん……忘れる可能性もあり……ガバの可能性も……だから……後書きに……残すて……私達の設定も……その影響……』
契禊姫「成程……。と、ゲストは2人だね。どうぞ」
フィラー『皆様。演出家の現荒人神姫・フィラーです。契禊姫さん。綺麗ですね』
フィル『あー、ハイハイ。そう言うのは良いから。現荒人神姫のフィル。と、さっきの話での質問なんだけど……設定のガバは私達の性格も?』
レスティア『……うん……変わる事もある……さて……2人は……最強の現荒人神姫……取り敢えず……何話す?……設定?』
フィラー『そうですね。私が言う演目はそのまま意味で、筋書きよりもアドリブが多いですね……レスティアさんが本編では最強の立ち位置なのですから……』
レスティア『……そうなの?……それと……男だと思われてるけど……現荒人神姫なら女では?……』
フィラー『男ですよ。と言っても……現荒人神姫はそう認識されてるだけで男でも女でもどちらでもなれますね』
契禊姫「初めて知った……フィルさんは?」
フィル『私か……そうね。なぜ封印された理由の方が良いよね?』
契禊姫「そう!」
フィル『レスティアが強いと言われてるが、実際の所私の能力が原因ですね……因みにネタバレになると【崩壊】は今の契禊姫では、使えませんね。それにレスティアを元にしてるから余計に使う事が無い……誰が封印したのかは……本編でも出ると思うけど……』
レスティア『……聞いてきたら……良いて……』
フィル『詳しく説明するとフィラーに洗脳されて操られたのをレスティアの手によって封印された。それは他の現荒人神姫は知らない上にフィラーが持っていた理由』
フィラー『演目の一人ですから。それはそうとシロクロとは?』
契禊姫「Naikuro@シロ naisiro@クロの略称。本人曰く名前は決まってるけど面倒臭いのでシロクロと」
フィル『なっ……成程。随分適当だね。お2人に任せるとか……』
レスティア『……シロクロは……私達の名は……前の違う出す前の……作品から存在してる……らしい……それもあって……思入れが……強いみたい……』
フィラー『愛されてますね』
レスティア『うん……と……時間……今回は……フィルの登場……契禊姫の過去の……出来なかった……続き……』
契禊姫『今回のゲストはフィルさんとフィラーさんです!』
フィル・フィラー『『では、本編へ』』
手には作った龍型の荒神のメモリーの一個。あの時にレスティアによって奪われたのだろうと
『流石はレスティアさん』
そう呟き破壊した。あの少女を復活させる為に襲わせたが……また、レスティアに
それも2回と防がれる。レスティアの力のせいで最近になって見つけたのに……阻止される
『……最悪。次の演目の練り直しですね』
フィラーは諦めていなかった。彼女程の現荒人神姫になれる存在はそうは居なかったのだから
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私は彼女の話を聞いた。覚えていた仲良しだったのと、その時の無くなった記憶。親が居ない理由。全てを聞いた
最初は困惑したが、次第に自分が許せなくなっていた。でも、彼女は私の頬に触れて
『……違う……悪いのは彼奴……私は……その為に……貴女の……傍から……離れた……そして……また会った……』
そう言って、私の現荒人神姫としてのメモリーを私の前に
『……この子は……現荒人神姫・フェル……私達は……【七つの大罪】……フィルは……《憤怒》……私は《色欲》……フィラーは《ご右翼》……そして……契禊姫……』
彼女は私の方を見て答えた
『【虚栄】……災害によって……手にした……称号……その子を……救って……』
私はゆっくりと手にするとメモリーは浮かび上がり、私の胸元へと突き刺さる
それは最初に受けた痛みと同じだが、違うのは現荒人神姫の男にやられた痛みとは別だった
私はそれを取り込むと一気に荒神へと。長く伸びた銀髪の髪に、赤く染った瞳。私はゆっくりと顔を上げて
『レスティア。私は利用された?』
私の口で彼女はそう言うと、レスティアは頷いた。すると手加減したのか周囲の数センチが崩壊した
彼女の能力は【崩壊】……そう感じてそう思った
『この体に……悪い事をした。今なら何でも願いを叶える』
私の意思を思っての発言だと。でも……私は無いと意志を強くする
気が付くと真っ暗な空間に私と……私そっくりな彼女が
『望みは?』
私は首を横に振る
『望みは?』
再びそれを繰り返す。私はそれを否定する為に首を横に振り続ける
『はぁ……私は操られて貴女の意志とは関係無しに行った。償いさせて』
彼女は私にそう言うが、私は首を横に振る。彼女は諦めて
『なら……貴女が私を引き継ぐといいわ。貴女は現荒人神姫の資格はある。それは私と混じったからこそ得た資格』
彼女は私の手を優しく包み込む。暖かくそして、優しい感じがした。彼女が【憤怒】とは思えない
だけど、彼女は現荒人神姫。彼女は前髪を横にずらして
『そのメモリーは私のメモリーで貴女のメモリー。でも……気をつけて。彼奴はこのメモリーを利用してる』
彼女から忠告を受けた。私は頷くと彼女は微笑み
『私の力は【崩壊】。正しく使って。そして……間違えないで。あともう一つ』
彼女はもう1つのメモリーを私の掌に
『貴女のメモリー。貴女だけは利用されないように隠したの。それだけ貴女は特別な存在よ』
私と彼女の間にはメモリーが3本も浮かんでいた
一つはレスティア。一つはフィル。そして……私のメモリー
『現荒人神姫のメモリーが3つ。凄いね……私には届かない。七人の現荒人神姫の内の2つを貴女は取り込み物にしてる
普通では出来ない』
彼女はそう答え、そして微笑んでいた。彼女にとっての私は特別。そんな言いげな表情だった
彼女は踵を返して踊り始めた。その踊りは優雅で儚げな踊り。私はそれに見とれて
『私の後継者。彼奴には気を付けて。打つ手を間違えないで。彼奴は……狡猾だから。私は封印され眠っていたが解放したのは彼奴。彼奴の闇には気を付けて』
彼女は私の前に腕を差し出して胸元に
『私は貴女に会えて良かった。貴女だからこそ……私は貴女に力を引き継がせる事が出来る。私の力を正しく使って……私の望みは平和なのだから』
そう言って光の粒子になると私の中へと流れ込み、私は彼女の姿を反映させた姿へと
腰まで伸びた銀髪の髪に、前髪の左右が長く伸びていた。白のシャツに黒のスカート。ロングコートを羽織り、赤い瞳に。私は……現荒人神姫として覚醒した
現荒人神姫の中でも彼女は平和を願っていた。それは嘘とも思えなかった。彼女の本音は本物だと。そう感じたから
私は彼女の思いを引き継いで、彼女の願いを叶える事にした。その為に……私は彼女の力を使って練習する事に
幸いにも現実ではレスティアが居る。何かあってもレスティアが対処出来るのだろうと。私は現荒人神姫の彼女を信じてるのだから。昔も今も。ずっと……
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意識が戻ると彼女は私の目の前に居た
『帰ってきた……どう……と……聞くまでも……無いね……』
私は頷いた。彼女と話してようやく纏まったのだから
メモリーを手に私は握った。そして
「頑張ろうと思う……」
私はそう彼女に言うと、彼女は微笑み頷いた。私は立ち上がり電話の方に
設定
《七つの大罪》……この世界で言う所の現荒人神姫の二つ名。
フィラーは『強欲』
フィルは『憤怒』
レスティア『色欲』
例外として
契禊姫『虚栄』
登場人物
現荒人神姫・フィル……契禊姫を支配し操った現荒人神姫。今は契禊姫に継承させて自身は消滅してる
能力【崩壊】……触れたもの、周囲を触れずに崩壊させる事が出来、加減も可能